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公開番号2025071841
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182211
出願日2023-10-24
発明の名称ズームレンズおよび撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20250430BHJP(光学)
要約【課題】小型軽量でありながらも諸収差を抑制できるズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズは、ズーミングに際して不動の正の第1レンズ群L1と、ズーミングに際して移動する2つ以上のレンズ群を含む中間群と、ズーミングに際して不動の後レンズ群とを有する。中間群は、ズーミングに際して移動する負の第2レンズ群L2を含む。第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、フォーカシングに際して不動の第1部分群L1Aと、無限遠物体から至近物体へのフォーカシングに際して物体側へ移動する第2部分群L1Bおよび第3部分群L1Cとを有する。第1部分群は、物体側から順に配置された、1つの負レンズと1つ以上の正レンズとを有する。第2部分群における非球面レンズのd線を基準とするアッベ数ν1Bは、81≦ν1B≦100なる条件を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、ズーミングに際して不動の正の屈折力の第1レンズ群と、ズーミングに際して移動する2つ以上のレンズ群を含む中間群と、ズーミングに際して不動の後レンズ群とを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記中間群は、該中間群の中で最も物体側に配置され、ズーミングに際して移動する負の屈折力の第2レンズ群を含み、
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、フォーカシングに際して不動の第1部分群と、無限遠物体から至近物体へのフォーカシングに際してそれぞれ隣り合う部分群との間隔が変化するように物体側へ移動する第2部分群および第3部分群とを有し、
第1部分群は、物体側から像側へ順に配置された、1つの負レンズと、1つ以上の正レンズとを有し、
前記第2部分群は、非球面形状のレンズ面を有する非球面レンズを含み、
前記非球面レンズのd線を基準とするアッベ数をν1Bとするとき、
81≦ν1B≦100
なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
非球面形状の前記レンズ面は、中心側から周辺側に向かって正の屈折力が強くなる形状を有し、
非球面形状の前記レンズ面の有効径の10割位置における非球面量をΔX10、前記非球面レンズの焦点距離をfLとするとき、
5.0×10
-4
≦|ΔX10/fL|≦2.2×10
-3
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記第1部分群に含まれる前記負レンズの焦点距離をf1An、前記第1レンズ群の無限遠物体に合焦した状態での焦点距離をf1とするとき、
1.0≦|f1An/f1|≦3.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第1部分群に含まれる前記負レンズの像側の面の曲率半径をG1R2、前記第1部分群に含まれる前記1つ以上の正レンズのうち前記負レンズに隣り合う正レンズの物体側の面の曲率半径をG2R1とするとき、
1.5≦(G2R1+G1R2)/(G2R1-G1R2)≦30.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記第1部分群は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、正レンズおよび正レンズにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
物体側から像側へ順に配置された、前記第1レンズ群と、広角端から望遠端へのズーミングに際して像側へ移動する前記第2レンズ群と、広角端から望遠端へのズーミングに際して像側へ移動する負の屈折力の第3レンズ群と、ズーミングに際して移動する正の屈折力の第4レンズ群と、前記後レンズ群としての正の屈折力の第5レンズ群とを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
物体側から像側へ順に配置された、前記第1レンズ群と、広角端から望遠端へのズーミングに際して像側へ移動する前記第2レンズ群と、広角端から望遠端へのズーミングに際して像側へ移動する正の屈折力の第3レンズ群と、ズーミングに際して移動する負の屈折力の第4レンズ群と、ズーミングに際して移動する正の屈折力の第5レンズ群と、前記後レンズ群としての正の屈折力の第6レンズ群とを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
物体側から像側へ順に配置された、前記第1レンズ群と、広角端から望遠端へのズーミングに際して像側へ移動する前記第2レンズ群と、広角端から望遠端へのズーミングに際して像側へ移動する負の屈折力の第3レンズ群と、ズーミングに際して移動する負の屈折力の第4レンズ群と、ズーミングに際して移動する正の屈折力の第5レンズ群と、前記後レンズ群としての正の屈折力の第6レンズ群とを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
物体側から像側へ順に配置された、前記第1レンズ群と、広角端から望遠端へのズーミングに際して像側へ移動する前記第2レンズ群と、広角端から望遠端へのズーミングに際して像側へ移動する負の屈折力の第3レンズ群と、前記後レンズ群としての正の屈折力の第4レンズ群とを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記第1部分群に含まれる前記負レンズの像側の面または該負レンズに隣り合う前記正レンズの物体側の面に、平均ピッチが400nm以下の微細構造を有する反射防止膜が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に好適なズームレンズに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ズームレンズには、ズーミングに際して移動するレンズ群よりも物体側に位置するフォーカスレンズ群を移動させてフォーカシングを行うフロントフォーカス方式のものがある。フロントフォーカス方式は、フォーカシングに際してのフォーカスレンズ群の移動量がズーム位置に依らず一定であり、かつフォーカシングに際して撮像倍率の低下がない。特許文献1には、実質的に6群構成を有し、最も物体側の第1レンズ群の全体または一部の移動によりフォーカシングを行うズームレンズが開示されている。特許文献2には、ズーミングに際し不動の第1レンズ群と、ズーミングに際して移動する2つ以上のレンズ群を含む中間群と、ズーミングに際して不動の後レンズ群とを有し、第1レンズ群の一部を移動させてフォーカシングを行うズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-071140号公報
特開2016-173529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1、2に開示されたズームレンズでは、フォーカスレンズ群の小型軽量化を行うと、フォーカスレンズ群を構成する各レンズの屈折力が強くなり、球面収差をはじめとする高次収差や色収差が発生する。
【0005】
本発明は、小型軽量でありながらも諸収差を抑制できるようにしたズームレンズを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、ズーミングに際して不動の正の屈折力の第1レンズ群と、ズーミングに際して移動する2つ以上のレンズ群を含む中間群と、ズーミングに際して不動の後レンズ群とを有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。中間群は、該中間群のうち最も物体側に配置され、ズーミングに際して移動する負の屈折力の第2レンズ群を含む。第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、フォーカシングに際して不動の第1部分群と、無限遠物体から至近物体へのフォーカシングに際してそれぞれ隣り合う部分群との間隔が変化するように物体側へ移動する第2部分群および第3部分群とを有する。第1部分群は、物体側から像側へ順に配置された、1つの負レンズと、1つ以上の正レンズとを有する。第2部分群は、非球面形状のレンズ面を有する非球面レンズを含み、該非球面レンズのd線を基準とするアッベ数をν1Bとするとき、
81≦ν1B≦100
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記ズームレンズを備えた撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、小型軽量でありながらも諸収差を抑制できるようにしたズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1のズームレンズの広角端での断面図。
実施例1のズームレンズの収差図。
実施例2のズームレンズの広角端での断面図。
実施例2のズームレンズの収差図。
実施例3のズームレンズの広角端での断面図。
実施例3のズームレンズの収差図。
実施例4のズームレンズの広角端での断面図。
実施例4のズームレンズの収差図。
実施例5のズームレンズの広角端での断面図。
実施例5のズームレンズの収差図。
実施例6のズームレンズの広角端での断面図。
実施例6のズームレンズの収差図。
各実施例のズームレンズを備えた撮像装置を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1、図3、図5、図7、図9および図11はそれぞれ、実施例1~6のズームレンズの広角端かつ無限遠物体に合焦した状態(以下、無限遠合焦状態という)における光学構成を示している。ここではまず、具体的な実施例1~6の説明に先立って、各実施例に共通する事項について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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