TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025077717
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190127
出願日
2023-11-07
発明の名称
吸気マニホールド及び船外機
出願人
株式会社ミクニ
代理人
個人
主分類
F02M
35/104 20060101AFI20250512BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】センサユニットの誤組付けを防止でき、又、機械的強度を確保できる、吸気マニホールド及びそれを備えた船外機を提供する。
【解決手段】吸気を一時的に貯留するべく型成形されたサージタンク100、サージタンクに連通する複数の分岐管211~213,311~313を備え、サージタンクは、その外壁110において、吸気の状態量を検出するセンサユニットUを取り付けるフランジ部112と、補強リブ113aを含み、フランジ部は、センサユニットの検出部を嵌合するべく軸線Sを中心とする嵌合孔112a及び嵌合孔の周りにおいて複数のボス部112bを含むと共に軸線を中心に回転対称に形成され、補強リブ113aは、センサユニットの正規の向きから外れた誤組付け時にセンサユニットの一部14に干渉して組付けを規制する規制片113a
1
を含む。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンに適用される吸気マニホールドであって、
吸気を一時的に貯留するべく型成形されたサージタンクと、
前記サージタンクに連通する複数の分岐管と、を備え、
前記サージタンクは、その外壁において、吸気の状態量を検出するセンサユニットを取り付けるフランジ部と、補強リブを含み、
前記フランジ部は、前記センサユニットの検出部を嵌合するべく所定の軸線を中心とする嵌合孔及び前記嵌合孔の周りにおいて複数のボス部を含むと共に前記軸線を中心に回転対称に形成され、
前記補強リブは、前記センサユニットの正規の向きから外れた誤組付け時に前記センサユニットの一部に干渉して組付けを規制する規制片を含む、
ことを特徴とする吸気マニホールド。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記規制片は、前記補強リブの板厚と同一の厚さをなすと共に前記軸線と平行に突出するように形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項3】
前記フランジ部は、前記センサユニットの接合部が接合されるべく前記軸線に垂直な接合面を有し、
前記規制片は、前記軸線の方向において、前記接合面よりも突出して形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項4】
前記規制片は、凸状に湾曲した外輪郭を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の吸気マニホールド。
【請求項5】
前記フランジ部は、前記軸線に垂直な第1直線上に並ぶ二つのボス部を有すると共に前記軸線を中心に点対称に形成され、
前記補強リブは、前記フランジ部の近傍において前記第1直線と平行に伸長する平行補強リブを含み、
前記規制片は、前記平行補強リブに形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項6】
前記規制片は、前記軸線及び前記第1直線に垂直な第2直線に対して線対称に形成されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の吸気マニホールド。
【請求項7】
前記サージタンクの外壁の少なくも一部は、平板状に形成された平板状外壁を含み、
前記フランジ部は、前記平板状外壁に形成され、
前記補強リブは、前記平板状外壁に形成された格子状補強リブを含み、
前記規制片は、前記格子状補強リブに形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項8】
前記サージタンクは、前記ボス部に対してアウトサートされたナットを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項9】
前記複数の分岐管は、少なくとも一つの分岐通路をそれぞれ画定する第1分岐管モジュール及び第2分岐管モジュールを含み、
前記サージタンクは、両端において第1開口部及び第2開口部を画定する筒状に形成され、前記第1開口部の周りにおいて前記第1分岐管モジュールが接続される第1フランジ部と、前記第2開口部の周りにおいて前記第2分岐管モジュールが接続される第2フランジ部と、吸気が流入する流入口と、前記流入口の周りにおいてスロットルボディが接続される第3フランジ部を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項10】
吸気マニホールドを含むエンジンと、
前記エンジンを固定する胴体と、
前記エンジンの駆動力により回転させられるプロペラと、
前記吸気マニホールドに組付けられて吸気の状態量を検出するセンサユニットと、
前記エンジンを覆うエンジンカバーと、を含む船外機であって、
前記吸気マニホールドは、請求項1ないし9いずれか一つに記載の吸気マニホールドである、
ことを特徴とする船外機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば船外機等のエンジンの吸気系に適用される吸気マニホールドに関し、特に、サージタンクが型成形されてその外壁にセンサユニットが組付けられる吸気マニホールド及びそれを搭載した船外機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の船外機用エンジンの吸気マニホールドとしては、V型多気筒エンジンのシリンダブロックの周りを取り囲むように、シリンダブロックの左外側に配置された左側吸気管及び左側サージタンクと、シリンダブロックの右外側に配置された右側吸気管及び右側サージタンクと、左側サージタンクと右側サージタンクの間に介在するスロットルボディを備えた構造をなすものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
