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公開番号
2025180612
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024088061
出願日
2024-05-30
発明の名称
表示制御方法及び表示制御装置
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G09G
5/00 20060101AFI20251204BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】画像の視認性に対する配慮の充実を図る。
【解決手段】車両10の表示器15における画像の表示を制御する装置であって、選択部213、照度検出部214、判定部215、制御部216を備える。選択部213は、表示器15に表示する画像を選択する。照度検出部214は、車両10の周辺の照度を検出する。判定部215は、検出した照度に対応する色相を判定する。制御部216は、選択部213が、表示器15に表示する画像として車両10の周辺を含む周囲画像39を選択している場合に、判定した色相の補助表示要素の画像を周囲画像39に重畳した重畳画像45を表示器15に表示させる。制御部216は、検出した照度が変化した場合に、重畳画像45における補助表示要素の色相を、車両10の乗員による表示器15の視認結果に対応する速度で、検出した変化後の照度に対応する色相に移行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の表示器における画像の表示をコンピュータにより制御する方法であって、
前記表示器に表示する画像として前記車両の周辺を含む周囲画像が選択されている場合に、前記コンピュータにより、
前記車両の周辺の照度を検出し、
検出した前記照度に対応する色相を判定し、
判定した前記色相の補助表示要素の画像を前記周囲画像に重畳した重畳画像を前記表示器に表示させ、
検出した前記照度が変化した場合に、前記重畳画像における前記補助表示要素の色相を、前記車両の乗員による前記表示器の視認状態の認識結果に対応する速度で、検出した変化後の前記照度に対応する色相に移行させる、
表示制御方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記認識結果が、前記乗員による前記表示器の視認を検出した第1状態である場合に、前記移行の速度を第1速度とし、前記認識結果が、前記乗員による前記表示器の視認を検出しなかった第2状態である場合に、前記移行の速度を、前記第1速度よりも速い第2速度とする、
請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項3】
検出した前記照度が、前記重畳画像における前記補助表示要素の色相の移行中に、変化前の元の照度に再変化した場合に、前記重畳画像における前記補助表示要素の色相を、前記移行中と同じ速度で、前記元の照度に対応する色相に再移行させる、
請求項2に記載の表示制御方法。
【請求項4】
検出した前記照度が変化した場合、変化後の前記照度が所定時間以上継続した後に、前記重畳画像における前記補助表示要素の色相を移行させる、
請求項1~3のいずれか1項に記載の表示制御方法。
【請求項5】
前記車両の内部における外光の照度を測定し、測定した前記外光の照度に基づいて前記車両の周辺の照度を検出する、
請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項6】
前記補助表示要素は、前記車両の周辺における前記車両の予想移動軌跡を示す線である、
請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項7】
前記予想移動軌跡を示す線の、検出した前記照度に対応する色相を、前記予想移動軌跡を示す線の単位長さの部分毎に判定する、
請求項6に記載の表示制御方法。
【請求項8】
連続する2つの前記単位長さの部分に対してそれぞれ判定した2つの前記色相の中間色を、連続する2つの前記単位長さの部分の境界部の、検出した前記照度に対応する色相として判定する、
請求項7に記載の表示制御方法。
【請求項9】
検出した前記照度が場所によって異なる2以上の照度を含む場合に、前記重畳画像における前記補助表示要素を、場所毎に検出した前記照度に対応する明度で前記表示器に表示させる、
請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項10】
前記重畳画像における前記補助表示要素を、1つの前記場所について検出した前記照度に対応する色相で前記表示器に表示させる、
請求項9に記載の表示制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御方法及び表示制御装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、視認者の周囲の明るさが、明るい状況から暗い状況へと変化すると、表示器に表示する、車両の走行範囲を含む全体の画像の輝度を、低下させる発明が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-65806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
