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公開番号2025080933
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194328
出願日2023-11-15
発明の名称冊子作製装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65H 37/04 20060101AFI20250520BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 ユーザが冊子をめくった時に意図せずシートが剥離してしまうことを抑制するために、接着領域におけるシートの中央側で接着力が強くなるような冊子を作製する冊子作製装置を提供する。
【解決手段】 接着剤層の領域内で、1つの辺に対して垂直な方向において、シートの1つの辺側よりシートの中央側のほうが圧力が大きい。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
接着剤層が形成されたシートを複数重ねた状態で接着剤層を加熱および加圧する加熱加圧ユニットであって、シートに接触して加圧する加圧板と、前記加圧板を加熱する加熱体と、前記加圧板に対向する受け部材と、前記加圧板と前記受け部材の間に挟持されたシートに圧力を加える加圧機構と、を有する加熱加圧ユニットを有し、
シートの1つの辺に沿って接着剤層が形成された複数のシートを前記加圧板と前記受け部材の間に挟持してシートに形成された接着剤層を加熱および加圧することにより冊子を作製する冊子作製装置であって、
接着剤層の領域内で、前記1つの辺に対して垂直な方向において、シートの前記1つの辺側よりシートの中央側のほうが前記圧力が大きいことを特徴とする冊子作製装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
シートの前記1つの辺側よりシートの中央側のほうが前記圧力が大きくなるように、前記加圧板のシートに接する第1の面に対して前記受け部材のシートに接する第2の面が角度を有した状態で、シートを加熱および加圧することを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項3】
前記加圧機構が前記加圧板を前記受け部材に向かって移動させる方向と垂直な面に対して、前記第1の面が角度を有していることを特徴とする請求項2に記載の冊子作製装置。
【請求項4】
前記加圧機構が前記加圧板を前記受け部材に向かって移動させる方向と垂直な面に対して、前記第2の面が角度を有していることを特徴とする請求項2に記載の冊子作製装置。
【請求項5】
前記加圧板は、シートと接する面におけるシートの中央側に、シートに向かって突出する突出部を有し、前記突出部の位置でシートに加わる圧力が大きくなることを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項6】
接着剤層が形成されたシートを複数重ねた状態で接着剤層を加熱および加圧する加熱加圧ユニットであって、シートに接触して加圧する加圧板と、前記加圧板を加熱する加熱体と、前記加圧板に対向する受け部材と、前記加圧板と前記受け部材の間に挟持されたシートに圧力を加える加圧機構と、を有する加熱加圧ユニットを有し、
シートの角部に接着剤層が形成された複数のシートを前記加圧板と前記受け部材の間に挟持してシートに形成された接着剤層を加熱および加圧することにより冊子を作製する冊子作製装置であって、
接着剤層の領域内で、シートの対角線の方向において、シートの角部側よりシートの中央側のほうが前記圧力が大きいことを特徴とする冊子作製装置。
【請求項7】
シートの角部側よりシートの中央側のほうが前記圧力が大きくなるように、前記加圧板のシートに接する第1の面に対して前記受け部材のシートに接する第2の面が角度を有した状態で、シートを加熱および加圧することを特徴とする請求項6に記載の冊子作製装置。
【請求項8】
前記加圧機構が前記加圧板を前記受け部材に向かって移動させる方向と垂直な面に対して、前記第1の面が角度を有していることを特徴とする請求項7に記載の冊子作製装置。
【請求項9】
前記加圧機構が前記加圧板を前記受け部材に向かって移動させる方向と垂直な面に対して、前記第2の面が角度を有していることを特徴とする請求項7に記載の冊子作製装置。
【請求項10】
前記加圧板は、シートと接する面におけるシートの中央側に、シートに向かって突出する突出部を有し、前記突出部の位置でシートに加わる圧力が大きくなることを特徴とする請求項6に記載の冊子作製装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに形成されたトナーによってシート同士を接着することで冊子を作製する冊子作製装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像形成部で画像が形成された複数シート同士を、トナーを用いて接着することで冊子を作製する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-43751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示す装置においては、簡易な構成でシート同士を加熱および加圧して接着させる機構が構成されており、機構を構成している部品誤差によっては冊子の中央側で接着力が弱くなってしまうことが懸念される。ユーザが冊子をめくった時には接着領域におけるシートの中央側に応力が集中するが、シートの中央側で接着力が弱くなっている場合は意図せずシートが剥離してしまうことが懸念される。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザが冊子をめくった時に意図せずシートが剥離してしまうことを抑制するために、接着領域におけるシートの中央側で接着力が強くなるような冊子を作製する冊子作製装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、接着剤層が形成されたシートを複数重ねた状態で接着剤層を加熱および加圧する加熱加圧ユニットであって、シートに接触して加圧する加圧板と、前記加圧板を加熱する加熱体と、前記加圧板に対向する受け部材と、前記加圧板と前記受け部材の間に挟持されたシートに圧力を加える加圧機構と、を有する加熱加圧ユニットを有し、シートの1つの辺に沿って接着剤層が形成された複数のシートを前記加圧板と前記受け部材の間に挟持してシートに形成された接着剤層を加熱および加圧することにより冊子を作製する冊子作製装置であって、接着剤層の領域内で、前記1つの辺に対して垂直な方向において、シートの前記1つの辺側よりシートの中央側のほうが前記圧力が大きいことを特徴とする冊子作製装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザが冊子をめくった時に意図せずシートが剥離してしまうことを抑制するために、接着領域におけるシートの中央側で接着力が強くなるような冊子を作製する冊子作製装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1における画像形成装置および冊子作製装置の断面図
実施例1における冊子作製装置に搭載した加熱加圧ユニットの断面図
実施例1における作製される冊子の例
実施例1における加熱加圧ユニットの上面図
実施例1における加熱加圧ユニットの圧力分布を示す模式図
実施例1における引張試験の様子を示す模式図
実施例2における加熱加圧ユニットの上面図
実施例2における加熱加圧ユニットの変形例の上面図
実施例3における加熱加圧ユニットの上面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本開示に係るシート支持装置及び画像形成装置について説明する。なお、画像形成装置とは、プリンタ、複写機、及びスキャナー等の装置並びにこれらの機能を備えた複合機を含むものとする。また、シート支持装置は、画像形成装置等の装置本体から排出されたシートを支持するもの(排出装置)、装置本体に供給するシートを支持するもの(給送装置)、及び一の装置から他の装置へ受け渡されるシートを一時的に支持する装置を含むものとする。
【0010】
<実施例1>
[画像形成装置]
まず、第1の実施例に係る画像形成装置および冊子作製装置について図1を参照しながら説明する。画像形成装置100は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から入力される画像情報に基づいて、シートSに画像を形成するモノクロデジタルプリンターである。ただし、シートSとは、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHT)等のプラスチックフィルム、並びに布等、薄層状の記録媒体を指す。画像形成装置100の本体であるプリンタ本体100Bの上方には、プリンタ本体100Bから出力されたシートSを処理する冊子作製装置200が取付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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