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公開番号2025090506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2024165239
出願日2024-09-24
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250610BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 感光体に接触して設けられたシートと感光体の間に介在する外添剤が、感光体が逆回転した際に露光装置の光路を遮ってしまうことを抑制する。
【解決手段】 感光体と、露光装置と、感光体に接触して設けられたクリーニング部材と、現像動作時に感光体を第1回転方向に回転駆動する駆動部と、非現像動作時に感光体を第1回転方向とは反対の第2回転方向に回転駆動するよう駆動部を制御するモードを実行可能な制御部と、第1回転方向に関してクリーニング部材が感光体に接触している位置よりも下流且つ現像位置よりも上流において、感光体に接触して設けられたシートと、シートが感光体に接触している接触位置よりも重力方向下方であって、且つ、水平方向に関して、接触位置と、モードにおいて接触位置を起点として感光体を第2回転方向に回転駆動した際に到達する位置と、の間の領域において、感光体に対して非接触に対向して設けられた捕集部と、を備える。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能な感光体と、
前記感光体に静電潜像を形成するために前記感光体を露光する露光装置と、
トナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、前記露光装置により前記感光体に形成された静電潜像を現像する現像位置に前記現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、を有する現像装置と、
前記感光体をクリーニングするために前記感光体に接触して設けられたクリーニング部材と、
前記現像装置が前記感光体に形成された静電潜像を現像する現像動作時に前記感光体を第1回転方向に回転駆動する駆動部と、
前記現像動作を実行しない非現像動作時に前記感光体を前記第1回転方向とは反対の第2回転方向に回転駆動するよう前記駆動部を制御するモードを実行可能な制御部と、
前記第1回転方向に関して前記クリーニング部材が前記感光体に接触している位置よりも下流且つ前記現像位置よりも上流において、前記感光体に接触して設けられたシートと、
前記シートが前記感光体に接触している接触位置よりも重力方向下方であって、且つ、水平方向に関して、前記接触位置と、前記モードにおいて前記接触位置を起点として前記感光体を前記第2回転方向に回転駆動した際に到達する位置と、の間の領域において、前記感光体に対して非接触に対向して設けられた捕集部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1回転方向に関して前記露光装置によって前記感光体が露光される露光位置よりも下流且つ前記接触位置よりも上流において、前記感光体に対して非接触に対向して設けられた捕集シートを更に備え、
前記捕集部は、前記捕集シートを含み、
前記捕集シートの自由端は、前記捕集シートの固定端よりも重力方向上方に在り、
前記捕集シートの自由端は、水平方向に関して、前記モードにおいて前記接触位置を起点として前記感光体を前記第2回転方向に回転駆動した際に到達する位置と、前記露光位置と、の間に在る
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記露光装置は、LEDを発光する発光素子と、前記発光素子により発光されたLEDを照射する照射部と、を有し、
前記捕集シートの自由端は、前記発光部よりも重力方向上方に在り、
前記捕集シートの自由端は、水平方向に関して、前記モードにおいて前記接触位置を起点として前記感光体を前記第2回転方向に回転駆動した際に到達する位置と、前記照射部と、の間に在る
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記現像装置は、前記捕集シートが貼り付けられるシート貼り付け部材を更に有し、
前記捕集部は、前記捕集シートと前記シート貼り付け部材により構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記現像装置は、前記現像剤担持体に担持される現像剤の量を規制する規制部材を更に有し、
前記シート貼り付け部材は、前記規制部材と一体成形されている
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記現像装置は、前記シートと前記捕集シートが貼り付けられるシート貼り付け部材を更に有し、
前記捕集部は、前記シートと前記捕集シートと前記シート貼り付け部材により構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記現像装置は、前記現像剤担持体に担持される現像剤の量を規制する規制部材を更に有し、
前記シート貼り付け部材は、前記規制部材と一体成形されている
