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公開番号
2025096948
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212971
出願日
2023-12-18
発明の名称
車両用冷却システム
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60H
1/34 20060101AFI20250623BHJP(車両一般)
要約
【課題】従来の車両用冷却システムは、車室全体を効率良く冷却するのが難しいという問題点があった。
【解決手段】放射冷却層1を車両外面に有するルーフパネルRPと、その車両内面に沿って配置したルーフトリムRTと、ルーフパネルRPとルーフトリムRTとの間に形成され且つ車両後端側に空気導入口2を有する冷却空間3と、冷却空間3からフロントピラーPの内部を経てダッシュボードDに至る冷気ダクト4と、冷却空間3内に車両後方側から車両前方側に至る気流を発生させる気流発生器5とを備え、ダッシュボードDにおけるデフロスター6の空気流路6C又はその出口に、冷気ダクト4から冷気を放出する車両用冷却システムとし、少ないエネルギーで車室50内の空気の冷却を可能にし、デフロスター6を利用して車室50全体に循環する気流を形成して車室50全体を効率良く冷却する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
遠赤外線を放射する放射冷却層を車両外面に有するルーフパネルと、
前記ルーフパネルの車両内面に沿って配置したルーフトリムと、
前記ルーフパネルと前記ルーフトリムとの間に形成され且つ車両後端側に空気導入口を有する冷却空間と、
前記冷却空間の車両前端側からフロントピラーの内部を経てダッシュボードに至る冷気ダクトと、
前記冷却空間内に車両後方側から車両前方側に至る方向の気流を発生させる気流発生器とを備え、
前記ダッシュボードにおけるデフロスターの空気流路又は前記空気流路の出口に、前記冷気ダクトから冷気を放出することを特徴とする車両用冷却システム。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記冷気ダクトの外側を被覆する断熱材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却システム。
【請求項3】
前記デフロスターが、空気供給源を備えると共に、前記空気流路として、車室内に開放された空気吹出口と、前記空気供給源から前記空気吹出口に至る空気ダクトとを備え、
前記空気吹出口が、少なくとも車両左右方向の軸回りに空気の吹出方向を変化させる角度調整機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却システム。
【請求項4】
前記空気ダクトに、前記冷気ダクトが接続してあることを特徴とする請求項3に記載の車両用冷却システム。
【請求項5】
前記気流発生器が、前記冷却空間の車両前端側に配置してあることを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却システム。
【請求項6】
前記気流発生器を制御する気流制御器を備え、
前記気流制御器が、前記気流発生器の運転、停止、及び空気の流量調整を行う機能を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却システム。
【請求項7】
前記冷気ダクト、及び前記空気ダクトの少なくとも一方のダクトの途中に、その内部に流通する空気を外部に流出させる開放部を有することを特徴とする請求項3に記載の車両用冷却システム。
【請求項8】
前記冷却空間が、車両前端側から車両後端側の途中に、第2の空気導入口を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の各種車両において、車室の温度を低減させるのに用いられる車両用冷却システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、上記したような冷却システムとしては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、車両における前席の天井に配置した空調ユニットと、空調ユニットからセンターピラーの内部を経て前席の足元に至るダクトとを備えた車両用空調装置が開示されている。この車両用空調装置は、センターピラー内を通るダクトの中間部や、足元に配置したダクトの末端部に、空気の吹出口が設けてあり、車室内の快適性を高めるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-125896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来の車両用冷却システムは、主に、前席の乗員に対するものであって、車室全体を効率良く冷却するのが難しいという問題点があり、このような問題点を解決することが課題であった。
【0005】
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたものであって、少ないエネルギーで車室内の空気を冷却することが可能であると共に、デフロスターを利用して車室全体に循環する気流を形成し、車室全体を効率良く冷却することができる車両用冷却システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係わる車両用冷却システムは、遠赤外線を放射する放射冷却層を車両外面に有するルーフパネルと、ルーフパネルの車両内面に沿って配置したルーフトリムと、ルーフパネルとルーフトリムとの間に形成され且つ車両後端側に空気導入口を有する冷却空間とを備えている。また、車両用冷却システムは、冷却空間の車両前端側からフロントピラーの内部を経てダッシュボードに至る冷気ダクトと、冷却空間内に車両後方側から車両前方側に至る方向の気流を発生させる気流発生器とを備え、ダッシュボードにおけるデフロスターの空気流路又は空気流路の出口に、冷気ダクトから冷気を放出することを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係わる車両用冷却システムは、気流発生器により、車室内の空気を冷却空間に導入し、導入空気の熱をルーフパネルの放射冷却層により外界に放射して、導入空気を冷却する。そして、車両用冷却システムは、導入空気を冷気にして、冷気ダクトによりダッシュボードに導き、その冷気をフロントガラス用のデフロスターの空気流路又は空気流路の出口に供給することで、冷気を含む空気をダッシュボードの上部からフロントガラスの室内面に吹き出す。これにより、車室内には、前方側から後方側に至る方向の気流が発生し、車室後方側へ流れた空気の一部が空気導入口から冷却空間に導入される。
【0008】
本発明に係わる車両用冷却システムは、少ないエネルギーで車室内の空気を冷却することが可能であると共に、デフロスターを利用して車室全体に循環する気流を形成し、車室全体を効率良く冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車両用冷却システムの第1実施形態を説明する車両要部の側面説明図である。
図1に示す車両用冷却システムを示す車両要部の平面説明図である。
デフロスターの吹出口を説明する拡大図付きの側面図(A)、羽根板の角度を変化させる状態を示す側面図(B)、吹出口の平面図(C)、吹出口の他の例を示す側面図(D)、吹出口のさらに他の例を示す側面図(E)である。
車両用冷却システムの第2実施形態を説明する車両要部の平面説明図である。
車両用冷却システムの第3実施形態を説明する車両要部の側面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1実施形態>
図1~図3は、本発明に係わる車両用冷却システムの第1実施形態を示す図である。図1に示す車両Vは、図中の左方向が前方であり、図2に示す車両Vは、図中の下方向が前方である。車両Vは、ルーフR、フロントピラーP、及びフロントガラスGを備えると共に、車室50内に、前席FS及び後席RS、ダッシュボードD及びハンドルH等々を備えた一般的なものである。ルーフRは、外板であるルーフパネルRPと、内装材であるルーフトリムRTで構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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