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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025084056
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2024157739
出願日2024-09-11
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250526BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像形成条件を安定させた、高精度な最大濃度補正制御を実施する。
【解決手段】画像形成装置は、画像の属性に対応する疑似中間調処理を画像データに施す画像処理部と、画像形成条件に基づき制御され、疑似中間調処理が施された画像データに基づき画像を形成する画像形成部と、検出用画像が担持される像担持体と、像担持体上の検出用画像からの反射光を受光する検知部とを有する。画像形成装置は、階調補正用の検出用画像を形成し、第1属性に対応する第1検出用画像からの反射光に基づき、第1属性の画像の階調特性を制御し、第2属性に対応する第2検出用画像からの反射光に基づき、第2属性の画像の階調特性を制御する。目標最大濃度補正用の検出用画像を形成し、目標最大濃度補正用の検出用画像からの反射光に基づき、形成されるべき画像の目標最大濃度を補正するための画像形成条件を生成する。ここで目標最大濃度補正用の検出用画像は、疑似中間調処理として誤差拡散処理が施された画像である。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成装置であって、
形成されるべき画像の属性に対応する疑似中間調処理を画像データに施す画像処理手段と、
画像形成条件に基づき制御され、前記疑似中間調処理が施された画像データに基づき画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された検出用画像が担持される像担持体と、
前記像担持体上の前記検出用画像に光を照射し、前記検出用画像からの反射光を受光する検知手段と、
第1属性に対応する疑似中間調処理が施された第1検出用画像を前記画像形成手段に形成させ、前記第1検出用画像からの反射光を前記検知手段によって受光した受光結果に基づき、前記画像形成手段により形成されるべき前記第1属性の画像の階調特性を制御し、
前記第1属性と異なる第2属性に対応する疑似中間調処理が施された第2検出用画像を前記画像形成手段に形成させ、前記第2検出用画像からの反射光を前記検知手段によって受光した受光結果に基づき、前記画像形成手段により形成されるべき前記第2属性の画像の階調特性を制御し、
目標最大濃度補正用の検出用画像を前記画像形成手段に形成させ、前記目標最大濃度補正用の検出用画像からの反射光を前記検知手段によって受光した受光結果に基づき、前記画像形成手段により形成されるべき画像の目標最大濃度を補正するための前記画像形成条件を生成する制御手段と、を有し、
前記目標最大濃度補正用の前記検出用画像は、前記形成されるべき画像の属性によらず、前記疑似中間調処理として誤差拡散処理が施された画像である
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第1属性は写真画像であり、
前記第2属性は文字画像である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1属性に対応する疑似中間調処理に用いるスクリーンのスクリーン線数は190線/inch以下であり、
前記第2属性に対応する疑似中間調処理に用いるスクリーンのスクリーン線数は190線/inchよりも多いことを特徴とする画像形成装置。
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記目標最大濃度補正用の前記検出用画像は、前記目標最大濃度よりも薄い濃度となるように形成された画像である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成手段は、回転する感光体と、前記感光体を帯電する帯電部材と、前記感光体に静電潜像を形成するために前記帯電部材により帯電された前記感光体を露光する光源と、前記感光体上の前記静電潜像をトナーを用いて現像する現像ローラと、を有し、
前記光源は、前記感光体の回転する第1方向に交差する第2方向に沿って並んだ複数の発光素子を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成手段は、感光体と、前記感光体を帯電バイアス電圧に基づき帯電する帯電部材と、前記感光体に静電潜像を形成するために前記帯電部材により帯電された前記感光体を露光する光源と、前記感光体上の前記静電潜像をトナーを用いて現像する現像ローラと、を有し、
前記目標最大濃度を補正するための前記画像形成条件は前記帯電バイアス電圧である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記画像形成手段は、感光体と、前記感光体を帯電する帯電部材と、前記感光体に静電潜像を形成するために前記帯電部材により帯電された前記感光体を露光する光源と、現像バイアス電圧に基づき前記感光体上の前記静電潜像をトナーを用いて現像する現像ローラと、を有し、
前記目標最大濃度を補正するための前記画像形成条件は前記現像バイアス電圧である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成手段は、感光体と、前記感光体を帯電する帯電部材と、前記感光体に静電潜像を形成するために前記帯電部材により帯電された前記感光体を露光する光源と、前記感光体上の前記静電潜像をトナーを用いて現像する現像ローラと、を有し、
前記目標最大濃度を補正するための前記画像形成条件は前記光源の露光量である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像処理手段は、前記属性に対応する階調補正条件に基づき画像データを変換し、
前記階調特性を補正する前記画像形成条件は前記階調補正条件である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
シートに画像を形成する画像形成装置であって、
形成されるべき画像の属性に対応する疑似中間調処理を画像データに施す画像処理手段と、
