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公開番号2025115025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009324
出願日2024-01-25
発明の名称覚醒状態判別方法及び覚醒状態判別装置
出願人日産自動車株式会社,国立大学法人東京科学大学
代理人個人,個人,個人
主分類A61B 5/16 20060101AFI20250730BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】被検者の覚醒状態を短時間でより正確に判別することが可能な覚醒状態判別方法及び覚醒状態判別装置を提供する。
【解決手段】被検者の脳活動信号を測定するステップ(ST1)と、被検者の注意を引く注意対象が出現した場合に、予め設定される一定時間における脳活動信号を抽出するステップ(ST3)と、抽出された脳活動信号の特徴を算出するステップ(ST4)と、算出された脳活動信号の特徴から被検者の覚醒状態を判別するステップと(ST5ないしST7)、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
被検者の脳活動信号を測定するステップと、
前記被検者の注意を引く注意対象が出現した場合に、予め設定される一定時間における前記脳活動信号を抽出するステップと、
抽出された前記脳活動信号の特徴を算出するステップと、
算出された前記脳活動信号の特徴から前記被検者の覚醒状態を判別するステップと、
を備えることを特徴とする覚醒状態判別方法。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記被検者の覚醒状態を判別するステップは、
前記被検者における覚醒努力の有無を判別するステップであることを特徴とする請求項1に記載の覚醒状態判別方法。
【請求項3】
前記被検者の前記覚醒努力を判別するに当たって、前記脳活動信号の特徴を算出するステップでは、
抽出された前記脳活動信号において前記覚醒努力が認められる場合と前記覚醒努力が認められない場合とを有意に区別することが可能な前記脳活動信号が測定された特定部位を算出するステップと、
算出された前記特定部位における前記脳活動信号を用いて前記脳活動信号の特徴を算出するステップと、を備え、
前記被検者の前記覚醒努力は、前記特定部位における前記脳活動信号の特徴を基に判別されることを特徴とする請求項2に記載の覚醒状態判別方法。
【請求項4】
前記覚醒努力を判別するステップにおいて前記覚醒努力が認められると判別された場合に、さらに、前記覚醒努力を複数のレベルに区分けするステップを備えることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の覚醒状態判別方法。
【請求項5】
前記被検者の覚醒状態を判別するステップは、
前記覚醒努力を判別するステップの後に行われる前記被検者における客観覚醒度を判別するステップであることを特徴とする請求項2に記載の覚醒状態判別方法。
【請求項6】
前記被検者の前記客観覚醒度を判別するに当たって、前記脳活動信号の特徴を算出するステップでは、
抽出された前記脳活動信号において前記客観覚醒度が認められる場合と前記客観覚醒度が認められない場合とを有意に区別することが可能な前記脳活動信号が測定された特定部位を算出するステップと、
算出された前記特定部位における前記脳活動信号を用いて前記脳活動信号の特徴を算出するステップと、を備え、
前記被検者の前記客観覚醒度は、前記特定部位における前記脳活動信号の特徴を基に判別されることを特徴とする請求項5に記載の覚醒状態判別方法。
【請求項7】
前記客観覚醒度を判別するステップにおいて、前記覚醒努力が認められた場合、及び、前記覚醒努力が認められなかった場合のそれぞれの場合に、前記客観覚醒度を複数のレベルに区分けするステップを備えることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の覚醒状態判別方法。
【請求項8】
前記被検者の覚醒状態を判別するステップは、
前記覚醒努力を判別するステップの後に行われる前記被検者における主観覚醒度を判別するステップであることを特徴とする請求項2に記載の覚醒状態判別方法。
【請求項9】
前記被検者の前記主観覚醒度を判別するに当たって、前記脳活動信号の特徴を算出するステップでは、
抽出された前記脳活動信号において前記主観覚醒度が認められる場合と前記主観覚醒度が認められない場合とを有意に区別することが可能な前記脳活動信号が測定された特定部位を算出するステップと、
算出された前記特定部位における前記脳活動信号を用いて前記脳活動信号の特徴を算出するステップと、を備え、
前記被検者の前記主観覚醒度は、前記特定部位における前記脳活動信号の特徴を基に判別されることを特徴とする請求項8に記載の覚醒状態判別方法。
【請求項10】
前記主観覚醒度を判別するステップにおいて、前記覚醒努力が認められた場合、及び、前記覚醒努力が認められなかった場合のそれぞれの場合に、前記主観覚醒度を複数のレベルに区分けするステップを備えることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の覚醒状態判別方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施の形態は、覚醒状態判別方法及び覚醒状態判別装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、運転者の脳活動状態を測定して測定されたデータを基に運転者の眠気を判断し、眠気が判断された場合には、運転者に対してアラートを通知する眠気警告システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-018779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1における眠気警告システムにおいて運転者の眠気を判断するに当たって用いられるデータは、例えば60分といった長い時間にわたって脳活動状態が測定された結果取得されるものである。
【0005】
このように長時間にわたって脳活動状態が測定される間に、眠気を示すデータが取得されるが、その際、人の生理活動に伴う影響が眠気を示すデータに及ぼされる可能性も考えられる。このような生理活動による影響を受けると、眠気を示すデータの正確性が担保できない。また、長時間の測定を必要とすることから、運転者の眠気をリアルタイムで分析することは困難である。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、被検者の覚醒状態を短時間でより正確に判別することが可能な覚醒状態判別方法及び覚醒状態判別装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施の形態における覚醒状態判別方法は、被検者の脳活動信号を測定するステップと、被検者の注意を引く注意対象が出現した場合に、予め設定される一定時間における脳活動信号を抽出するステップと、抽出された脳活動信号の特徴を算出するステップと、算出された脳活動信号の特徴から被検者の覚醒状態を判別するステップと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明はこのような構成を採用したことから、被検者の覚醒状態を短時間でより正確に判別することが可能な覚醒状態判別方法及び覚醒状態判別装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態における覚醒状態判別装置の全体構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態における覚醒状態判別方法の全体の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態において覚醒努力の有無を判別する際に用いる脳活動信号の特徴を算出する流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態において覚醒努力の有無を判別する流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態において覚醒努力が認められた場合に、当該覚醒努力のレベルを区分けする処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態において客観覚醒度を判別する際に用いる脳活動信号の特徴を算出する流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態において覚醒努力が認められた場合の客観覚醒度のレベルを区分けする流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態において覚醒努力が認められない場合の客観覚醒度のレベルを区分けする処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態において主観覚醒度を判別する際に用いる脳活動信号の特徴を算出する流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態において覚醒努力が認められた場合の主観覚醒度のレベルを区分けする流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の形態において覚醒努力が認められない場合の主観覚醒度のレベルを区分けする処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下に示す本発明の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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