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公開番号
2025079914
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023192795
出願日
2023-11-13
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65H
7/02 20060101AFI20250516BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】複数の搬送路に用紙を搬送するための切り替え機構を有し、ユーザが搬送路先のセンサに接触できる構成であっても、ハードウェアの追加などコストアップをすることなく、切り替え機構の異常を誤検知することを防止すること。
【解決手段】排出口を有し、シート2を搬送するための排出搬送パス26と、排出搬送パス26とは異なる方向にシート2を搬送するための両面反転パス29と、シート2を排出搬送パス26へ導く第1状態と両面反転パス29へ導く第2状態との間で切り替わる反転フラッパ32と、排出口に配置され、シート2を検知するための満載センサ39と、反転フラッパ32を制御するエンジン制御部303と、エンジン制御部303によって反転フラッパ32が第2状態に切り替わるように制御された後で、満載センサ39によってシート2を検知した場合に、反転フラッパ32の異常と判断する切り替え異常判断部315と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
排出口を有し、記録媒体を搬送するための第1搬送路と、
前記第1搬送路とは異なる方向に前記記録媒体を搬送するための第2搬送路と、
前記記録媒体を前記第1搬送路へ導く第1状態と前記第2搬送路へ導く第2状態との間で切り替わる切り替え手段と、
前記排出口に配置され、前記記録媒体を検知するための検知手段と、
前記切り替え手段を制御する制御手段と、
を備える画像形成装置であって、
前記制御手段によって前記切り替え手段が前記第2状態に切り替わるように制御された後で、前記検知手段によって前記記録媒体を検知した場合に、前記切り替え手段の異常と判断する判断手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記判断手段は、さらに、前記検知手段によって前記記録媒体を検知し始めてから検知し終わるまでの時間が所定期間内であった場合に、前記切り替え手段の異常と判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記所定期間は、前記記録媒体の搬送方向の長さと、前記記録媒体を搬送する速度と、に基づき決定された時間であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記判断手段によって前記切り替え手段の異常と判断された場合に、前記切り替え手段が故障状態であることが通知される通知部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記判断手段によって前記切り替え手段の異常と判断された場合に、前記切り替え手段が故障状態であることが通知される通知部を備え、
前記判断手段は、前記切り替え手段の異常と判断した回数を計測し、前記回数が所定回数以上であった場合に、前記切り替え手段が故障状態であることを前記通知部に通知することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記判断手段は、前記回数が前記所定回数未満であった場合に、画像形成動作を行う過程でミスプリントが発生したことを前記通知部に通知することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記判断手段によって前記切り替え手段の異常と判断された場合に、前記切り替え手段が前記第2状態に切り替わるタイミングを、予め決定されたタイミングよりも早めることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記判断手段によって前記切り替え手段の異常と判断された場合に、前記記録媒体を給紙する間隔を予め決定された間隔よりも広げることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第2搬送路は、前記記録媒体の表裏を反転させる両面反転路であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記検知手段を第1検知手段としたとき、
前記両面反転路において反転した前記記録媒体が搬送される第3搬送路と、
前記第3搬送路に配置され、前記記録媒体を検知するための第2検知手段と、
を備え、
