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公開番号2025115701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010289
出願日2024-01-26
発明の名称情報処理装置及びワークフロー管理方法とプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G05B 19/418 20060101AFI20250731BHJP(制御;調整)
要約【課題】複数箇所でトラブルが発生した場合、優先的に対応する工程によっては、別工程で不要な滞留が発生する。
【解決手段】ワークフローを管理する情報処理装置が提供される。その装置は、ワークフローに含まれた工程とその順序を示すワークフロー情報を保存し、ワークフローに従ってジョブを実行している際に、エラーを生じたエラー関連ジョブとエラーを生じたエラー工程とを特定し、複数のエラーが特定された場合には、各エラー工程について、その下流にある工程のうち、複数の仕掛品を用いて処理が実行される依存工程の数を、エラー関連ジョブごとに特定し、依存工程の数が他よりも多いエラー工程を優先工程として決定する。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
ワークフローを管理する情報処理装置であって、
ワークフローに含まれた工程とその順序を示すワークフロー情報を保存する保存手段と、
ワークフローに従ってジョブを実行している際に、エラーを生じたエラー関連ジョブとエラーを生じたエラー工程とを特定する第1の特定手段と、
前記第1の特定手段により複数のエラーが特定された場合には、各エラー工程について、その下流にある工程のうち、複数の仕掛品を用いて処理が実行される依存工程の数を、エラー関連ジョブごとに特定する第2の特定手段と、
前記第2の特定手段により特定された前記依存工程の数が他よりも多いエラー工程を優先工程として決定する決定手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記依存工程の数が他よりも多いエラー工程が複数ある場合には、前記各エラー工程の下流にある下流工程の数を特定第3の特定手段をさらに有し、
前記決定手段は、前記第3の特定手段により特定された前記下流工程の数が他よりも多いエラー工程を優先工程として決定する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記下流工程の数が他よりも多いエラー工程が複数ある場合には、前記各エラー工程のエラーが復旧してからジョブが完了するまでの復旧後の作業時間をエラー関連ジョブごとに推定する推定手段をさらに有し、
前記決定手段は、前記推定手段により推定された作業時間が他よりも長いジョブのエラー工程を優先工程として決定する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
決定された前記優先工程を出力する出力手段を更に有する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
作業者ごとの位置を特定する第4の特定手段と、
決定された前記優先工程の作業場所と前記作業者の位置とに基づいて、前記優先工程のエラーに対応する作業者を決定する作業者決定手段と、を更に有する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置であって、
作業者ごとの作業履歴を蓄積する履歴手段を更に有し、
前記作業者決定手段は、前記作業履歴に基づいて、前記優先工程のエラーの作業経験がない作業者を、前記優先工程のエラーに対応する作業者から除外する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
請求項5に記載の情報処理装置であって、
決定された前記優先工程と前記作業者とを出力する出力手段を更に有する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
請求項4または7に記載の情報処理装置であって、
前記出力手段は、出力の内容を表示するユーザインタフェースを含む
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項9】
請求項4または7に記載の情報処理装置であって、
前記出力手段は、出力の内容を作業者の端末に通知する手段を含む
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記情報処理装置には、画像形成装置とジョブごとの仕掛品に付された無線タグである物品タグを検知するタグリーダとが通信で接続されており、
前記第1の特定手段は、画像形成工程については、ジョブを実行中の前記画像形成装置からエラーの通知に基づいて、後処理工程については、前記タグリーダから受信した、ジョブごとに関連付けられた前記物品タグの信号から特定される処理中または処理待ちの工程と当該工程のエラー情報とに基づいて、前記エラー関連ジョブと前記エラー工程とを特定する
