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公開番号
2025093772
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209632
出願日
2023-12-12
発明の名称
全固体二次電池
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
10/6553 20140101AFI20250617BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】集電箔とタブリードとの接合部位の抵抗発熱を発電要素本体への伝熱を抑制した全固体二次電池を提供する。
【解決手段】本発明の全固体二次電池は、集電箔表面に負極活物質を有する負極と、硫化物固体電解質と、集電箔表面に正極活物質を有する正極とが、この順で積層された単電池を含む発電要素と、上記発電要素を収容して封止した外装体と、上記集電箔と接合して電力を入出力するタブリードと、を備える。
そして、上記タブリードと集電箔との接合部位の少なくとも一部が、上記外装体の外側に配置されていることとしたため、上記接合部位の抵抗発熱を発電要素本体への伝熱を抑制した全固体二次電池を提供できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
集電箔表面に負極活物質を有する負極と、硫化物固体電解質と、集電箔表面に正極活物質を有する正極とが、この順で積層された単電池を含む発電要素と、
上記発電要素を収容して封止した外装体と、
上記集電箔と接合して電力を入出力するタブリードと、を備える全固体二次電池であって、
上記タブリードと集電箔との接合部位の少なくとも一部が、上記外装体の外側に配置されていることを特徴とする全固体二次電池。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
上記接合部位の全部が、上記外装体の外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の全固体二次電池。
【請求項3】
上記集電箔と上記タブリードとの接合部位に放熱部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の全固体二次電池。
【請求項4】
上記放熱部材が、正極の接合部位と負極の接合部位とに分割されていることを特徴とする請求項3に記載の全固体二次電池。
【請求項5】
上記放熱部材と上記接合部位との間に絶縁体が挿入されていることを特徴とする請求項3に記載の全固体二次電池。
【請求項6】
上記発電要素が単電池を複数有し、
上記負極の集電箔同士及び/又は上記正極の集電箔同士が、上記集電箔と上記タブリードとの接合部位よりも内側で接合されていることを特徴とする請求項1に記載の全固体二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、全固体二次電池に係り、更に詳細には、電解質に硫化物固体電解質を用いた全固体二次電池に関する。
関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池は、高いエネルギー密度を有する二次電池として幅広く普及している。このリチウムイオン二次電池には、一般的に可燃性の有機溶媒が電解液に用いられているため、熱に対する安全性が問題となる場合があり、有機系の液体電解質に替えて、無機系の固体電解質を用いた固体電池が提案されている。
【0003】
特許文献1には、外装体の内部に、該外装体と発電要素とに接した伝熱体を設け、該伝熱体から外装体に伝熱させて放熱する全固体二次電池が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-113496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、充放電時の発熱は発電要素だけでなく、発電要素の集電箔と該集電箔に接合して電気を入出力するタブリードとの接合部位の抵抗によっても生じる。
【0006】
そして、全固体二次電池に用いられる硫化物固体電解質は、電解液に比して熱容量が小さく、硫化物固体電解質を用いた全固体二次電池はその温度が上昇し易いため、上記集電箔とタブリードとの接合部位の抵抗発熱による電池本体の温度上昇を無視することはできない。
【0007】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、集電箔とタブリードとの接合部位の抵抗発熱を発電要素本体への伝熱を抑制した全固体二次電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、集電箔とタブリードとの接合部位を外装体の外側に配置することにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明の全固体二次電池は、集電箔表面に負極活物質を有する負極と、硫化物固体電解質と、集電箔表面に正極活物質を有する正極とが、この順で積層された単電池を含む発電要素と、上記発電要素を収容して封止した外装体と、上記集電箔と接合して電力を入出力するタブリードと、を備える。
そして、上記タブリードと集電箔との接合部位の少なくとも一部が、上記外装体の外側に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、集電箔とタブリードとの接合部位を外装体の外側に配置することとしたため、上記接合部位の抵抗発熱が発電要素本体に伝熱することを抑制し、発電要素本体の温度上昇を抑制できる全固体二次電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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