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公開番号2025097612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213894
出願日2023-12-19
発明の名称配車管理装置及び配車管理方法
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G08G 1/123 20060101AFI20250624BHJP(信号)
要約【課題】 目的地までの予想所要時間のばらつきを考慮して、ユーザの嗜好に合わせた走行ルートを提示する。
【解決手段】 本発明は、配車要求に基づき車両の配車を管理する配車管理装置である。前記装置は、ユーザの前記配車要求に応答して、走行ルートに基づく前記車両の配車計画を作成する配車計画作成部と、を備える。前記配車計画作成部は、配車された前記車両の走行実績情報を格納しておき、前記配車要求に基づいて走行ルート候補を抽出するとともに前記車両を抽出し、前記走行実績情報に基づいて算出される、前記走行ルート候補ごとの所要時間のばらつき度に対するばらつきしきい値に基づいて実効予想所要時間を算出し、前記配車要求が示す目的地までの平均予想所要時間のばらつき度に対する前記ユーザのばらつき許容度を決定し、前記ばらつき許容度及び前記実効予想所要時間に基づいて前記走行ルート候補の中から前記走行ルートを決定する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
配車要求に基づいて車両の配車を管理する配車管理装置であって、
配車された前記車両の走行実績情報を格納する走行実績情報データベースと、
各ユーザの前記配車要求に応答して、走行ルートに基づく前記車両の配車計画を作成する配車計画作成部と、を備え、
前記配車計画作成部は、
前記配車要求に基づいて、走行ルート候補を抽出する走行ルート候補抽出部と、
前記配車要求に基づいて、前記車両を抽出する候補車両抽出部と、
前記走行実績情報に基づいて算出される、前記走行ルート候補ごとの所要時間のばらつき度に対するばらつきしきい値を決定し、前記ばらつきしきい値に基づいて、実効予想所要時間を算出する実効予想所要時間算出部と、
前記配車要求が示す目的地までの平均予想所要時間のばらつき度に対する前記ユーザのばらつき許容度を決定するばらつき許容度決定部と、
前記ばらつき許容度及び前記実効予想所要時間に基づいて、前記走行ルート候補の中から前記走行ルートを決定する走行ルート決定部と、
前記配車計画に基づいて前記車両に配車指示を行う配車指示部と、を備える、
配車管理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ばらつき許容度決定部は、前記配車要求に基づいて前記ばらつき許容度を決定する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項3】
前記ユーザのユーザ情報を管理するユーザ情報データベースを更に備え、
前記ユーザ情報は、前記ユーザによって入力された前記ばらつき許容度を含み、
前記ばらつき許容度決定部は、前記ユーザ情報に基づいて、前記ばらつき許容度を決定する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項4】
前記ばらつき許容度決定部は、前記ユーザ情報が示す前記ユーザの個人属性情報に基づいて、前記ばらつき許容度を決定する、
請求項3に記載の配車管理装置。
【請求項5】
少なくとも1以上の前記走行ルートに基づく配車計画を前記ユーザに提示するための配車計画提案部を更に備える、
請求項3に記載の配車管理装置。
【請求項6】
前記ユーザ情報は、前記ユーザが前記少なくとも1以上の走行ルートの中から過去に選択した走行ルートの履歴情報を示す走行ルート選択履歴情報を含み、
前記ばらつき許容度決定部は、前記走行ルート選択履歴情報に基づいて、前記ユーザの前記ばらつき許容度を決定する、
請求項5に記載の配車管理装置。
【請求項7】
前記ばらつき許容度決定部は、前記走行ルート選択履歴情報が示す前記走行ルートの平均予想所要時間のばらつき度に基づいて、前記ばらつき許容度を決定する、
請求項6に記載の配車管理装置。
【請求項8】
前記走行ルート決定部は、前記ばらつき許容度が第1の許容しきい値よりも小さい場合、平均予想所要時間のばらつき度がより小さい前記走行ルート候補を前記走行ルートに決定する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項9】
前記走行ルート決定部は、前記ばらつき許容度が第2の許容しきい値よりも大きい場合、平均予想所要時間のばらつき度がより大きい前記走行ルート候補を前記走行ルートに決定する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項10】
前記配車計画作成部は、前記ばらつき許容度が乗合基準値よりも大きい場合、前記ユーザに対して配車された前記車両での前記ユーザと他のユーザとの乗合を許容する、
請求項1に記載の配車管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配車管理装置及び配車管理方法に関し、特に、車両の走行ルートを適切に選択する配車管理装置及び配車管理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
フリートマネジメントは、車両の稼働率を高めつつ、ユーザの利便性を向上させるように配車を管理する手法として知られている。例えば、ユーザの配車要求に応じて、配車可能な車両の走行ルートがいくつか探索され、その中から目的地に効率的に到達し得る走行ルートが決定される。
【0003】
例えば、下記特許文献1は、リアルタイムで乗合タクシーの配車依頼が可能な乗合自動車の配車方法及び乗合自動車の配車システムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-020973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の特許文献1に開示された配車システムは、車両の運行においてユーザの目的地までの予想所要時間のばらつきを何ら考慮していなかった。また、ユーザによっては、目的地までの予想所要時間が多少かかるとしても、提案された配車計画において提示された予想所要時間についてはできるだけ遵守してほしいという要望がある。したがって、かかるユーザに対して、予想所要時間は短いが実際の所要時間にばらつきが大きい走行ルートで車両を運行した場合、目的地に到着する予想到着時刻の不確実性から、配車サービスの信頼性を損ねる恐れがある。
【0006】
そこで、本発明は、目的地までの予想所要時間のばらつき度を考慮して、ユーザの嗜好に合わせた走行ルートを提示するようにした配車管理装置及び配車管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明は、以下に示す発明特定事項乃至は技術的特徴を含んで構成される。
【0008】
ある観点に従う本発明は、配車要求に基づいて車両の配車を管理する配車管理装置である。前記配車管理装置は、配車された前記車両の走行実績情報を格納する走行実績情報データベースと、各ユーザの前記配車要求に応答して、走行ルートに基づく前記車両の配車計画を作成する配車計画作成部と、を備える。前記配車計画作成部は、前記配車要求に基づいて、走行ルート候補を抽出する走行ルート候補抽出部と、前記配車要求に基づいて、前記車両を抽出する候補車両抽出部と、前記走行実績情報に基づいて算出される、前記走行ルート候補ごとの所要時間のばらつき度に対するばらつきしきい値を決定し、前記ばらつきしきい値に基づいて、実効予想所要時間を算出する実効予想所要時間算出部と、前記配車要求が示す目的地までの平均予想所要時間のばらつき度に対する前記ユーザのばらつき許容度を決定するばらつき許容度決定部と、前記ばらつき許容度及び前記実効予想所要時間に基づいて、前記走行ルート候補の中から前記走行ルートを決定する走行ルート決定部と、前記配車計画に基づいて前記車両に配車指示を行う配車指示部と、を備える。
【0009】
また、本発明は、配車要求に応答して車両の配車を管理する配車管理装置による配車管理方法並びに該方法を実行するためのコンピュータプログラム及びこれを非一時的に記録した記録媒体としても成立する。
【0010】
なお、本開示において、「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことをいい、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは問わない。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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