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公開番号
2025068543
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178524
出願日
2023-10-16
発明の名称
空中結像装置
出願人
有限会社オプトセラミックス
代理人
個人
主分類
G02B
30/56 20200101AFI20250421BHJP(光学)
要約
【課題】光学パネルが大型になっても製造が容易な空中結像装置を提供する。
【解決手段】この空中結像装置1は、x軸、y軸及びz軸からなる3次元直交座標のx軸の正の向き側に被写体を配置したときに立体映像を該被写体とは違うz軸の位置の空中に結像させる光学パネル2を備える空中結像装置であって、光学パネル2は、ともにz軸方向に延びる長尺の第1光反射平面22及び第2光反射平面23がy軸に沿って繰り返して形成されており、第1光反射平面22は、y軸の正の向きに対して所定の傾斜角度で傾斜するように設けられ、第2光反射平面23は、y軸の正の向き側に位置する第1光反射平面22に対して直交するように設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
x軸、y軸及びz軸からなる3次元直交座標のx軸の正の向き側に被写体を配置したときに立体映像を該被写体とは違うz軸の位置の空中に結像させる光学パネルを備える空中結像装置であって、
前記光学パネルは、ともにz軸方向に延びる長尺の第1光反射平面及び第2光反射平面がy軸に沿って繰り返して形成されており、
前記第1光反射平面は、y軸の正の向きに対して所定の傾斜角度で傾斜するように設けられ、
前記第2光反射平面は、y軸の正の向き側に位置する前記第1光反射平面に対して直交するように接して設けられている空中結像装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の空中結像装置において、
前記傾斜角度は、前記光学パネル全体で同じ角度である空中結像装置。
【請求項3】
請求項1に記載の空中結像装置において、
前記傾斜角度は、y軸の値が大きくなるにつれて大きくなる空中結像装置。
【請求項4】
請求項3に記載の空中結像装置において、
前記光学パネルとそれからx軸方向に離れた所定の点までの距離をLとし、該光学パネルにおけるy軸の位置をdとすると、少なくとも2組の前記第1光反射平面及び前記第2光反射平面において、前記傾斜角度θは、
θ=45°+tan
-1
(d/L)/2
を満たす空中結像装置。
【請求項5】
請求項4に記載の空中結像装置において、
前記第1光反射平面及び第2光反射平面の全ての組において、前記傾斜角度θは、
θ=45°+tan
-1
(d/L)/2
を満たす空中結像装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の空中結像装置において、
前記光学パネルは、x軸の正の向き側から見て、前記第1光反射平面とそのy軸の正の向き側に位置する前記第2光反射平面が連続している空中結像装置。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか1項に記載の空中結像装置において、
前記光学パネルは、x軸の正の向き側から見て、前記第1光反射平面とそのy軸の正の向き側に位置する前記第2光反射平面がy軸方向に所定距離だけ離隔しており、z軸方向に長尺の離隔スペースが形成されている空中結像装置。
【請求項8】
請求項7に記載の空中結像装置において、
前記光学パネルは、前記離隔スペースの部分がマスクされて選択的に、透明な合成樹脂製の光学パネル本体に光反射膜が付着されることで、前記第1光反射平面及び前記第2光反射平面が形成されている空中結像装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、1枚の光学パネルを備える空中結像装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
空中結像用の光学パネルを用いて、それに被写体(実際の物体)からの光が入射されると、被写体の立体映像を被写体とは違う位置の空中に結像させる空中結像装置が知られている。このような空中結像装置は、デジタルサイネージなどの応用機器への展開が可能である。
【0003】
空中結像装置は、例えば特許文献1に開示されているように、2枚の光学パネルを重ね合わせて構成される構造のものの他、例えば特許文献2に開示されているように、1枚の光学パネルにより構成される構造のものが有る。
【0004】
図13に、1枚の光学パネル102により構成される構造の空中結像装置101を示す。この空中結像装置101は、特許文献2に記載されたものと基本的に同様な構造のものである。光学パネル102は、ガラス製などの透明の多数の角ロッド121(延びる方向はx軸、y軸及びz軸からなる3次元直交座標のz軸方向)と、多数の角ロッド121の各々の隣り合う2側面に付着された金属膜などの第1光反射部122及び第2光反射部123と、第2光反射部123がy軸の負の向きに対して傾斜(角度はΦ)し、かつ、第1光反射部122が角ロッド121、121間に挟まるようにしてy軸方向に並べられた多数の角ロッド121を接着し封止する接着封止部124と、を有する。
【0005】
光学パネル102は、図14に示すように、被写体(実際の物体)Nからの光が光学パネル102のx軸の正の向き側から入射して接着封止部124の屈折率に応じて屈折し、第1光反射部122か第2光反射部123のいずれか一方(図14ではrで示す点)で反射し、その反射光を第1光反射部122か第2光反射部123のいずれか他方(図14ではr’で示す点)で再度反射し、接着封止部124の屈折率に応じて屈折して光学パネル102のx軸の正の向き側に、出射角を入射角と同じくして出射する。その出射した光は、立体映像N’を被写体Nとは違うz軸の位置の空中に結像させる。そして、結像した反射光が直進して人の目に入射することによって、空中の立体映像N’がその位置に被写体Nが有るように見る人に認識され得る。なお、図14においては、接着封止部124の図示は省略している。また、理解を容易にするため、角ロッド121の左下角部の隠れた部分を細かな破線で図示している。また、被写体Nからの光を、光学パネル102の外部では実線で、光学パネル102の内部では破線で、模式的に図示している。
【0006】
このような特許文献2で開示された空中結像装置は、部品点数を削減でき、コスト削減を図ることが可能であるとともに、奥行方向に要するスペースを小さくでき、かつ、鮮明な立体映像を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2011-175297号公報
特開2020-027228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、近年、デジタルサイネージなどの応用機器は大型のもの(例えば、スタジアムなどに使用されるもの)が望まれることが少なくない。しかしながら、特許文献2の空中結像装置の光学パネルは、ガラス製などの透明の多数の角ロッドを用い、それに金属膜などの光反射部を付着させているので、大型になる程、製造が容易ではなくなってくる。
【0009】
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、光学パネルが大型になっても製造が容易な空中結像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の空中結像装置は、x軸、y軸及びz軸からなる3次元直交座標のx軸の正の向き側に被写体を配置したときに立体映像を該被写体とは違うz軸の位置の空中に結像させる光学パネルを備える空中結像装置であって、
前記光学パネルは、ともにz軸方向に延びる長尺の第1光反射平面及び第2光反射平面がy軸に沿って繰り返して形成されており、前記第1光反射平面は、y軸の正の向きに対して所定の傾斜角度で傾斜するように設けられ、前記第2光反射平面は、y軸の正の向き側に位置する前記第1光反射平面に対して直交するように接して設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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