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公開番号
2025094476
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210035
出願日
2023-12-13
発明の名称
配車管理装置及び配車管理方法
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08G
1/123 20060101AFI20250618BHJP(信号)
要約
【課題】 ユーザが乗車中の車両に対する煽り運転からユーザを守ること。
【解決手段】 本発明は、ユーザ車両の走行を、前記ユーザ車両から取得した走行管理情報に従って、監視制御する車両走行監視制御部を備える配車管理装置である。前記車両走行監視制御部は、前記ユーザ車両への他の車両による煽り運転を検出する煽り運転検出部と、前記煽り運転に応答して保安関係機関に緊急通報を発出する緊急通報発出部と、前記保安関係機関の保安車両の位置情報を取得する保安車両位置情報取得部と、前記ユーザ車両の前記走行管理情報が示す位置情報と前記保安車両の前記位置情報とに基づいて、前記ユーザ車両と前記保安車両とが合流するための合流地点候補の抽出し、前記ユーザ車両よりも前記保安車両が先に到着可能な合流地点候補を前記合流地点として選択し、前記ユーザ車両及び前記保安車両に対して前記合流地点を通知する合流地点選択部とを備える。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザの配車要求に応答して車両の配車を管理する配車管理装置であって、
前記配車要求に基づいて前記ユーザに対して配車されるユーザ車両の配車計画を作成する配車計画作成部と、
前記配車計画が示す走行ルートに沿った前記ユーザ車両の走行を、走行管理情報に従って、監視制御する車両走行監視制御部と、を備え、
前記車両走行監視制御部は、
前記ユーザ車両から少なくとも位置情報を含む前記走行管理情報を取得する走行管理情報取得部と、
前記ユーザ車両に対する他の車両による煽り運転を検出する煽り運転検出部と、
検出された前記煽り運転に応答して保安関係機関に緊急通報を発出する緊急通報発出部と、
前記緊急通報に応答して、前記保安関係機関の保安車両の位置情報を取得する保安車両位置情報取得部と、
前記ユーザ車両の前記位置情報と前記保安車両の前記位置情報とに基づいて、前記ユーザ車両と前記保安車両とが合流するための合流地点候補の中から合流地点を選択する合流地点選択部と、を備え、
前記合流地点選択部は、前記ユーザ車両よりも前記保安車両が先に到着可能な合流地点候補を前記合流地点として選択し、
前記緊急通報を発出した前記ユーザ車両及び前記保安車両に対して、前記合流地点を通知する、
配車管理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記合流地点選択部は、前記ユーザ車両よりも前記保安車両が先に到着可能な前記合流地点候補のうち、前記配車要求が示す目的地に近い合流地点候補を前記合流地点として選択する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項3】
前記合流地点選択部は、前記ユーザ車両よりも前記保安車両が先に到着可能な前記合流地点候補のうち、前記ユーザ車両の前記位置情報に基づく現在位置に近い合流地点候補を前記合流地点として選択する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項4】
前記ユーザのユーザ情報を格納するユーザ情報データベースを更に備え、
前記合流地点選択部は、前記ユーザ情報データベースを参照し、前記合流地点候補のうち、前記ユーザ情報が示す前記ユーザのプライベート区域内の合流地点候補を除外する、
請求項2に記載の配車管理装置。
【請求項5】
前記合流地点選択部は、前記合流地点候補のうち、所定の安全配慮区域内の合流地点候補を除外する、
請求項2に記載の配車管理装置。
【請求項6】
前記所定の安全配慮区域は、住宅街、未就学児保育施設及び学校近隣区域、及び混雑区域の少なくともいずれかを含む、
請求項5に記載の配車管理装置。
【請求項7】
前記合流地点選択部は、前記合流地点候補のうち、複数の前記保安車両が到着可能な合流地点候補を前記合流地点として選択する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項8】
前記合流地点選択部は、選択された前記合流地点への前記保安車両の到着が前記ユーザ車両よりも遅れると判断される場合に、前記ユーザ車両よりも前記保安車両が先に到着可能な他の合流地点に変更し、
前記車両走行監視制御部は、前記緊急通報を発出した前記ユーザ車両及び前記保安車両に対して、変更された前記他の合流地点を通知する、
請求項2に記載の配車管理装置。
【請求項9】