また、他の船外機用エンジンの吸気マニホールドとしては、V型多気筒エンジンの両側のシリンダヘッドの周りを取り囲むように、左側シリンダヘッドの外側に配置された左側吸気管及び左側サージタンクと、右側シリンダヘッドの外側に配置された右側吸気管及び右側サージタンクと、左側サージタンクに連結されたスロットルボディとを備え、左側サージタンクと右側サージタンクを接続して連通させ、左側サージタンク及び右側サージタンクの外縁部から突出して形成された複数の固定部を含む構造をなすものが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【0004】
さらに、他の船外機用エンジンの吸気マニホールドとしては、V型多気筒エンジンのシリンダブロックの周りを取り囲むように、シリンダブロックの左外側に配置された左側吸気管及び左側サージタンクと、シリンダブロックの右外側に配置された右側吸気管及び右側サージタンクと、左側サージタンクと右側サージタンクを連結すると共に空気通路を画定するエルボと、エルボに連結されたスロットルボディを備え、スロットルボディよりも下流側においてエルボにフランジ部を設け、フランジ部に対して吸気温度センサが組付けられたものが知られている(例えば、特許文献3を参照)。
【0005】
上記のように、従来の吸気マニホールドにおいては、サージタンクの外壁に種々の機能部品やセンサユニットを組付けて固定する場合、機械的な強度を確保しつつ、専用のボス部やフランジ部を設けることが必要になる。
そこで、サージタンクの外壁に対して、機械的強度を確保するための補強リブと一緒にボス部やフランジ部を型成形する際に、成型後の冷却時に局部的な収縮によるヒケ(窪み、ヒケ巣)を生じて寸法精度の低下を招き、機能上の信頼性が損なわれる虞がある。
また、センサユニットを組付けるフランジ部が、非対称の形状をなす場合は問題ないが、回転対称、例えば、センサユニットを正規の組付け状態から180度回転した間違った位置でも組付け可能な2回対称(すなわち、点対称)の場合、センサユニットを組付ける向きを間違える誤組付けを招く虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-23844号公報
特開2020-101096号公報
特開2003-247467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、センサユニットを組付ける際に誤組付けを防止することができ、又、機械的強度を確保することができる、吸気マニホールド及びそれを備えた船外機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の吸気マニホールドは、エンジンに適用される吸気マニホールドであって、吸気を一時的に貯留するべく型成形されたサージタンクと、サージタンクに連通する複数の分岐管とを備え、サージタンクは、その外壁において、吸気の状態量を検出するセンサユニットを取り付けるフランジ部と、補強リブを含み、フランジ部は、センサユニットの検出部を嵌合するべく所定の軸線を中心とする嵌合孔及び嵌合孔の周りにおいて複数のボス部を含むと共に軸線を中心に回転対称に形成され、補強リブは、センサユニットの正規の向きから外れた誤組付け時にセンサユニットの一部に干渉して組付けを規制する規制片を含む、構成となっている。
【0009】
上記吸気マニホールドにおいて、規制片は、補強リブの板厚と同一の厚さをなすと共に軸線と平行に突出するように形成されている、構成を採用してもよい。
【0010】
上記吸気マニホールドにおいて、フランジ部は、センサユニットの接合部が接合されるべく軸線に垂直な接合面を有し、規制片は、軸線の方向において、接合面よりも突出して形成されている、構成を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社ミクニ
回路一体型モータ
13日前
株式会社ミクニ
吸気マニホールド及び船外機
2日前
株式会社ミクニ
センサユニット及び内燃エンジンの吸気システム
8日前
株式会社ミクニ
センサユニット及び内燃エンジンの吸気システム
8日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
今日
トヨタ自動車株式会社
制御装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
12日前
ダイハツ工業株式会社
内燃機関
7日前
朝日電装株式会社
スロットル装置
8日前
朝日電装株式会社
スロットル装置
8日前
日産自動車株式会社
内燃機関
2日前
トヨタ自動車株式会社
異常診断装置
19日前
日産自動車株式会社
内燃機関
2日前
スズキ株式会社
エンジン
8日前
トヨタ自動車株式会社
燃料性状推定装置
2日前
株式会社ミクニ
吸気マニホールド及び船外機
2日前
個人
燃料タンク
8日前
個人
燃料噴射装置
2日前
カワサキモータース株式会社
乗物及び排気部品
19日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関のピストン
2日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
2日前
スズキ株式会社
車両におけるベルト滑り検出装置
9日前
Astemo株式会社
燃料噴射弁
2日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
19日前
Astemo株式会社
燃料噴射弁
7日前
東洋電機製造株式会社
電気式気動車
6日前
カワサキモータース株式会社
乗物及びタンクカバー
21日前
トヨタ自動車株式会社
ガスセンサ用ヒータ制御装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の燃焼室構造
2日前
個人
内燃機関の燃焼圧力を最大限回転力に変えるシステム。
9日前
トヨタ自動車株式会社
V型内燃機関の制御装置
2日前
ヤマハ発動機株式会社
燃料調整装置および車両
5日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関用ピストン
2日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の燃料噴射制御装置
2日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
9日前
続きを見る
他の特許を見る