TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025082470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195815
出願日2023-11-17
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250522BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像不良を抑制可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、シートを挟持しつつシート搬送方向に搬送する搬送部と、トナー像をシートに転写する転写部と、転写部によって転写されたトナー像をシートに定着させる定着部と、シート搬送方向において転写部と定着部との間に配置され、転写部及び定着部によって挟持されているシートの撓み量を多段階で検知する検知部と、検知部の検知結果に基づいて、定着部によるシートの搬送速度を制御する制御部と、を備える。制御部は、1枚のシートが搬送部、転写部及び定着部に挟持されている間に、撓み量が第1の撓み量となるように定着部によるシートの搬送速度を制御する第1処理と、第1処理の後に実行され、撓み量が第1の撓み量よりも小さい第2の撓み量となるように定着部によるシートの搬送速度を制御する第2処理と、を行うモードを実行可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シートを挟持しつつシート搬送方向に搬送する搬送部と、
前記シート搬送方向において前記搬送部の下流に配置され、シートを挟持しつつ搬送し、かつトナー像をシートに転写する転写部と、
前記シート搬送方向において前記転写部の下流に配置され、シートを挟持しつつ搬送し、かつ前記転写部によって転写されたトナー像をシートに定着させる定着部と、
前記シート搬送方向において前記転写部と前記定着部との間に配置され、前記転写部及び前記定着部によって挟持されているシートの撓み量を多段階で検知する検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて、前記定着部によるシートの搬送速度を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、1枚のシートが前記搬送部、前記転写部及び前記定着部に挟持されている間に、前記撓み量が第1の撓み量となるように前記定着部によるシートの搬送速度を制御する第1処理と、前記第1処理の後に実行され、前記撓み量が第1の撓み量よりも小さい第2の撓み量となるように前記定着部によるシートの搬送速度を制御する第2処理と、を行うモードを実行可能である、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記モードにおいて、前記第1処理の後、少なくともシートの後端が前記搬送部を抜けるまで前記第2処理を継続する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記モードは、第1モードであり、
前記制御部は、第1の剛度のシートを搬送する場合、前記第1モードを実行し、前記第1の剛度よりも小さい第2の剛度のシートを搬送する場合、少なくともシートの後端が前記搬送部を抜けるまで前記第1処理を継続する第2モードを実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記定着部によるシートの搬送速度を、前記転写部によるシートの搬送速度よりも速い第1速度と、前記転写部によるシートの搬送速度よりも遅い第2速度と、の間で切り替えることで、前記撓み量を調整する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記検知部は、前記転写部及び前記定着部によって挟持されているシートに押圧されることで回動する回動部と、前記回動部の回動量に応じたパルス信号を出力するロータリエンコーダと、を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記搬送部は、ローラ対を含み、停止状態の前記ローラ対のニップにシートを突き当てることでシートの斜行を補正する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記転写部は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に対向し、前記像担持体と共に転写ニップを形成する対向部材と、を有し、
前記ニップにおける前記ローラ対の共通接線は、前記転写ニップにおける前記像担持体と前記対向部材の共通接線に交差する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記搬送部、前記転写部及び前記定着部に挟持されたシートは、前記搬送部と前記転写部との間で撓み、かつ前記転写部と前記定着部との間でも撓んでいる、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記シート搬送方向において前記搬送部の上流に配置され、シートの先端の位置を検知する先端検知部を更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、転写部と定着装置との間に配置され、シートに形成されたループを検知するループ検知センサを備えた画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。ループ検知センサは、フォトインタラプタと、搬送されるシートによって押圧されることで回動するアクチュエータと、を有し、フォトインタラプタは、アクチュエータの変位に応じてON又はOFFされる。定着装置によるシートの搬送速度は、フォトインタラプタの検知結果に基づいて、プロセススピードよりも遅い速度又はプロセススピードよりも速い速度に制御される。これにより、シートに形成されるループ量が一定量を維持するように制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-97154号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の画像形成装置において、転写部と、シート搬送方向において転写部の上流に設けられた搬送部と、の間でもシートがループを形成することがある。この場合、搬送部と転写部との間で形成されるループの反力と、転写部と定着装置との間で形成されるループの反力と、が転写部において打ち消し合うように働いている。しかしながら、シートの後端が搬送部を抜けると、転写部においてシートに作用する力が急峻に変化し、転写部に対してシートがスリップすることがある。シートがスリップすると、シート上の画像が乱れ、画像不良を引き起こしてしまう。
【0005】
本発明は、画像不良を抑制可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、画像形成装置において、シートを挟持しつつシート搬送方向に搬送する搬送部と、前記シート搬送方向において前記搬送部の下流に配置され、シートを挟持しつつ搬送し、かつトナー像をシートに転写する転写部と、前記シート搬送方向において前記転写部の下流に配置され、シートを挟持しつつ搬送し、かつ前記転写部によって転写されたトナー像をシートに定着させる定着部と、前記シート搬送方向において前記転写部と前記定着部との間に配置され、前記転写部及び前記定着部によって挟持されているシートの撓み量を多段階で検知する検知部と、前記検知部の検知結果に基づいて、前記定着部によるシートの搬送速度を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、1枚のシートが前記搬送部、前記転写部及び前記定着部に挟持されている間に、前記撓み量が第1の撓み量となるように前記定着部によるシートの搬送速度を制御する第1処理と、前記第1処理の後に実行され、前記撓み量が第1の撓み量よりも小さい第2の撓み量となるように前記定着部によるシートの搬送速度を制御する第2処理と、を行うモードを実行可能である、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、画像不良を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態に係る画像形成装置の断面構成を示す全体概略図。
撓みセンサ並びにその周辺構成を示す模式図。
撓みセンサを示す拡大図。
画像形成装置の制御ブロックを示すブロック図。
撓み量制御を示すフローチャート。
撓み量制御を示すフローチャート。
撓み量制御を実施した時のシートの撓み量の変化を示すグラフ。
シートの後端がレジストレーションローラ対を抜ける際の様子を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[全体構成]
図1は本発明に係る画像形成装置100の断面構成を示す全体概略図である。画像形成装置100は、記録材であるシートSに画像を形成する画像形成部150と、給送ユニット110と、定着器160と、画像読取装置102と、を有している。また、画像形成装置100は、画像形成部150を収容する筐体である装置本体101を備えている。
【0010】
なお、画像形成装置とは、プリンタ、複写機、ファクシミリ、及び複合機を含み、外部PCから入力された画像情報や原稿から読取った画像情報に基づいて、記録媒体として用いられるシートに画像を形成する装置を指すものとする。また、画像形成装置は、画像形成機能を有する本体に加えて、オプションフィーダ、画像読取装置、シート処理装置等の付属機器が連結される場合があるが、このような付属機器が連結されたシステム全体も画像形成装置の一種である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
記録装置
5日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
通信装置
5日前
キヤノン株式会社
撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
光走査装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
15日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
11日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
11日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
11日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像システム
11日前
キヤノン株式会社
冊子作製装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
記録素子基板
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
16日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
撮影システム
9日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
3日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
2日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
16日前
キヤノン株式会社
レンズ駆動装置
5日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
11日前
キヤノン株式会社
アクセサリ装置
8日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
16日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
記録装置及び制御方法
3日前
キヤノン株式会社
分別装置及び分別方法
2日前
キヤノン株式会社
印刷装置及び印刷方法
3日前
続きを見る