前記車両走行監視制御部は、前記ユーザ車両の周囲に対して前記煽り運転を受けている状況を報知するように前記ユーザ車両を制御する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項10】
前記車両走行監視制御部は、前記ユーザ車両が前記合流地点において前記保安車両と合流するために停車した後、前記ユーザ車両から取得される前記走行管理情報における映像情報に基づいて、前記他の車両のドライバーの位置から遠位にある前記ユーザ車両のドアから前記ユーザを降車させるように前記ユーザ車両を制御する、
請求項1に記載の配車管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、配車管理装置及び配車管理方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、車両のドライバーが他の車両に対して走行の危険を生じさせ、走行をみだりに妨害する、いわゆる煽り運転が社会問題となっている。このため、煽り運転を抑制するための技術が提案されている。
【0003】
例えば、下記特許文献1は、第1車両の車載制御部が、該第1車両への第2車両からのあおり運転を検知したとき、前記第2車両に取締組織への通報を予告する第1情報を発信し、前記第1情報の発信後も前記第2車両によるあおり運転が継続されていたとき、前記取締組織に通報するとともに、前記取締組織に通報したことを前記第2車両に知らせる第2情報を発信する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-165906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年では、無人運転型車両を用いてユーザに車両を配車する配車サービスが実用化されている。このような無人運転型車両を用いた配車サービスでは、車両は、配車管理装置の監視の下、ユーザ(乗客)を目的地まで運送する。しかしながら、無人運転型車両にはドライバーが乗車していないため、煽り運転に対して臨機応変な対応が難しいという問題がある。したがって、無人運転型車両に乗車するユーザにとっては、煽り運転による不安や恐怖から、このような配車サービスへの印象が悪化することで、配車サービスを敬遠し、利用率が低下してしまうという問題がある。
【0006】
また、上記特許文献1に開示された技術は、煽り運転をある程度抑制することが期待できるものの、無人運転型車両に乗車しているユーザ保護の観点から十分とはいえなかった。特に、悪質な煽り運転を行うドライバーは、取締組織の関係者(例えば警察官)の姿が実際に見えない限り、煽り運転をいつまでも継続する傾向にあり、無人運転型車両に乗車中のユーザは、不安や恐怖を感じてしまうという問題がある。
【0007】
更に、煽り運転に対して、警察機関の指示の下、警察車両に駆けつけてもらう場合に、警察車両との合流地点にユーザを乗せた車両が先に到着してしまう場合、警察車両が到着するまでの間、煽り運転を行ったドライバーがユーザを乗せた車両に近づいてきて危害を加えるという状況が想定され得る。このため、警察車両との合流に際しては、合流地点にはユーザを乗せた車両が警察車両よりも後から到着することが望ましい。
【0008】
そこで、本発明は、ユーザが乗車中の車両に対する煽り運転からユーザを守り、ユーザの不安や恐怖を払拭することができるようにした技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明は、以下に示す発明特定事項乃至は技術的特徴を含んで構成される。
【0010】
ある観点に従う本発明は、ユーザの配車要求に応答して車両の配車を管理する配車管理装置である。前記配車管理装置は、前記配車要求に基づいて前記ユーザに対して配車されるユーザ車両の配車計画を作成する配車計画作成部と、前記配車計画が示す走行ルートに沿った前記ユーザ車両の走行を、走行管理情報に従って、監視制御する車両走行監視制御部と、を備える。前記車両走行監視制御部は、前記ユーザ車両から少なくとも位置情報を含む前記走行管理情報を取得する走行管理情報取得部と、前記ユーザ車両に対する他の車両による煽り運転を検出する煽り運転検出部と、検出された前記煽り運転に応答して保安関係機関に緊急通報を発出する緊急通報発出部と、前記緊急通報に応答して、前記保安関係機関の保安車両の位置情報を取得する保安車両位置情報取得部と、前記ユーザ車両の前記位置情報と前記保安車両の前記位置情報とに基づいて、前記ユーザ車両と前記保安車両とが合流するための合流地点候補の中から合流地点を選択する合流地点選択部と、を備える。前記合流地点選択部は、前記ユーザ車両よりも前記保安車両が先に到着可能な合流地点候補を前記合流地点として選択し、前記緊急通報を発出した前記ユーザ車両及び前記保安車両に対して、前記合流地点を通知する。
(【0011】以降は省略されています)
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