前記判断手段は、前記制御手段によって前記切り替え手段が前記第2状態に切り替わるように制御された後で、前記第2検知手段によって前記記録媒体を検知しない場合に、前記切り替え手段の異常か否かを判断することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、例えば、用紙を搬送する複数の搬送路を有し、用紙の搬送先を切り替えるための切り替え機構を有する画像形成装置において、切り替え機構の異常を検知するための手法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタ、複写機等の画像形成装置は、用紙を機外に排出する排出口や用紙の表裏を反転させるための搬送路など、複数の搬送路を有する構成がある。画像形成装置は、指定された搬送路に用紙を搬送するために、搬送路の切り替え機構を用いて搬送先を切り替えている。この切り替え機構は、搬送路上で複数の搬送路に分岐する位置において、切り替え機構の状態を切り替えることで用紙の搬送先を切り替えている。この切り替え機構が故障している場合、用紙は指定された搬送路とは異なる搬送路に搬送されてしまう可能性がある。また、指定された搬送路側では用紙が来ないために用紙の詰まりが通知される。そのため、切り替え機構が故障している状態で用紙の詰まりがユーザやサービスマンに通知されるという課題がある。ユーザやサービスマンは通知の内容から搬送路の切り替え機構が故障していることを特定するのが困難である。また、画像形成装置の操作パネルから用紙の詰まりを解消するように指示されるが、指定された搬送路には用紙が存在せず、ユーザは不必要に搬送路を確認しなければならない。よって、用紙の詰まりを誤検知したことによるユーザビリティの低下にも繋がる。これに対し、例えば特許文献1では、指定した搬送路と異なる搬送路に用紙が搬送されたことを搬送路先に位置するセンサの変化で判断する制御が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-157920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、搬送路先のセンサが排出口に位置する場合、ユーザが触れることでもセンサの検知結果が変化する。例として、排出トレイの満載状態を検知する満載センサは排出口に位置し、ユーザが触れることができる位置にある。この場合、ユーザが積載された用紙を取り除く際に持ち上げられた用紙が満載センサに接触することでも、満載センサの検知結果は変化する。指定した搬送路と異なる搬送路に用紙が搬送されたことを搬送路先に位置するセンサの変化のみで判断する場合、ユーザの操作によるセンサの出力変化を用紙の搬送によるセンサの出力変化であると誤って判断してしまうおそれがある。そのため、切り替え機構は正常であるにも関わらずセンサの出力が変化したために切り替え機構の異常を誤検知してしまう。また、切り替え機構の異常を誤検知したタイミングで用紙の詰まりが発生した場合、切り替え機構の故障が先に通知されるため用紙の詰まりが通知されないという課題がある。また、切り替え機構は故障しておらず、駆動の指示をしてから切り替えの動作が完了するまでに遅延があった場合にも、用紙が指定されていない搬送路に搬送されてしまうことがある。この場合、切り替えの動作は行えるが、切り替え機構は故障と判断され用紙の搬送が不可能と判断されてしまうおそれがある。そのため、通常より切り替えの動作に時間を要する場合、ユーザやサービスマンは切り替え機構の交換を必要とする課題がある。
【0005】
本発明は、このような状況のもとでなされたものである。本発明は、複数の搬送路に用紙を搬送するための切り替え機構を有し、ユーザが搬送路先のセンサに接触できる構成であっても、ハードウェアの追加などコストアップをすることなく、切り替え機構の異常を誤検知することを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0007】
(1)排出口を有し、記録媒体を搬送するための第1搬送路と、前記第1搬送路とは異なる方向に前記記録媒体を搬送するための第2搬送路と、前記記録媒体を前記第1搬送路へ導く第1状態と前記第2搬送路へ導く第2状態との間で切り替わる切り替え手段と、前記排出口に配置され、前記記録媒体を検知するための検知手段と、前記切り替え手段を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であって、前記制御手段によって前記切り替え手段が前記第2状態に切り替わるように制御された後で、前記検知手段によって前記記録媒体を検知した場合に、前記切り替え手段の異常と判断する判断手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の搬送路に用紙を搬送するための切り替え機構を有し、ユーザが搬送路先のセンサに接触できる構成であっても、ハードウェアの追加などコストアップをすることなく、切り替え機構の異常を誤検知することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1、2の画像形成装置の全体構成を示す正面概略断面図
実施例1、2のハードウェア構成図
実施例1、2の制御ブロック図
実施例1、2の搬送路切り替え部の概略を説明する図
実施例1の切り替え異常判断を説明するタイミングチャート
実施例1の切り替え異常判断処理を示すフローチャート
実施例2の搬送路切り替え部が異常時に実施する制御を説明する図
実施例2の搬送路切り替え部が異常時に実施する制御を説明する図
実施例2の切り替え異常判断処理を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0010】
以下、本発明を適用できる実施例1を説明する。画像形成装置としてのレーザプリンタエンジン全体構成の概略について図1を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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