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公開番号2025091506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206730
出願日2023-12-07
発明の名称液体収容容器
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/175 20060101AFI20250612BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体収容容器に再生プラスチック材を用いた場合であっても、衝撃強度を高く保つこと。
【解決手段】液体収容容器は、液体を収容する収容部と、収容部に収容されている液体を外部に供給するための供給部と、供給部を保護する保護部材と、を有する。保護部材は、再生プラスチック材、または、再生プラスチック材を混合した樹脂材料を含有し、かつ、供給部に保護部材が組付けられている状態において、第一端側に位置する前記保護部材の側面幅Aと、第一端側とは反対側の前記収容部側に位置する保護部材の側面幅Bとの関係が、1< A/B <7を満たす部分を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
液体を収容する収容部と、前記収容部に収容されている液体を外部に供給するための供給部と、前記供給部を保護する保護部材と、を有する液体収容容器であって、
前記保護部材は、
再生プラスチック材、または、再生プラスチック材を混合した樹脂材料を含有し、かつ、
前記供給部に前記保護部材が組付けられている状態において、第一端側に位置する前記保護部材の側面幅Aと、前記第一端側とは反対側の前記収容部側に位置する前記保護部材の側面幅Bとの関係が、
1< A/B <7
を満たす部分を有することを特徴とする液体収容容器。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記保護部材は、前記第一端側に前記供給部が配される開口を有し、
前記開口と交差する平面に対応する同一断面における前記側面幅Aと前記側面幅Bとの関係が、
1< A/B <7
を満たす部分を有する、請求項1に記載の液体収容容器。
【請求項3】
前記再生プラスチック材は、ポリエチレン材である、請求項1または2に記載の液体収容容器。
【請求項4】
前記再生プラスチック材のシャルピ衝撃値は、4kJ/m

以上である、請求項3に記載の液体収容容器。
【請求項5】
前記再生プラスチック材のMFR値は、1g/10min以上かつ15g/10min以下である、請求項3に記載の液体収容容器。
【請求項6】
前記再生プラスチック材の曲げ弾性率は、500MPaから1500MPaである、請求項3に記載の液体収容容器。
【請求項7】
前記再生プラスチック材は、ポリプロピレン材である、請求項1または2に記載の液体収容容器。
【請求項8】
前記再生プラスチック材のシャルピ衝撃値は、3kJ/m

以上である、請求項7に記載の液体収容容器。
【請求項9】
前記再生プラスチック材のMFR値は、30g/10min以上かつ50g/10min以下である、請求項7に記載の液体収容容器。
【請求項10】
前記再生プラスチック材の曲げ弾性率は、800MPa以上である、請求項7に記載の液体収容容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インク等の液体を収容可能な液体収容容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
環境配慮の観点から、再生プラスチック材を用いた製品が製造されている。一般的に、成形時に再生プラスチック材を使用することの課題として、再生プラスチック材成形品の落下衝突時において衝撃吸収性能が悪化することが挙げられる。特に、再生プラスチック材を、インクジェット記録装置(液体吐出装置)の大容量タイプの液体収容容器に使用する場合には、影響が大きい。
【0003】
再生プラスチック材は、成形時の熱履歴、使用時の応力、熱、光、および、溶剤等により、少なからず劣化を経験したものが原料となっている。このような事情から、バージン材と異なる物性となることが知られている。例えば、衝撃付与時に、材料内部の分子鎖自体が撓んで力を緩和する衝撃吸収性に関しては、悪化傾向となる。シャルピー衝撃試験により、この傾向は確認可能であり、再生プラスチック材を含んだ成形材は、バージン材よりも低い衝撃強度を示す。このような衝撃吸収性の悪化は、上述の劣化により元々の分子鎖が切断されてしまっているため、分子鎖自体の衝撃緩和効果が低下することに由来する。
【0004】
特許文献1には、軟質の合成樹脂素材により成形したインクカートリッジ本体に十分な剛性を持たせる構成が記されている。具体的には、インクカートリッジ本体の周壁角部に隆条を突設および開口端縁を肉厚に形成する一方、蓋体の内面側に突条を長手方向に突設し、かつ、突部を突出成形している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-16249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
液体収容容器の材料として再生プラスチック材を使用する場合には、前述の通り、バージン材より衝撃強度が低くなる傾向がある。特に、特許文献1のように、液体収容容器の端部側で突出した箇所がある場合などにおいて、誤って落としてしまい突出箇所が直接衝撃を受けてしまうと、端部側突出箇所の欠けまたは割れに発展してしまう可能性がある。
【0007】
本開示は、液体収容容器に再生プラスチック材を用いた場合であっても、衝撃強度を高く保つことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様にかかる液体収容容器は、液体を収容する収容部と、前記収容部に収容されている液体を外部に供給するための供給部と、前記供給部を保護する保護部材と、を有する液体収容容器であって、前記保護部材は、再生プラスチック材、または、再生プラスチック材を混合した樹脂材料を含有し、かつ、前記供給部に前記保護部材が組付けられている状態において、第一端側に位置する前記保護部材の側面幅Aと、前記第一端側とは反対側の前記収容部側に位置する前記保護部材の側面幅Bとの関係が、1< A/B <7を満たす部分を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
液体収容容器に再生プラスチック材を用いた場合であっても、衝撃強度を高く保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
インクジェット記録装置の斜視図である。
インクタンクを示す斜視図である。
タンクカバーの斜視図である。
タンクカバーの斜視図である。
タンクカバーの断面図である。
インクタンクの斜視図である。
タンクカバーの斜視図である。
タンクカバーの斜視図である。
タンクカバーの断面図である。
インクタンクの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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