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公開番号2025115784
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010428
出願日2024-01-26
発明の名称車両の排気管支持構造
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60K 13/04 20060101AFI20250731BHJP(車両一般)
要約【課題】従来の排気管支持構造では、車両衝突時に、燃料タンクとハンガ本体の切断端面とが接触する恐れがあった。
【解決手段】車両のフロアFの下側において、燃料タンクTの車両後方側で排気管1を支持する構造であって、排気管1に固定するブラケット3と、フロアFの下側における固定部位に吊設したラバー部品4と、ブラケット3及びラバー部品4に連結する支持ロッド5とを備え、支持ロッド5が、その一端部にラバー部品4への挿通部5Aを有すると共に、他端部に切断端面Cを有し、切断端面Cを排気管1に近接配置した状態にしてブラケット3に固定したことにより、防振性を確保しつつ排気管1を支持し、車両が衝突した際に、燃料タンクTと支持ロッド5の切断端面Cとの接触を抑制する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロアの下側において、燃料タンクの車両後方側で排気管を支持する構造であって、
前記排気管に固定するブラケットと、前記フロアの下側における固定部位に吊設したラバー部品と、前記ブラケット及び前記ラバー部品に連結する支持ロッドとを備え、
前記支持ロッドが、その一端部に前記ラバー部品への挿通部を有すると共に、他端部に切断端面を有し、前記切断端面を前記排気管に近接配置した状態にして前記ブラケットに固定してあることを特徴とする車両の排気管支持構造。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記支持ロッドが、前記切断端面を前記排気管に近接配置するとともに車両後方に向けた状態にして前記ブラケットに固定してあることを特徴とする請求項1に記載の車両の排気管支持構造。
【請求項3】
前記固定部位に固定する第2ブラケットと、前記ラバー部品及び前記第2ブラケットに連結する第2支持ロッドとを備え、
前記第2支持ロッドが、その一端部に前記ラバー部品への挿通部を有すると共に、他端部に切断端面を有し、前記切断端面を前記排気管又は車両後方に向けた状態にして前記第2ブラケットに固定してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の排気管支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のフロアの下側において、排気管を支持するのに用いられる車両の排気管支持構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来における車両の排気管支持構造としては、例えば、特許文献1に記載されているものがある。特許文献1には、車両のフロアの下側において、クロスメンバに排気管を支持するための支持機構が記載されている。支持機構は、クロスメンバに固定された第1ハンガと、触媒に固定された第2ハンガと、第1ハンガ及び第2ハンガを夫々挿通させるハンガゴムを有するマウント部材とを備えている。
【0003】
第1ハンガは、クロスメンバに固定するブラケットと、一端部をマウント部材に挿通させたロッド状のハンガ本体とを備え、ハンガ本体の他端部をブラケットに固定する。第2ハンガは、触媒に固定するブラケットと、一端部をマウント部材に挿通させたロッド状のハンガ本体とを備え、ハンガ本体の他端部をブラケットに固定する。これにより、支持機構は、防振性を確保しながら、クロスメンバに排気管を支持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6149774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記した排気管支持構造は、通常、車両のフロアの下側において、燃料タンクの車両後方側に配置されており、ロッド状のハンガ本体の他端部には、切断したままのコバ(木端)すなわち切断端面が露出している。このため、従来の排気管支持構造では、車両衝突時に、燃料タンクとハンガ本体の切断端面とが接触する恐れがあった。なお、ハンガ本体の切断端面を滑らかに加工することも考えられるが、1つの車両に複数のハンガが用いられるので、製造コスト等を考慮すると、全てのハンガに加工を行うのは現実的ではない。
【0006】
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたものであって、車両のフロアの下側において、防振性を確保しつつ排気管を支持することができ、車両が衝突した際に、燃料タンクと支持ロッドの切断端面との接触を抑制することができる車両の排気管支持構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係わる車両の排気管支持構造は、車両のフロアの下側において、燃料タンクの車両後方側で排気管を支持する構造であって、排気管に固定するブラケットと、フロアの下側における固定部位に吊設したラバー部品と、ブラケット及びラバー部品に連結する支持ロッドとを備えている。そして、排気管支持構造は、支持ロッドが、その一端側にラバー部品への挿通部を有すると共に、他端部に切断端面を有し、切断端面を前記排気管に近接配置した状態にしてブラケットに固定してあることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係わる車両の排気管支持構造は、上記構成を採用したことにより、車両のフロアの下側において、防振性を確保しつつ排気管を支持することができ、車両が衝突した際に、燃料タンクと支持ロッドの切断端面との接触を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車両の排気管支持構造の第1実施形態を示す斜視図である。
図1中の排気管支持構造を拡大して示す斜視図である。
排気管支持構造の全体を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1実施形態>
図1に示す車両の排気管支持構造は、仮想線で示す車両のフロアFの下側において、燃料タンクTの車両後方側で排気管1を支持する支持機構A1を備えている。図1中に矢印で車両前方を示す。排気管1は、周知のように、図外のエンジンから燃料タンクTの下側を通って消音器2に至り、車両後部のマフラで開放されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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