画像形成条件に基づき制御され、前記疑似中間調処理が施された画像データに基づき画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された検出用画像が担持される像担持体と、
前記像担持体上の前記検出用画像に光を照射し、前記検出用画像からの反射光を受光する検知手段と、
第1属性に対応する疑似中間調処理が施された第1検出用画像を前記画像形成手段に形成させ、前記第1検出用画像からの反射光を前記検知手段によって受光した受光結果に基づき、前記画像形成手段により形成されるべき前記第1属性の画像の階調特性を制御し、
前記第1属性と異なる第2属性に対応する疑似中間調処理が施された第2検出用画像を前記画像形成手段に形成させ、前記第2検出用画像からの反射光を前記検知手段によって受光した受光結果に基づき、前記画像形成手段により形成されるべき前記第2属性の画像の階調特性を制御し、
目標最大濃度補正用の検出用画像を前記画像形成手段に形成させ、前記目標最大濃度補正用の検出用画像からの反射光を前記検知手段によって受光した受光結果に基づき、前記画像形成手段により形成されるべき画像の目標最大濃度を補正するための画像形成条件を生成する制御手段と、を有し、
前記目標最大濃度補正用の前記検出用画像は、前記第1属性に対応する疑似中間調処理に用いる第1スクリーンよりもスクリーン線数が多い第2スクリーンを用いる疑似中間調処理が施された画像である
ことを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、特にそのキャリブレーション技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、電子写真式画像形成プロセスを用いた画像形成装置は、使用環境や画像形成装置内の部品の劣化によって画像濃度が変動することが知られている。そこで、近年の画像形成装置は、露光量、現像バイアス、γ補正テーブル等の画像形成条件を調整する画像濃度制御(画像形成条件の制御)を実施し、安定した濃度の画像を得るようにしている。画像濃度制御では、例えば中間転写体などの像担持体上に検知用トナー画像(トナーパッチ)を作像し、このトナーパッチのトナー量を光学式センサで検知し、検知結果に基づき露光量、現像バイアス、γ補正テーブル等の画像形成条件を調整する。
【0003】
ところで、画像形成装置では、解像度を600dpi、1200dpiなどと向上させ、複数の画素を使用して画像濃度を面積的に変調して、擬似的に中間調の画像を表示することが行われる。この入力画像データを、擬似的な中間調画像のデータに変換する工程で施される画像処理が擬似中間調処理である。
【0004】
入力画像データは、次の3種類の画像種に大別することができる。
(1) 文字・線画像
(2) 写真画像
(3) グラフィックス画像
この入力画像データの3種別であるが、(1)の文字・線画像においては、文字・線の形状再現性が重視され、反対に色再現性や階調再現性は重要性が少し下がるといった特徴がある。これに対して、(2)の写真画像、および(3)のグラフィックス画像においては、むしろ形状の再現性よりも色再現性や階調再現性の方が重要視されるといった、それぞれ反対の特徴をもっている。そこで、文字・線画および輪郭などにおいては高線数のスクリーン処理を施し、その他の写真画像などにおいては低線数のスクリーン処理を施すような、擬似中間調処理の線数を切り替える方法が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-282471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
目標最大濃度の画像を形成するための画像濃度制御としては、検出用画像を用いて較正する方法が知られている。この方法では、例えば中間転写体上に異なる複数の画像形成条件に基づき複数の検出用画像を形成し、検出手段で複数の検出用画像を検出し、検出手段により検出された各検出用画像の検出結果に基づき、目標とする濃度の画像を形成するための画像形成条件を決定する。
【0007】
ここで、画像濃度制御においては、文字・線の形状再現性よりも色再現性や階調再現性が重要視されている。そのため、画像濃度を制御するために形成される検出用画像に、色再現性や階調再現性に適した低線数のスクリーンが適用されるケースが考えられる。
【0008】
しかしながら、画像形成条件を制御するために低線数のスクリーン処理を施した検出用画像を用いる場合、検出用画像を検出するセンサの検出値のバラつきが大きく、画像濃度を高精度に制御することができない。
【0009】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、目標最大濃度の画像を形成するための画像形成条件を高精度に生成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために本発明の一側面によれば、シートに画像を形成する画像形成装置であって、
形成されるべき画像の属性に対応する疑似中間調処理を画像データに施す画像処理手段と、
画像形成条件に基づき制御され、前記疑似中間調処理が施された画像データに基づき画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された検出用画像が担持される像担持体と、
前記像担持体上の前記検出用画像に光を照射し、前記検出用画像からの反射光を受光する検知手段と、
第1属性に対応する疑似中間調処理が施された第1検出用画像を前記画像形成手段に形成させ、前記第1検出用画像からの反射光を前記検知手段によって受光した受光結果に基づき、前記画像形成手段により形成されるべき前記第1属性の画像の階調特性を制御し、
前記第1属性と異なる第2属性に対応する疑似中間調処理が施された第2検出用画像を前記画像形成手段に形成させ、前記第2検出用画像からの反射光を前記検知手段によって受光した受光結果に基づき、前記画像形成手段により形成されるべき前記第2属性の画像の階調特性を制御し、
目標最大濃度補正用の検出用画像を前記画像形成手段に形成させ、前記目標最大濃度補正用の検出用画像からの反射光を前記検知手段によって受光した受光結果に基づき、前記画像形成手段により形成されるべき画像の目標最大濃度を補正するための前記画像形成条件を生成する制御手段と、を有し、
前記目標最大濃度補正用の前記検出用画像は、前記形成されるべき画像の属性によらず、前記疑似中間調処理として誤差拡散処理が施された画像である
ことを特徴とする画像形成装置が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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