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公開番号
2025065878
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175382
出願日
2023-10-10
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
F02D
29/02 20060101AFI20250415BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】SOCセンサを用いずにアイドリングストップ制御の停止又は許可することができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】アイドリングストップ制御を実行するエンジン制御部と、エンジンの始動を行うスタータモータに電力を供給するバッテリの始動時電圧と始動時バッテリ温度とに基づいて、バッテリのSOCを推定するSOC推定部と、始動時電圧がエンジンの始動に必要な電圧閾値未満の場合に、アイドリングストップ制御を停止する停止部と、アイドリングストップ制御の停止中に、推定されたSOCにおける電圧閾値に対応するバッテリの対応温度を推定する温度推定部と、アイドリングストップ制御の停止中にSOCの低下を抑制するように、バッテリを充電するオルタネータの発電電力を制御する発電制御部と、アイドリングストップ制御の停止中でのバッテリの温度が対応温度よりも高い場合に、アイドリングストップ制御を許可する許可部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンの自動停止と自動始動とを行うアイドリングストップ制御を実行するエンジン制御部と、
前記エンジンの始動を行うスタータモータに電力を供給するバッテリの前記エンジンの始動時での電圧である始動時電圧と前記エンジンの始動時での前記バッテリの温度である始動時温度とに基づいて、前記バッテリのSOC(State of Charge)を推定するSOC推定部と、
前記始動時電圧が前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの始動に必要な電圧閾値未満の場合に、前記アイドリングストップ制御を停止する停止部と、
前記アイドリングストップ制御の停止中に、推定された前記SOCにおける前記電圧閾値に対応する前記バッテリの対応温度を推定する温度推定部と、
前記アイドリングストップ制御の停止中に前記SOCの低下を抑制するように、前記バッテリを充電するオルタネータの発電電力を制御する発電制御部と、
前記アイドリングストップ制御の停止中での前記バッテリの温度が前記対応温度よりも高い場合に、前記アイドリングストップ制御を許可する許可部と、を備えた車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジンはスタータモータにより始動される。スタータモータには、バッテリから電力が供給される。ここで、バッテリのSOC(State of Charge)が低い場合に、アイドリングストップ制御によるエンジンの始動が不能となるおそれがある。そのためバッテリのSOCに基づいて、アイドリングストップ制御を停止し又は許可する技術がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-115568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の技術のようにアイドリングストップ制御の停止、又は許可を行うためには、バッテリのSOCを検出するSOCセンサが必要となる。SOCセンサを用いることにより、車両の製造コストが増大するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、SOCセンサを用いずにアイドリングストップ制御の停止、又は許可することができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、エンジンの自動停止と自動始動とを行うアイドリングストップ制御を実行するエンジン制御部と、前記エンジンの始動を行うスタータモータに電力を供給するバッテリの前記エンジンの始動時での電圧である始動時電圧と前記エンジンの始動時での前記バッテリの温度である始動時温度とに基づいて、前記バッテリのSOC(State of Charge)を推定するSOC推定部と、前記始動時電圧が前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの始動に必要な電圧閾値未満の場合に、前記アイドリングストップ制御を停止する停止部と、前記アイドリングストップ制御の停止中に、推定された前記SOCにおける前記電圧閾値に対応する前記バッテリの対応温度を推定する温度推定部と、前記アイドリングストップ制御の停止中に前記SOCの低下を抑制するように、前記バッテリを充電するオルタネータの発電電力を制御する発電制御部と、前記アイドリングストップ制御の停止中での前記バッテリの温度が前記対応温度よりも高い場合に、前記アイドリングストップ制御を許可する許可部と、を備えた車両の制御装置によって達成できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、SOCセンサを用いずにアイドリングストップ制御の停止、又は許可することができる車両の制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の車両の概略構成図である。
ECUが実行するアイドリングストップ停止許可制御を例示したフローチャートである。
バッテリの始動時電圧、始動時温度、及びSOCの関係を規定したマップである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[車両の概略構成]
図1は、本実施例の車両1の概略構成図である。図1において、車両1は、エンジン10、スタータモータ12、オルタネータ14、トルクコンバータ20、自動変速機22、プロペラシャフト26、車軸30、駆動輪32、バッテリ40、及びECU(Electronic Control Unit)50を備えている。エンジン10は、走行用の駆動力源であるガソリンエンジン又はディーゼルエンジンである。トルクコンバータ20は、エンジン10に連結された流体式伝動装置である。自動変速機22は、トルクコンバータ20に連結されている。自動変速機22には、トルクコンバータ20を介してエンジン10からの動力が伝達される。プロペラシャフト26は、自動変速機22の出力軸24に連結されている。差動歯車装置28は、プロペラシャフト26に連結されている。駆動輪32は、車軸30を介して差動歯車装置28に連結されている。
【0010】
スタータモータ12はエンジン10を始動時にクランキングする。オルタネータ14は、エンジン10の回転動力の一部を電力に変換する発電機である。バッテリ40は、スタータモータ12に電力を供給する。オルタネータ14の発電電力はバッテリ40に充電される。
(【0011】以降は省略されています)
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