視認者の周囲の明るさの変化に合わせて画像の輝度を変更するだけでは、画像の視認性に対する配慮の充実を図れない可能性がある。本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、画像の視認性に対する配慮の充実を図ることができる表示制御方法及び表示制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一つの態様に係る表示制御方法は、車両の表示器における画像の表示をコンピュータにより制御する方法を提供する。表示制御方法では、表示器に表示する画像として車両の周辺を含む周囲画像が選択されている場合に、コンピュータによって、車両の周辺の照度を検出し、検出した照度に対応する色相を判定する。さらに、コンピュータによって、判定した色相の補助表示要素の画像を周囲画像に重畳した重畳画像を表示器に表示させる。検出した照度が変化した場合は、重畳画像における補助表示要素の色相を、車両の乗員による表示器の視認状態の認識結果に対応する速度で、検出した変化後の照度に対応する色相に移行させる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、運転者が運転操作の際に視認する画像について、視認性に対する配慮の充実を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明の実施形態に係る表示制御方法が適用される表示制御装置を搭載した車両の構成を示すブロック図である。
図2は、車両の車室内の一例を前方部分について示す図である。
図3は、シフトポジション信号がリバースであるときに制御部が表示器に表示させる重畳画像の例を示す図である。
図4は、シフトポジション信号がリバースであるときの重畳画像の比較例を示す図である。
図5は、シフトポジション信号がリバースであるときに制御部が表示器に表示させる重畳画像の例を示す図である。
図6は、シフトポジション信号がリバースであるときの重畳画像の比較例を示す図である。
図7は、シフトポジション信号がリバースであるときに制御部が表示器に表示させる重畳画像の例を示す図である。
図8は、制御部が本発明の第1実施形態に係る表示制御方法を実行する際の手順の例を示すフローチャートである。
図9は、車両の場所の日照状態と表示器に表示された重畳画像の案内線の色相との関係の例を示す図である。
図10は、車両の場所の日照状態と表示器に表示された重畳画像の案内線の色相との関係の例を示す図である。
図11は、車両の場所の日照状態が日向から日陰に変わった場合に、案内線の色相の移行中に表示器に表示される重畳画像の例を示す図である。
図12は、車両の場所の日照状態と表示器に表示された重畳画像の案内線の色相との関係の例を示す図である。
図13は、車両の場所の日照状態と表示器に表示された重畳画像の案内線の色相との関係の例を示す図である。
図14は、車両の場所の日照状態が日向から日陰に変わった後、再び日向に変わった時点で、表示器に表示される重畳画像の例を示す図である。
図15は、車両の場所の日照状態と表示器に表示された重畳画像の案内線の色相との関係の例を示す図である。
図16は、車両の場所の日照状態と表示器に表示された重畳画像の案内線の色相との関係の例を示す図である。
図17は、制御部が本発明の第2実施形態に係る表示制御方法を実行する際の手順の例の一部を示すフローチャートである。
図18は、日向の周囲画像に日陰が混在する重畳画像の例を示す図である。
図19は、日向の周囲画像に日陰が混在する重畳画像の例を示す図である。
図20は、案内線の各単位長さの部分の明度と、周囲画像における案内線の各単位長さの部分が配置される場所の照度と、の関係の例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して、実施形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0009】
[表示制御装置と周辺装置の構成]
図1は、実施形態に係る表示制御方法が適用される表示制御装置を搭載した車両の構成を示す図である。図1に示すように、車両10は、第1カメラ11、第2カメラ13、表示器15、照度センサ17、カメラボタン19及び表示制御装置21を備えている。
【0010】
第1カメラ11は、車両10の周辺を撮像する。車両10の周辺は、車両10の車体の外側を指す。車両10の周辺は、車体を含んでもよい。第1カメラ11は、車体の表面部に配置されている。本実施形態では、車両10の前端部、後端部、車両10の左右のドアミラー(図示せず)のそれぞれに、第1カメラ11が配置されている。車両10の前端部、後端部は、車両10のルーフ部29(図2参照)の前端部、後端部であってもよい。車両10の前端部、後端部の第1カメラ11のそれぞれは、車両10の前方、後方を撮像する。ドアミラーの第1カメラ11のそれぞれは、車両10の左右の側方を撮像する。第1カメラ11の撮像画像は、昼間の日向の場所では、照度が高く明るい色となり、夜間又は昼間の日陰の場所では、照度が低く暗い色となる。第1カメラ11は、CCD(Charge-Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を有する。第1カメラ11の撮像信号は、表示制御装置21に出力される。
(【0011】以降は省略されています)
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