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記捕集部は、前記感光体の回転軸線方向において、前記感光体に画像を形成可能な最大画像領域の略全域に亘って設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記現像剤担持体は、回転可能であり、
前記現像装置は、前記現像剤担持体に担持される現像剤の量を規制する規制部材と、前記現像剤担持体の回転方向に関して前記規制部材が前記現像剤担持体に最も近接する位置よりも下流且つ前記現像位置よりも上流において、前記現像剤担持体に接触して設けられた別のシートと、を更に有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記モードにおいて、前記感光体を前記第2回転方向に第1の移動距離だけ回転駆動した後に、前記感光体を前記第1回転方向に前記第1の移動距離よりも短い第2の移動距離だけ回転駆動するよう前記駆動部を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、像担持体に形成された静電潜像をトナーとキャリアを含む現像剤により現像する現像装置を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式などを用いた画像形成装置では、感光ドラム(像担持体)に形成された静電潜像を現像装置によりトナー像として現像する。このような現像装置として、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を用いたものが、従来から使用されている。
【0003】
現像装置は、トナーとキャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、感光ドラムに形成された静電潜像を現像するために現像剤を担持する回転可能な現像スリーブ(現像回転体)と、現像スリーブに担持される現像剤の量を規制する現像剤規制部材を備える。
【0004】
現像スリーブによって静電潜像が現像される現像位置(現像領域)に搬送された現像剤は、現像領域で穂立ちすることにより、磁気穂が形成される。そして、現像領域で磁気穂から供給された現像剤中のトナーが静電潜像に供給されることにより、静電潜像がトナー像として現像される。一方、現像領域で磁気穂から供給された現像剤中のトナーの一部は、現像領域で静電潜像に付着せずに、現像領域から飛散することがある。そのため、特に現像領域から重力方向下方の空間では、現像領域から飛散したトナーの自重により当該空間を浮遊しているトナーが相対的に多くなりやすい。
【0005】
そこで、特許文献1に記載の現像装置は、現像剤規制部材と、感光ドラムに当接し現像領域から重力方向下方に飛散したトナーを捕捉するためのシート部材と、シート部材を支持するためのシート支持部材を備える。これにより、現像領域から重力方向下方の空間を閉塞空間にし、現像領域で静電潜像に付着せずに現像領域から飛散したトナーを捕捉している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-101304号公報
特開2019-159025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
感光ドラムは、静電潜像に付着したトナー像を中間転写ベルトへ転写する。中間転写ベルトに転写されなかった転写残トナーは感光ドラムに押圧されたクリーニングブレードによって掻き取られる。クリーニングブレードは、その先端側エッジ部を感光ドラムに対して感光ドラムの画像形成時の正回転方向においてカウンターに所定の押圧力をもって当接させて配設してある。
【0008】
クリーニングブレードの先端側エッジ部は、感光ドラムに対する当接圧と、感光ドラムの正回転方向に対しカウンター方向に当接しているため、感光ドラムに引きずられることで歪が発生して感光ドラムに密着する。クリーニングブレードの先端側エッジ部の手前では、トナーがクリーニングブレードで堰きとめられることで、トナーが溜まっている。このようなトナーの溜まりがある状態のまま、感光ドラムを回転停止状態にしておくと、そのトナーが凝集して感光ドラム面に固着化状態になり、感光ドラムの正回転起動時にクリーニングブレードのエッジ部をすり抜けてしまうことがある。
【0009】
そこで、特許文献2の画像形成装置は、感光ドラムを画像形成時とは逆方向に回転させるリフレッシュモードを実行する。これにより、クリーニングブレードのエッジ部における研磨剤(トナーに混合された外添剤)の量のばらつきを抑えて、クリーニングブレードと感光ドラムの当接部でトナーが凝集することを抑制している。
【0010】
一方、特許文献1に記載の構成の場合、現像装置が備えるシート部材が感光ドラムに当接しているため、クリーニングブレードをすり抜けたトナーに含まれる微細な外添剤がシート部材に付着することがある。付着した外添剤は、シート部材と感光ドラム表面の間に介在する。そのため、特許文献1に記載の構成において、クリーニングモードで感光ドラムを逆回転させた際に、外添剤が重力方向下方に落下し、感光ドラムを露光する露光部材の光路を遮ってしまう虞がある。
(【0011】以降は省略されています)

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