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公開番号
2025074512
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185359
出願日
2023-10-30
発明の名称
重畳画像表示装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人ネクスト
主分類
G08G
1/0968 20060101AFI20250507BHJP(信号)
要約
【課題】案内オブジェクトによって案内分岐点の退出方向が明確に分かる案内が可能となる一方で、案内オブジェクトによって案内分岐点周辺の視認性が低下することについても防止した重畳画像表示装置を提供する。
【解決手段】車両の走行予定経路を取得し、走行予定経路に沿って車両の進行方向前方にある案内分岐点に関する分岐点情報を取得し、走行予定経路と分岐点情報とに基づいて、案内分岐点における車両の退出方向を特定し、案内分岐点における車両の退出方向を案内する為の案内オブジェクトを、案内分岐点並びにその周辺に重畳して視認させる位置に表示する一方で、案内分岐点から所定距離未満の区間よりも所定距離以上の区間において重畳する範囲を広げて案内オブジェクトを表示するように構成する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
車両において前記車両の乗員へ情報を案内する案内オブジェクトを、前記車両周辺の風景に重畳して視認させる重畳画像表示装置であって、
車両の走行予定経路を取得する走行予定経路取得手段と、
前記走行予定経路に沿って車両の進行方向前方にある案内分岐点に関する分岐点情報を取得する分岐点情報取得手段と、
前記案内分岐点における車両の退出方向を案内する為の前記案内オブジェクトを、前記案内分岐点並びにその周辺に重畳して視認させる位置に表示するオブジェクト表示手段と、を有し、
前記オブジェクト表示手段は、前記案内分岐点から所定距離未満の区間よりも所定距離以上の区間において重畳する範囲を広げて前記案内オブジェクトを表示する重畳画像表示装置。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記走行予定経路と前記分岐点情報とに基づいて、前記案内分岐点に車両が進入する進入路と前記案内分岐点から車両が退出する退出路を特定する道路特定手段を有し、
前記オブジェクト表示手段は、前記進入路から前記退出路までを繋ぐ路面に重畳するとともに、前記案内分岐点から所定距離以上の区間では路面に対して上方に重畳する範囲を広げて前記案内オブジェクトを表示する請求項1に記載の重畳画像表示装置。
【請求項3】
車両の進行方向を取得する進行方向取得手段と、
前記走行予定経路と前記分岐点情報とに基づいて、前記案内分岐点から車両が退出する退出方向を特定する退出方向特定手段と、
前記進行方向と前記退出方向のなす角度を取得する角度取得手段と、を有し、
前記オブジェクト表示手段は、前記案内分岐点から所定距離以上の区間では前記進行方向と前記退出方向のなす角度が直角に近い程、重畳する範囲を広げて前記案内オブジェクトを表示する請求項1に記載の重畳画像表示装置。
【請求項4】
前記案内分岐点の周辺に横断歩道がある場合に、前記所定距離は前記案内分岐点から前記横断歩道までの距離或いはそれ以上の距離とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の重畳画像表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の走行支援を行う重畳画像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、車両の乗員に対して経路案内や障害物の警告等の車両の走行支援を行う為の各種情報を提供する情報提供手段として、様々な手段が用いられている。例えば、車両に設置された液晶ディスプレイによる表示や、スピーカから出力する音声等である。そして、近年、このような情報提供手段の一つとして、乗員の周辺環境(風景、実景)に重畳する画像を表示することによって、情報の提供を行う装置がある。例えば、ヘッドアップディスプレイ、ウインドウシールドディスプレイの他、液晶ディスプレイに表示した車両周辺の撮像画像に重畳して画像を表示する方法等が該当する。
【0003】
そして、上記周辺環境に重畳する画像を表示することによって特に案内分岐点の案内を行う技術として、例えば特開2022-77198号公報には案内分岐点における車両の退出方向を示す矢印を案内分岐点に重畳して表示する技術について提案されている。更に、乗員がより退出方向を把握しやすくなるように路面に這わせて矢印の画像を表示するのではなく路面に対して矢印を浮かせた状態で表示することについても開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-77198号公報(段落0057)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記特許文献1のように案内分岐点に対して矢印の画像を重畳して表示すると、表示された矢印の画像によって案内分岐点の景色が隠れて視認し難くなることがある。特に、矢印の画像を路面から浮かせて表示すると退出方向は把握しやすくなる一方で、矢印の画像によって隠れる範囲も増えることとなる。案内分岐点の周辺において乗員が視認するものとしては、例えば案内分岐点の目印となる構造物、案内分岐点の周辺に位置する歩行者や自転車などがあり、それらの視認が妨げられるのは問題であった。特に、歩行者や自転車については車両が案内分岐点を通過する際において注意を払わなければならない対象であり、それらが視認し難くなるのは避ける必要がある。
【0006】
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、案内オブジェクトによって案内分岐点の退出方向が明確に分かる案内が可能となる一方で、案内オブジェクトによって案内分岐点周辺の視認性が低下することについても防止した重畳画像表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため本発明に係る重畳画像表示装置は、車両において前記車両の乗員へ情報を案内する案内オブジェクトを、前記車両周辺の風景に重畳して視認させる重畳画像表示装置であって、車両の走行予定経路を取得する走行予定経路取得手段と、前記走行予定経路に沿って車両の進行方向前方にある案内分岐点に関する分岐点情報を取得する分岐点情報取得手段と、前記案内分岐点における車両の退出方向を案内する為の前記案内オブジェクトを、前記案内分岐点並びにその周辺に重畳して視認させる位置に表示するオブジェクト表示手段と、を有し、前記オブジェクト表示手段は、前記案内分岐点から所定距離未満の区間よりも所定距離以上の区間において重畳する範囲を広げて前記案内オブジェクトを表示する。
尚、「風景」とは、実際に車両から視認される風景(実景)に加えて、風景を撮像した画像、風景を再現した画像等も含む。
【発明の効果】
【0008】
前記構成を有する本発明に係る重畳画像表示装置によれば、車両周辺の風景に重畳させる案内オブジェクトによって案内分岐点の退出方向が明確に分かる案内が可能となる一方で、案内分岐点から所定距離未満の区間では案内オブジェクトが重畳する範囲を抑えることで案内オブジェクトによって案内分岐点周辺の視認性が低下することについても防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る重畳画像表示装置の概略構成図である。
車両の乗員によって視認される風景と風景に重畳される虚像の一例を示した図である。
本実施形態に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。
分岐点データの一例を示した図である。
本実施形態に係る走行支援処理プログラムのフローチャートである。
退出角の算出方法について説明した図である。
車両の乗員から視認される案内オブジェクトの例を示した図である。
案内オブジェクトの重畳する範囲を広げる区間について説明した図である。
退出角に対して案内オブジェクトの重畳する範囲をどの程度広げるかについて説明した図である。
退出角と案内分岐点からの距離と案内オブジェクトの重畳する範囲との関係を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る重畳画像表示装置1を具体化した実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る重畳画像表示装置1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係る重畳画像表示装置1の概略構成図である。
(【0011】以降は省略されています)
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