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公開番号2025085458
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199349
出願日2023-11-24
発明の名称全固体電池
出願人日産自動車株式会社,ルノー エス.ア.エス.,RENAULT S.A.S.
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類H01M 50/474 20210101AFI20250529BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】一方の電極層の外側に配置された絶縁層の割れを防ぐことができる全固体電池を提供すること。
【解決手段】第1集電箔と、第1集電箔上に配置された第1電極層と、第1集電箔上に配置され、面方向における第1電極層の外側に配置された絶縁層と、第1電極層上に配置された固体電解質層と、固体電解質層上に配置された第2電極層と、第2電極層上に配置された第2集電箔と、絶縁層に加わる衝撃を吸収する、衝撃吸収部材と、を備え、衝撃吸収部材は、積層方向において絶縁層と対向する位置に配置されており、第2集電箔によって支持されている、全固体電池。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1集電箔と、
前記第1集電箔上に配置された第1電極層と、
前記第1集電箔上に配置され、面方向における前記第1電極層の外側に配置された絶縁層と、
前記第1電極層上に配置された固体電解質層と、
前記固体電解質層上に配置された第2電極層と、
前記第2電極層上に配置された第2集電箔と、
前記絶縁層に加わる衝撃を吸収する、衝撃吸収部材と、
を備え、
前記衝撃吸収部材は、積層方向において前記絶縁層と対向する位置に配置されており、前記第2集電箔によって支持されている、
全固体電池。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の全固体電池であって、
前記衝撃吸収部材は、前記絶縁層から離れている、
全固体電池。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記絶縁層は、前記固体電解質層と同じ材料により形成されているか、又は、前記固体電解質層よりも電子伝導性が低い材料により形成されている、
全固体電池。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記絶縁層と前記固体電解質層とは一体に形成されている、
全固体電池。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
積層方向に沿って見た場合に、前記第1集電箔及び第2集電箔は、タブが接続された辺であるタブ辺を有し、
前記衝撃吸収部材は、積層方向に沿って見た場合に、前記タブ辺と前記第1電極層との間に配置されている、
全固体電池。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記衝撃吸収部材は、積層方向に沿って見た場合に、前記第1電極層の全周を取り囲むように、枠状に配置されている、
全固体電池。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記衝撃吸収部材における前記絶縁層と対向する面が、衝撃吸収部材対向面として定義され、
前記絶縁層における前記衝撃吸収部材と対向する面が、絶縁層対向面として定義され、
前記衝撃吸収部材対向面及び前記絶縁層対向面は、非平面であり、
前記衝撃吸収部材対向面は、前記絶縁層対向面に対応する形状を有している、
全固体電池。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記絶縁層は、面方向における外側の端部を含む端部領域と、前記端部領域よりも内側の領域である内側領域とを有し、
前記衝撃吸収部材は、前記端部領域に対向する位置に配置され、前記内側領域に対向する位置には配置されていない、
全固体電池。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
積層方向に沿って見た場合に、前記衝撃吸収部材の外側端部は、前記絶縁層の外側端部よりも外側に位置している、
全固体電池。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
更に、前記第2集電箔上に配置された枠材、
を備え、
前記枠材は、前記絶縁層に対向する位置に配置されており、
前記衝撃吸収部材は、前記枠材上に配置されている、
全固体電池。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、全固体電池に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
全固体電池は、電解質層を含め、全ての構成要素が実質的に固体により構成された二次電池である。全固体電池として、固体電解質層と、固体電解質層を挟むように設けられた一対の電極層(正極層及び負極層)と、一対の電極層上にそれぞれ配置された集電箔(正極集電箔及び負極集電箔)とを有するものが知られている。
【0003】
電極層の周囲には、様々な理由により、何らかの構造体が設けられる場合がある。例えば、特許文献1(国際公開第2020/137388号パンフレット)には、特定のガラス転移温度を有する封止層が設けられた全固体電池が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/137388号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、一対の電極層のうちの一方(以下、第1電極層という場合がある)の外側に絶縁層が配置された全固体電池について検討している。このような位置に絶縁層を設けることによって、短絡防止などが期待できる。
【0006】
しかしながら、上記のような構成を採用した場合、運搬時や製造時等に、外部からの衝撃が絶縁層に加わりやすくなる。その結果、絶縁層が割れる場合がある。そこで、本発明の目的は、一方の電極層の外側に配置された絶縁層の割れを防ぐことができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様において、本発明に係る全固体電池は、第1集電箔と、第1集電箔上に配置された第1電極層と、第1集電箔上に配置され、面方向における前記第1電極層の外側に配置された絶縁層と、第1電極層上に配置された固体電解質層と、固体電解質層上に配置された第2電極層と、第2電極層上に配置された第2集電箔と、絶縁層に加わる衝撃を吸収する、衝撃吸収部材と、を備える。衝撃吸収部材は、積層方向において絶縁層と対向する位置に配置されており、第2集電箔によって支持されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、一方の電極層の外側に配置された絶縁層の割れを防ぐことができる技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施形態に係る全固体電池を示す概略断面図である。
図2は、第2の実施形態に係る全固体電池を示す概略断面図である。
図3は、第3の実施形態に係る全固体電池を模式的に示す平面図である。
図4は、第4の実施形態に係る全固体電池を概略的に示す平面図である。
図5は、第5の実施形態に係る全固体電池を示す概略断面図である。
図6は、第6の実施形態に係る全固体電池を示す概略断面図である。
図7は、第7の実施形態に係る全固体電池を示す概略断面図である。
図8は、第8の実施形態に係る全固体電池を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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