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公開番号2025077085
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189016
出願日2023-11-06
発明の名称内燃機関
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02F 7/00 20060101AFI20250512BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】マウントブラケットを止めるボルトの呼び径を位置に応じて設定する。
【解決手段】第1、第4ブラケット固定ボルト31a、31dは、内燃機関側マウントブラケット6の内燃機関本体幅方向の一方の端部を固定する。第3、第6ブラケット固定ボルト31c、31fは、内燃機関側マウントブラケット6の他方の端部を固定する。第5ブラケット固定ボルト31eは、内燃機関側マウントブラケット6の下縁部における内燃機関本体幅方向の中央部分を固定する。第2ブラケット固定ボルト31bは、内燃機関側マウントブラケット6の上縁部における内燃機関本体幅方向の中央部分を固定する。第2ブラケット固定ボルト31bの呼び径は、第1~第4、第6ブラケット固定ボルト31a、31b、31c、31d、31fの呼び径よりも小さくなる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関本体の気筒列方向の一端側に位置して、当該内燃機関本体を車両に対して取り付けるマウントブラケットと、
上記マウントブラケットの内燃機関本体幅方向の一方の端部を上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面に固定する第1ボルトと、
上記マウントブラケットの内燃機関本体幅方向の他方の端部を上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面に固定する第2ボルトと、
上記マウントブラケットの内燃機関本体幅方向の中央部分を上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面に固定する第3ボルトと、を有し、
上記第3ボルトの呼び径は、上記第1ボルト及び上記第2ボルトの呼び径よりも小さくなるよう形成されていることを特徴とする内燃機関。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側には、クランクシャフトの回転力を伝達するチェーンと、上記チェーンが摺動可能に接触するアームと、が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面を覆い、外周縁が上記内燃機関本体に対して取り付けられるフロントカバーを有し、
上記チェーン及びアームは、上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面と上記フロントカバーとの間に液密の状態で収容され、
上記マウントブラケットは、上記フロントカバーの外側を跨ぐように配置され、
上記第1ボルト及び上記第2ボルトは、内燃機関本体幅方向における上記フロントカバーの外側で上記マウントブラケットを上記内燃機関本体に固定し、
上記第3ボルトは、内燃機関本体幅方向における上記フロントカバーの中央部分に貫通形成された貫通孔を貫通して上記マウントブラケットを上記内燃機関本体に固定し、
上記貫通孔の周囲は、シール材によってシールされていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
【請求項4】
上記内燃機関本体のシリンダブロックに形成されたシリンダの周囲には、冷却水が流れる冷却水通路が形成され、
上記第3ボルトは、上記シリンダブロックに上記マウントブラケットを固定することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関。
【請求項5】
上記フロントカバーは、樹脂材料からなり、上記貫通孔の周囲に形成されて上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面に押し当てられるフロントカバーボス部を有し、
上記貫通孔の周囲と上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面との合わせ面である第1合わせ面と、
上記フロントカバーボス部と上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面との合わせ面である第2合わせ面と、とが同一平面上に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関。
【請求項6】
上記フロントカバーボス部は、ボス部固定ボルトが貫通して上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面に固定され、
上記ボス部固定ボルトは、クランクシャフト軸方向視で、上記マウントブラケットと重ならない位置に配置されることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関。
【請求項7】
上記マウントブラケットは、シリンダ軸線に沿った上下方向の上縁部及び下縁部がそれぞれ3本のボルトで上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面に固定され、
上記上縁部を上記内燃機関本体に固定する3本のボルトは、上記第1ボルトと、上記第2ボルトと、上記上縁部の内燃機関本体幅方向の中央部を上記内燃機関本体に固定する第4ボルトであり、
上記下縁部を上記内燃機関本体に固定する3本のボルトは、上記第1ボルトと、上記第2ボルトと、上記第3ボルトであり、
上記第4ボルトの呼び径は、上記第1ボルト及び上記第3ボルトと同じであることを特徴とする請求項6に記載の内燃機関。
【請求項8】
上記第1ボルト、上記第2ボルト及び上記第4ボルトの呼び径はM10であり、上記第3ボルトの呼び径はM6であることを特徴とする請求項7に記載の内燃機関。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される内燃機関に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、チェーンカバー部とエンジンを車体に吊り下げるため部品であるエンジンマウントを固定するためにサポートブラケット部が一体に形成されたチェーンケースが開示されている。
【0003】
特許文献1のチェーンケースは、サポートブラケット部が少ない本数のボルトで確実かつ容易にシリンダヘッド及びシリンダブロックに固定されるように、サポートブラケット部をシリンダヘッド及びシリンダブロックに固定するボルトの位置が決定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-76350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら特許文献1におけるチェーンケースは、サポートブラケット部をシリンダヘッド及びシリンダブロックに固定するボルトの位置についての検討はなされているが、サポートブラケット部をシリンダヘッド及びシリンダブロックに固定するボルトの太さについての検討がなされていない。
【0006】
すなわち、サポートブラケット部をボルトで固定するにあたっては、固定するボルトの位置に応じてボルトの太さ(呼び径)を選択するという点で更なる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
内燃機関は、内燃機関本体を車両に対して取り付けるマウントブラケットの一方の端部を上記内燃機関本体の一端側の端面に固定する第1ボルトと、上記マウントブラケットの他方の端部を上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面に固定する第2ボルトと、上記マウントブラケットの内燃機関本体幅方向の中央部分を上記内燃機関本体の気筒列方向の一端側の端面に固定する第3ボルトと、を有している。そして、上記第3ボルトの呼び径は、上記第1ボルト及び上記第2ボルトの呼び径よりも小さくなるよう形成されている。
【発明の効果】
【0008】
内燃機関は、第3ボルトの呼び径が小さくなる分、第3ボルトが貫通するボス部の寸法を小さくでき、総じて内燃機関本体の大型化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明が適用される内燃機関の概略構成を模式的に示した説明図。
フロントカバーの正面図。
フロントカバー5の背面図。
内燃機関側マウントブラケットが取り付けられた内燃機関の正面図。
図4のA-A線に沿った断面を示す説明図。
図4のB-B線に沿った断面を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図中におけるX軸は内燃機関1の前後方向に沿った軸線(内燃機関1のクランクシャフト19の中心軸と平行な軸線)、Y軸は内燃機関1の左右方向(内燃機関幅方向)に沿った軸線、Z軸は内燃機関1の上下方向に沿った軸線(内燃機関1のシリンダ軸線L1と平行な軸線)、をそれぞれ示している。つまりX軸は、内燃機関1あるいは内燃機関本体8(後述)の気筒列方向に沿った軸線である。また、Y軸は、内燃機関本体8の幅方向に沿った軸線である。
(【0011】以降は省略されています)

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