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公開番号2025070632
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181101
出願日2023-10-20
発明の名称乗物及び排気部品
出願人カワサキモータース株式会社
代理人個人
主分類F02M 21/02 20060101AFI20250424BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】軽量燃料ガス内燃機関の排気ガスに含まれる未燃ガスが排気部品に滞留するのを防止する。
【解決手段】乗物は、軽量燃料ガス内燃機関と、排気部品と、を備える。前記軽量燃料ガス内燃機関は、空気より軽い軽量ガス燃料を燃焼させて得られた駆動力を出力する。前記排気部品は、前記軽量燃料ガス内燃機関の排気管に接続される。前記排気部品は、前記排気管よりも少なくとも上方に膨らんだハウジングを備える。前記ハウジングの内部空間の上部を、より高い位置の外部空間と接続する未燃ガス出口が前記排気部品に設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
空気より軽い軽量ガス燃料を燃焼させて得られた駆動力を出力する軽量燃料ガス内燃機関と、
前記軽量燃料ガス内燃機関の排気管に接続される排気部品と、
を備える乗物であって、
前記排気部品は、前記排気管よりも少なくとも上方に膨らんだハウジングを備え、
前記ハウジングの内部空間の上部を、より高い位置の外部空間と接続する未燃ガス出口が前記排気部品に設けられている、乗物。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の乗物であって、
前記排気部品は、前記内部空間に接続される排気流路を備え、
前記排気流路は、排気方向下流へ進むにつれて上方となるように傾斜しており、
前記未燃ガス出口は、前記排気流路の下流端に配置されている、乗物。
【請求項3】
請求項1に記載の乗物であって、
前記ハウジングにおいて、前記内部空間を形成する内壁面のうち天井面が傾斜配置されており、
前記未燃ガス出口は、前記天井面のうち上部と接続されている、乗物。
【請求項4】
請求項1に記載の乗物であって、
前記排気部品は、前記排気部品に導入された排気ガスを排出する排気出口を備え、
前記排気出口は前記未燃ガス出口と異なる位置に形成される、乗物。
【請求項5】
請求項4に記載の乗物であって、
前記排気出口の開口面積は前記未燃ガス出口の開口面積よりも大きい、乗物。
【請求項6】
請求項1に記載の乗物であって、
前記未燃ガス出口、又は、前記未燃ガス出口と前記内部空間とを接続する流路が開閉可能である、乗物。
【請求項7】
請求項6に記載の乗物であって、
前記未燃ガス出口、又は、前記未燃ガス出口と前記内部空間とを接続する流路を開閉する開閉弁と、
前記軽量燃料ガス内燃機関及び前記乗物の車体の状態のうち少なくとも何れかに応じて、前記開閉弁の開閉を制御する制御装置と、
を備える、乗物。
【請求項8】
請求項1に記載の乗物であって、
前記ハウジングの前記内部空間が仕切りによって複数の空間に仕切られており、
前記未燃ガス出口は複数の前記空間の何れかの上部に接続されており、
隣り合う前記空間の間に位置する前記仕切りの上部に、仕切られた前記空間を接続する流通路が形成されている、乗物。
【請求項9】
請求項8に記載の乗物であって、
前記未燃ガス出口の上方に、前記未燃ガス出口から前記外部空間に流出した未燃ガスを案内する案内部が設けられる、乗物。
【請求項10】
請求項1に記載の乗物であって、
前記ハウジングの内部空間は、前記軽量燃料ガス内燃機関の排気音を低減させる消音室である、乗物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、軽量燃料ガス内燃機関を備える乗物において、内燃機関からの排気に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、水素を含むガスの供給を受けて推進エネルギーを得る移動体を開示する。エネルギー源からの排出ガス通路には、エネルギーの発生に伴って生成される水を排出する管路が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-137505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の排出ガス通路には水を排出する管路が形成されているが、排気の排出が十分でない場合がある。
【0005】
本開示は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、軽量燃料ガス内燃機関における排気部品からの排気ガス排出を促進することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
【0007】
本開示の第1の観点によれば、以下の構成の乗物が提供される。即ち、乗物は、軽量燃料ガス内燃機関と、排気部品と、を備える。前記軽量燃料ガス内燃機関は、空気より軽い軽量ガス燃料を燃焼させて得られた駆動力を出力する。前記排気部品は、前記軽量燃料ガス内燃機関の排気管に接続される。前記排気部品は、前記排気管よりも少なくとも上方に膨らんだハウジングを備える。前記ハウジングの内部空間の上部を、より高い位置の外部空間と接続する未燃ガス出口が前記排気部品に設けられている。
【0008】
本開示の第2の観点によれば、以下の構成の排気部品が提供される。即ち、この排気部品は、空気より軽い軽量ガス燃料を燃焼させて得られた駆動力を出力する軽量燃料ガス内燃機関を備える乗物に用いられる。前記排気部品は、前記軽量燃料ガス内燃機関の排気管に接続される。前記排気部品は、前記排気管よりも少なくとも上方に膨らんだハウジングを備える。前記排気部品には、前記ハウジングの内部空間の上部を、より高い位置の外部空間と接続する未燃ガス出口が設けられている。
【0009】
これにより、内燃機関から排出されたガスに含まれる未燃ガスは、浮揚作用によって、排気管からハウジング内の上部空間に移動する。ハウジング内の未燃ガスは、未燃ガス出口からハウジング外に移動する。これによって未燃ガス出口を介して、排気部品、例えばハウジング内の排気ガスの排出を促進することができる。このように排気を促進することで、例えば、未燃ガスを含む排気のハウジング内での滞留を防ぐことができる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、軽量燃料ガス内燃機関における排気部品からの排気ガスの排出を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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