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公開番号2025164343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024068238
出願日2024-04-19
発明の名称エンジンのアンダカバー
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62D 25/20 20060101AFI20251023BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】エンジン側のオイル排出口から排出されるエンジンオイルを確実に受けつつ空力性能や音振性能に優れるエンジンのアンダカバーを提供する。
【解決手段】アンダカバー40は、エンジン10の下方に付設されてオイル受面41を有する。オイル受面41は、エンジン側のオイル排出口21の下方にオイル抜き穴42を有し、オイル抜き穴42は、オイル排出口21のドレンボルト30の軸方向CLに対向する位置に開口している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンの下方に付設されてオイル受面を有するアンダカバーであって、
前記オイル受面は、エンジン側のオイル排出口の下方にオイル抜き穴を有し、
前記オイル抜き穴は、前記オイル排出口のドレンボルトの軸方向に対向する位置に開口していることを特徴とするエンジンのアンダカバー。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記オイル抜き穴の周囲に、上方に凸のオイル受け壁を有する請求項1に記載のエンジンのアンダカバー。
【請求項3】
前記オイル受け壁は、前記オイル排出口から排出されるエンジンオイルの吹き出し方向側にある対向側受壁の凸の高さよりもエンジンオイルの吹き出し方向とは反対側にある反対向側受壁の凸の高さが低くなっている請求項2に記載のエンジンのアンダカバー。
【請求項4】
前記オイル受面は、前記オイル受け壁から前記オイル抜き穴に向かってエンジンオイルを流す下り勾配の傾斜を有する請求項2に記載のエンジンのアンダカバー。
【請求項5】
前記オイル抜き穴の開口面積は、前記オイル排出口の開口面積よりも開口面積が大きい請求項1に記載のエンジンのアンダカバー。
【請求項6】
前記オイル抜き穴は円形であって、その開口径は、前記ドレンボルトのフランジの外径よりも大きい請求項5に記載のエンジンのアンダカバー。
【請求項7】
前記オイル抜き穴は円形であって、その開口径は、前記ドレンボルトの着脱に使用する工具が挿入される部分の挿入方向と直交する方向での外径よりも大きい請求項5に記載のエンジンのアンダカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンのアンダカバーに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1記載の技術には、エンジンのオイルパンからのエンジンオイルの流出方向に対し、直交方向にオイル受けを設けるとともに、エンジンオイルの流れを考慮して、排出口の開口径を大きく設定したアンダカバーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平2-8684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示されるアンダカバーでは、エンジンのオイルパンから排出されるエンジンオイルの流出方向に対して直交方向にのみオイル受けを設けている。
そのため、直交方向のみでのオイル受けでは、エンジンオイルの流出時に、エンジンオイルが横方向に広がるように飛散した場合、エンジンオイルを確実に受けることが困難である。
【0005】
また、オイル排出時、エンジンオイルの残量減による流量減少に伴って、オイルパンの表面を伝わったエンジンオイルを受けることが困難である。さらに、アンダカバーのオイル排出口の開口径を大きく設定しているため、空力性能や音振性能に対し不利な形状である。
【0006】
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、エンジン側のオイル排出口から排出されるエンジンオイルを確実に受けつつ、空力性能や音振性能に優れるエンジンのアンダカバーを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るエンジンのアンダカバーは、エンジンの下方に付設されてオイル受面を有するアンダカバーであって、前記オイル受面は、エンジン側のオイル排出口の下方にオイル抜き穴を有し、前記オイル抜き穴は、前記オイル排出口のドレンボルトの軸方向に対向する位置に開口している。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、エンジン側のオイル排出口から排出されるエンジンオイルを確実に受けつつ、空力性能や音振性能に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一態様に係るエンジンのアンダカバーの一実施形態を説明する模式的断面図であり、同図は、エンジンが搭載される車両の前後方向に沿った断面を示している。
図1のアンダカバーのオイル受面部分を説明する模式的斜視図である。
図1のアンダカバーのオイル受面の形成範囲を説明する模式図であり、同図の上側は、オイルパンのオイル排出口から排出されるエンジンオイルの排出範囲のイメージを示し、同図下側は、エンジンオイルの排出範囲に応じてオイル受面の形成範囲を設定するイメージを示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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