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公開番号
2025064235
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173832
出願日
2023-10-05
発明の名称
電子ペーパー
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
サカタインクス株式会社
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
G02F
1/167 20190101AFI20250410BHJP(光学)
要約
【課題】駆動電圧を低減できる電子ペーパーを提供することにある。
【解決手段】本発明の電子ペーパーは、少なくとも一方が透光性を有する対向配置された一対の基板と、上記基板間の気体中に封入された所定の帯電特性を有する表示粒子群とを備え、上記基板間に電界を生じさせて上記表示粒子群を移動させることにより画像表示を行なう電子ペーパーであって、上記表示粒子群は、正帯電粒子と、負帯電粒子と、第3粒子とを有し、上記第3粒子は、ナイロン又はジビニルベンゼン架橋重合体を含有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも一方が透光性を有する対向配置された一対の基板と、前記基板間の気体中に封入された所定の帯電特性を有する表示粒子群とを備え、前記基板間に電界を生じさせて前記表示粒子群を移動させることにより画像表示を行なう電子ペーパーであって、
前記表示粒子群は、正帯電粒子と、負帯電粒子と、第3粒子とを有し、
前記第3粒子は、ナイロンを含有することを特徴とする電子ペーパー。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
少なくとも一方が透光性を有する対向配置された一対の基板と、前記基板間の気体中に封入された所定の帯電特性を有する表示粒子群とを備え、前記基板間に電界を生じさせて前記表示粒子群を移動させることにより画像表示を行なう電子ペーパーであって、
前記表示粒子群は、正帯電粒子と、負帯電粒子と、第3粒子とを有し、
前記第3粒子は、ジビニルベンゼン架橋重合体を含有することを特徴とする電子ペーパー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、気相型の電子ペーパーに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、色が異なる正帯電粒子及び負帯電粒子を有する表示粒子群が一対の基板間のマイクロカップの気体中に封入され、駆動電圧で基板間に電界を生じさせて表示粒子群を移動させることで画像を表示する気相型の電子ペーパーが知られている。気相型の電子ペーパーは、耐熱性等の耐環境性で有利である点から開発が行われている。気相型の電子ペーパーとして、例えば、負帯電性の第1表示粒子と、第1表示粒子とは異なる色を有する正帯電性の第2表示粒子と、平均粒径が0.8μm~4.5μmであり且つ当該粒径の変動係数が14以下であるシリコーン微粒子とを有する表示粒子群が用いられるものが知られている(特許文献1)。また、プラス帯電性の樹脂、顔料、プラス帯電性の配合剤からなる粒子を有する表示粒子群が用いられるものが知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-248236号公報
特開2006-039493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子ペーパーの駆動電圧を低減し、電力負荷を下げることで低コスト化を図ることが求められている。気相型の電子ペーパーでは、液相型と比較して、表示粒子群の平均粒径が数μm~数十μmと大きく、その粒径分布が大きいので、表示粒子群には移動し易い粒子と移動しにくい粒子とが混在する。このため、駆動電圧を低減すると画面の面方向での表示粒子群の均一な移動が困難となるので、駆動電圧を低減することが難しかった。
【0005】
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、駆動電圧を低減できる電子ペーパーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するための手段を種々検討した。まず、電子ペーパーの駆動電圧としては、3種類の相互作用([1]正帯電粒子及び負帯電粒子と電極との間の吸着、[2]正帯電粒子及び負帯電粒子とマイクロカップの隔壁との間の吸着、及び[3]正帯電粒子と負帯電粒子との間の吸着)、並びに2種類の摩擦力([4]正帯電粒子及び負帯電粒子どうしの摩擦力及び[5]正帯電粒子及び負帯電粒子とマイクロカップの隔壁との摩擦力)に対抗する力を発生させる電界を生じさせる電圧が必要となることを明らかにした。そして、画面の面方向での表示粒子群の均一な移動が困難となるのは、これらの相互作用及び摩擦力にバラツキがあることが原因であると突き止めた。その上で、そのようなバラツキを抑制する対策として、I.表示粒子群の粒径分布の均一化、II.表示粒子群の構成粒子の流動性の向上、及びIII.相互作用の低減に想到した。さらに、上記I.の対策にはコスト増という背反があることを考慮し、上記II.及びIII.の対策を可能にする方法を見出し、本発明を完成させた。
【0007】
すなわち、本発明の第1の発明に係る電子ペーパーは、少なくとも一方が透光性を有する対向配置された一対の基板と、上記基板間の気体中に封入された所定の帯電特性を有する表示粒子群とを備え、上記基板間に電界を生じさせて上記表示粒子群を移動させることにより画像表示を行なう電子ペーパーであって、上記表示粒子群は、正帯電粒子と、負帯電粒子と、第3粒子とを有し、上記第3粒子は、ナイロンを含有することを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の発明に係る電子ペーパーは、少なくとも一方が透光性を有する対向配置された一対の基板と、上記基板間の気体中に封入された所定の帯電特性を有する表示粒子群とを備え、上記基板間に電界を生じさせて上記表示粒子群を移動させることにより画像表示を行なう電子ペーパーであって、上記表示粒子群は、正帯電粒子と、負帯電粒子と、第3粒子とを有し、上記第3粒子は、ジビニルベンゼン架橋重合体を含有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、駆動電圧を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
(a)は、第1実施形態に係る電子ペーパーの一例を示す概略断面図である。(b)は、第2実施形態に係る電子ペーパーの一例を示す概略断面図である。
(a)は、実施例1及び比較例1~4の各試験体における印加電圧に対する明度指数の変化量ΔL*を示すグラフであり、(b)は、実施例2及び比較例1の各試験体における印加電圧に対する明度指数の変化量ΔL*を示すグラフである。
実施例3~5及び比較例5の各試験体における印加電圧が50Vである時の明度指数の変化量ΔL*を示すグラフである。
実施例1及び2の表示粒子群を構成する各種類の構成粒子のトナー標準キャリアN-01に対する帯電量を示すグラフである。
(1a)及び(1b)は、それぞれ実施例4の試験体での正極側の観察画像及び負極側の観察画像である。(2a)及び(2b)は、それぞれ実施例5の試験体での正極側の観察画像及び負極側の観察画像である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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