ことを特徴とする情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管理対象、例えば商業印刷等のオフライン工程において、各工程のジョブ滞留の警告通知を管理する情報処理装置及びワークフロー管理方法とプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
商業印刷における「受発注」から「印刷工程」に関しては印刷ワークフローソフトによって管理、可視化が行われている。また、ネットワークに接続されたオンライン後加工機に関してもネットワークを介して情報を収集することで状況の管理、可視化が行われている。各加工機の状況の可視化により、各工程の作業状況も取得できる。特許文献1には、複数の注文が為された時の実行順序を簡易かつ適切に調整できるシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-174032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
工程によっては、他工程での成果物と合わせるなど、複数の成果物を用いて作業を行う場合がある。そのような工程の場合、近くに保管場所が用意され、先に保管場所に到着した成果物はそこで作業に必要な成果物が到着するまで待機することとなる。このような作業に必要な成果物の到着を待つ、別工程での成果物を仕掛品と呼ぶ。ジョブの滞留数の増加に伴い、保管場所に仕掛品が保管される。複数の工程でトラブルが発生した場合、ジョブが滞留するため、適切な順番で対応しないと仕掛かり品が増えて保管場所を圧迫することとなる。その結果、仕掛品の保管が困難になる、成果物の到着時に対応する必要な仕掛品を探すことが困難になるなどの課題が挙げられる。そのため、優先して対応する工程、あるいは工程の順序を適切に決定する必要がある。
【0005】
特許文献1に記載の方法では、ワークフローの要素工程の実行順序を印刷ジョブの順番や納期等で決定する。そして、ワークフローの要素工程の装置の故障発生時には、当該要素工程の実行が保留されたワークフローの、保留された要素工程の下流の要素工程の実行順序を、他のワークフローを優先するように調整する。しかし、特許文献1では複数の工程で同時に故障が発生した場合の対処については考慮されておらず、そのような場合に適切に対応できないという課題がある。
【0006】
そこで本発明では、複数箇所でトラブルが発生した場合を考慮して作業者による対応を優先する優先工程を決めることで、処理の滞留を抑制する管理システム及び管理方法とプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明の一側面によれば、ワークフローを管理する情報処理装置であって、
ワークフローに含まれた工程とその順序を示すワークフロー情報を保存する保存手段と、
ワークフローに従ってジョブを実行している際に、エラーを生じたエラー関連ジョブとエラーを生じたエラー工程とを特定する第1の特定手段と、
前記第1の特定手段により複数のエラーが特定された場合には、各エラー工程について、その下流にある工程のうち、複数の仕掛品を用いて処理が実行される依存工程の数を、エラー関連ジョブごとに特定する第2の特定手段と、
前記第2の特定手段により特定された前記依存工程の数が他よりも多いエラー工程を優先工程として決定する決定手段と
を有することを特徴とする情報処理装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数箇所でトラブルが発生した場合を考慮して作業者による対応を優先する優先工程を決めることで、処理の滞留を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の画像形成システムの構成図。
本実施形態の情報処理装置のハードウェア構成図。
本実施形態の情報処理装置のソフトウェア構成図。
印刷ワークフローアプリケーションの印刷ジョブ管理画面。
印刷ジョブ情報データに格納される印刷ジョブ情報テーブルを示す図。
印刷ジョブ情報データに格納される商材情報テーブルおよびワークフロー情報テーブルを示す図。
本実施形態の位置管理システムの構成の一例を示す図。
本実施形態のタグリーダの構成の一例を示すブロック図。
本実施形態の携帯システムに含まれるユーザ端末の構成の一例を示すブロック図。
本実施形態の管理サーバの構成の一例を示すブロック図。
本実施形態の物品テーブル、場所テーブル、リーダテーブル、ユーザテーブル、移動量テーブル及びタグ検知テーブルの構成の例を示す図。
本実施形態の工程管理システムの構成の一例を示す図。
本実施形態のジョブテーブル、工程位置テーブル、ジョブステータステーブルの構成の一例を示す図。
本実施形態の工程管理サービスの構成の一例を示す図。
本実施形態の全体フロー図。
本実施形態の優先工程決定の全体フロー図。
本実施形態の残依存工程数を用いた優先工程決定のフロー図。
本実施形態の残依存工程数を用いた優先工程決定の一例を示す図。
本実施形態の変形例である仕掛品を考慮した優先工程決定フロー図。
本実施形態の仕掛品保管エリアの一例を示す図。
本実施形態の変形例である作業者決定フロー図。
本実施形態の変形例である作業者履歴を考慮して作業者決定するフロー図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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