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公開番号2025162041
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-27
出願番号2024065135
出願日2024-04-15
発明の名称車両用荷室における排熱構造
出願人日産自動車株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類B60K 11/06 20060101AFI20251020BHJP(車両一般)
要約【課題】荷物収容部の収容能力の低下を抑制できる車両用荷室における排熱構造を提供する。
【解決手段】車両用荷室における排熱構造は、ラゲッジボックス10と、発熱部品と、冷却手段と、ドラフタ40と、ダクト50と、を有する。ラゲッジボックスは、車両の荷室に設置され、荷物を収容する荷物収容部11と、荷物収容部よりも浅底で車両備品60を収容する備品収容部12とを有する。発熱部品は、ラゲッジボックスの前部よりも車両前方側に設置され、駆動時に発熱する。冷却手段は、発熱部品を空気によって冷却する。ドラフタは、ラゲッジボックスに向かい合う車体パネル70に設置され車外と連通する。ダクトは、冷却手段とドラフタとを連通し、ラゲッジボックスの下部に設定される。ダクトの少なくとも一部は、ラゲッジボックスの備品収容部の下部に配設される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の荷室に設置され、荷物を収容する荷物収容部と、前記荷物収容部よりも浅底で車両備品を収容する備品収容部とを有するラゲッジボックスと、
前記ラゲッジボックスの前部よりも車両前方側に設置され、駆動時に発熱する発熱部品と、
前記発熱部品を空気によって冷却する冷却手段と、
前記ラゲッジボックスに向かい合う車体パネルに設置され車外と連通するドラフタと、
前記冷却手段と前記ドラフタとを連通し、前記ラゲッジボックスの下部に設定されたダクトと、を有し、
前記ダクトの少なくとも一部は、前記ラゲッジボックスの前記備品収容部の下部に配設されてなる、車両用荷室における排熱構造。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記ダクトは、前記ラゲッジボックスの外面に形成された切り欠きと、前記車体パネルとによって形成される、請求項1に記載の車両用荷室における排熱構造。
【請求項3】
前記ラゲッジボックスは、発泡材料から形成される、請求項1に記載の車両用荷室における排熱構造。
【請求項4】
前記ラゲッジボックスは、底の深さが異なる複数の前記備品収容部を有し、
前記ダクトの少なくとも一部は、複数の前記備品収容部のうち、前記底と前記ラゲッジボックスの下部面との間の寸法が大きい方の前記備品収容部の下部に配設されてなる、請求項1に記載の車両用荷室における排熱構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用荷室における排熱構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両用荷室は、ラゲッジボードと、ラゲッジボードの下方に設置されるラゲッジボックスと、を有する。ラゲッジボックスは、荷物を収容する荷物収容部と、ジャッキなどの車両備品を収容する備品収容部とを有する(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-226297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動車などにおいては、ラゲッジボックスの前部よりも車両前方側に、インバータなどが設置される。インバータは、駆動時に発熱する発熱部品である。発熱部品は、空気によって冷却される。発熱部品を冷却した冷却風を車両後部のドラフタへ導くダクトを有する場合がある。
【0005】
ダクトをラゲッジボックスの荷物収容部の下部に設置すると、荷物収容部の底部が高くなってしまい、収容能力が低下する恐れがある。
【0006】
そこで、本発明は、荷物収容部の収容能力の低下を抑制できる車両用荷室における排熱構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明の車両用荷室における排熱構造は、ラゲッジボックスと、発熱部品と、冷却手段と、ドラフタと、ダクトと、を有する。前記ラゲッジボックスは、車両の荷室に設置され、荷物を収容する荷物収容部と、前記荷物収容部よりも浅底で車両備品を収容する備品収容部とを有する。前記発熱部品は、前記ラゲッジボックスの前部よりも車両前方側に設置され、駆動時に発熱する。前記冷却手段は、前記発熱部品を空気によって冷却する。前記ドラフタは、前記ラゲッジボックスに向かい合う車体パネルに設置され車外と連通する。前記ダクトは、前記冷却手段と前記ドラフタとを連通し、前記ラゲッジボックスの下部に設定される。そして、前記ダクトの少なくとも一部は、前記ラゲッジボックスの前記備品収容部の下部に配設されてなる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の車両用荷室における排熱構造によれば、ダクトの少なくとも一部をラゲッジボックスの備品収容部の下部に配設しているため、荷物収容部の底部が高くならない。したがって、荷物収容部の収容能力の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車両後方部分を示す概略斜視図である。
ラゲッジボックスを示す概略斜視図である。
実施形態のラゲッジボックスを示す断面図である。
変形例のラゲッジボックスを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ここで示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するために例示するものであって、本発明を限定するものではない。よって、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者等により考え得る実施可能な他の形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範囲、要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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