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公開番号2025079133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191607
出願日2023-11-09
発明の名称情報表示方法及び情報表示装置
出願人日産自動車株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250514BHJP(信号)
要約【課題】表示された画像のうち注視すべき対象を乗員に迅速に認識させる情報を表示する。
【解決手段】プロセッサ(10)は、車載のカメラ(2)を用いて撮像画像を取得し、乗員モニタリング装置(5)を用いて乗員の視線の方向を判断し、車両の進行方向の撮像画像を含み、乗員の視線方向によらない第1表示画像をディスプレイ(20)に表示し、乗員の視線の方向と車両の進行方向との差が所定値以上である場合には、乗員の視線方向の撮像画像を含む第2表示画像(C2)に、乗員の視線方向に応じた注視領域を示すマーク画像(M1X,M1Y,M2X,M2Y,M3,M4)が重畳された第2表示情報(G2)を生成し、第2表示情報(G2)が生成された場合には、第1表示画像から表示内容を切り替えて、第2表示情報(G2)をディスプレイ(20)に表示する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサとディスプレイを備えた情報表示装置を用いて、車両の乗員に情報を表示する情報表示方法であって、
前記プロセッサは、
前記車両に設けられたカメラを用いて前記車両の周囲の撮像画像を取得し、
乗員モニタリング装置を用いて前記乗員の視線方向を判断し、
前記車両の進行方向の前記撮像画像を含み、前記乗員の視線方向によらない第1表示画像を前記ディスプレイに表示し、
前記乗員の視線方向と前記車両の進行方向との差が所定値以上である場合には、前記乗員の視線方向の前記撮像画像を含む第2表示画像に、前記乗員の視線方向に応じた注視領域を示すマーク画像が重畳された第2表示情報を生成し、
前記第2表示情報が生成された場合には、前記第1表示画像から表示内容を切り替えて、前記第2表示情報を前記ディスプレイに表示する情報表示方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、
前記ディスプレイの表示面の縦方向に延びる縦軸と、前記縦軸と直交する横軸を含み、前記縦軸と前記横軸の交点が前記ディスプレイの表示面における前記乗員の視線方向に対応する位置に示される前記マーク画像を生成する請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記ディスプレイの表示面の縦方向に延びるとともに前記縦方向に直交する横方向に幅を有する帯状の縦枠と、前記横方向に延びるとともに前記縦方向に幅を有する帯状の横枠とを含み、前記縦枠と前記横枠の交差領域が前記ディスプレイの表示面における前記乗員の視線方向に対応する位置に示される前記マーク画像を生成する請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記生成された前記第2表示画像から注視対象を抽出し、
前記第2表示画像における前記注視対象が存在する位置又は前記注視対象が占有する領域に応じた注視領域を示す前記マーク画像を生成する、請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記生成された前記第2表示画像から注視対象を抽出し、
前記抽出された前記注視対象を含む画像の静止画像又は前記注視対象を追跡して経時的に撮像されたトラッキング画像を含む前記第2表示画像を生成する請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記乗員の視線方向を判断する処理において、前記乗員モニタリング装置に前記乗員の視線が所定方向に向けられていた時間を計測させ、前記計測された時間が所定時間以上である前記所定方向を前記乗員の視線方向として判断する請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記乗員から注視開始タイミングを指定する入力を受け付けたタイミングにおいて、前記乗員モニタリング装置を用いて前記乗員の視線方向を判断させる請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記生成された前記第2表示画像から注視対象を抽出し、
前記乗員から前記注視対象の追跡を要求する入力を受け付けた場合には、前記注視対象を追跡して経時的に撮像されたトラッキング画像を含む前記第2表示画像を生成する請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記乗員から前記第2表示画像の拡大表示又は縮小表示を要求する入力を受け付けた場合には、前記第2表示画像の画像を拡大又は縮小して表示させる請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記乗員から前記第1表示画像の表示を要求する入力を受け付けた場合には、現在の表示内容を切り替えて、前記第1表示画像を前記ディスプレイに表示する請求項1に記載の情報表示方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示方法及び情報表示装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自車の周辺の環境状態と走行状態に基づいて表示させる画像の優先度を変更し、切替スイッチの信号を受けたときに、優先度の順位に従って順次表示する画像を切り替える装置が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-15436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術では、乗員が注視したい領域の画像を迅速に確認できないという問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、乗員が注視したい領域の画像を迅速に確認できる情報を表示することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両の進行方向の撮像画像を含み、乗員の視線方向によらない第1表示画像を表示し、乗員の視線方向と車両の進行方向との差が所定値以上である場合には、乗員の視線方向の撮像画像を含む第2表示画像に、乗員の視線方向に応じた注視領域を示すマーク画像を重畳させた第2表示情報を生成し、表示内容を切り替えて第2表示情報を表示することによって上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、乗員が注視したい領域の画像を迅速に確認できる情報を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
情報表示装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
情報表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
表示情報の一例を示す第1の図である。
表示情報の一例を示す第2の図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に示すように、本実施形態の情報表示装置1は、表示制御を実行するプロセッサ10と、ディスプレイ20と、通信装置30を備える。情報表示装置1は、カメラ2、複数のセンサ(群)3、車両情報取得装置4、乗員モニタリング装置5、ナビゲーション装置6と協働する。これらの装置は車両に搭載されてもよいし、車両に持ち込まれてもよい。プロセッサ10とこれらの装置は、CAN(Controller Area Network)その他の車載LANなどの通信装置30を介して接続され、互いに情報を授受する。情報表示装置1は、無線通信装置などの通信装置30を介して車両外部のサーバや路側装置などの外部装置とも協働し、路側装置により撮像された撮像画像や、路側装置により計測された対象物の位置及び距離を取得する。
【0010】
単一又は複数のカメラ2は、車両の全方位の周囲を撮像する。カメラは、CCD等の撮像素子を備えるイメージセンサ、超音波カメラ、赤外線カメラを含む。カメラ2は、少なくとも車両の前方を撮像する前方カメラ2aと、車両の後方乃至後側方を撮像する後方カメラ2bと、車両の右側、右側前方及び右側後方を撮像する右側カメラ2cと、車両の左側、左側前方及び左側後方を撮像する左側カメラ2dを備える。車両の全方位を撮像できれば、カメラ2の態様は限定されない。回転機構を有する台座に備え付けられた単一のカメラ2を用いてもよい。カメラ2は車両の全方位(前方、後方、左右側方)の他車、二輪車、歩行者、動物、標識、看板などの対象物(物体)、車線、路面に示された標識、及び路側に設けられた標識を撮像する。撮像画像はプロセッサ10に提供される。プロセッサ10は、出願時に知られた画像処理技術を用いて撮像画像に含まれる対象物の情報を抽出し、対象物が示す情報(表示内容)、対象物の属性(静止物、移動体、車両、二輪車、歩行者、大人、子供、動物など)及びその挙動(移動方向、移動速度、移動加速度)を取得する。また、プロセッサ10は、出願時に知られた画像処理技術を用いて撮像画像から抽出された路面標識(一時停止、横断歩道)、信号機の表示内容及びその交通規則を得る。プロセッサ10は、進行方向の信号機が示す情報、ドライバその他の乗員の注意が求められる路面標識、又は所定距離以内に接近する対象物(物体)を乗員が注視すべき対象として判断する。検出された対象物(物体)のうち、乗員が視線を向けたものが後述する注視対象として判断される。
(【0011】以降は省略されています)

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