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公開番号
2025074868
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185955
出願日
2023-10-30
発明の名称
現像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
15/09 20060101AFI20250507BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像不良の発生を抑制できる構成を提供する。
【解決手段】第2スリーブの表面における受取極201の磁束密度の法線成分の最大値の位置を点Tとする。また、受取極201の磁束密度の法線成分の最大値の半値位置のうち、第2スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Hu、第2スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Hdとする。また、第2スリーブの回転中心と点Tを結ぶ直線を直線L20、回転中心と点Huを結ぶ直線を直線L21、回転中心と点Hdを結ぶ直線を直線L22とする。更に、直線L20と直線L21がなす角度をwθ21とし、直線L20と直線L22がなす角度をwθ22とし、Δwθ=wθ22-wθ21とする。この場合に、受取極201は、Δwθ≧0を満たす。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
回転する第1スリーブと、前記第1スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第1スリーブの表面に、トナーと磁性を有するキャリアを含む現像剤を吸着させる第1磁石とを有し、回転する像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第1現像ローラと、
回転中心が鉛直方向に関して前記第1現像ローラの回転中心よりも上方に位置するように配置され、磁力により前記第1現像ローラから現像剤が受け渡される第2現像ローラであって、前記第1スリーブと対向する位置において前記第1スリーブと逆方向に回転する第2スリーブと、前記第2スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第2スリーブの表面に現像剤を吸着させる第2磁石とを有し、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第2現像ローラと、を備え、
前記第1磁石は、前記第1現像ローラから前記第2現像ローラに現像剤を受け渡すための磁極である受渡極と、前記第1スリーブの回転方向に関して前記受渡極の上流側に隣接して位置する第1磁極と、を有し、
前記第2磁石は、前記第2現像ローラが前記第1現像ローラから現像剤を受け取るための磁極である受取極と、前記第2スリーブの回転方向に関して前記受取極の下流側に隣接して位置する第2磁極と、を有し、
前記受取極は、
前記第2スリーブの表面における前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値の位置を点Tとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値の半値位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Huとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値の半値位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Hdとし、
前記第2スリーブの回転中心R2と前記点Tを結ぶ直線を直線L20とし、
前記回転中心R2と前記点Huを結ぶ直線を直線L21とし、
前記回転中心R2と前記点Hdを結ぶ直線を直線L22とし、
前記直線L20と前記直線L21がなす角度をwθ21とし、
前記直線L20と前記直線L22がなす角度をwθ22とし、
Δwθ=wθ22-wθ21とした場合に、
Δwθ≧0
を満たすことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 4,000 文字)
【請求項2】
前記受取極は、Δwθ>0
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記受取極は、
前記第2スリーブの表面における前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値を値Ltとし、
前記値Ltの半値を値Lhとし、
前記第2スリーブの表面における前記受取極の磁束密度の法線成分を、縦軸を磁束密度、横軸を前記第2スリーブの回転方向の角度としてグラフに表した場合に、前記値Ltの位置を通る横軸と平行な直線を直線HLt、前記値Lhの位置を通る横軸と平行な直線を直線HLh、前記点Huを通る縦軸と平行な直線を直線VL21、前記点Hdを通る縦軸と平行な直線を直線VL22とし、
前記直線VL21と前記直線VL22と前記直線HLtと前記直線HLhで囲まれた矩形面積を面積Sとし、
前記グラフにおいて、前記受取極の磁束密度の法線成分を前記第2スリーブの回転方向の角度に関して前記直線VL21から前記直線VL22まで積分した面積を面積Saとした場合に、
Sa/S≧65%
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項4】
前記受取極は、Sa/S≧70%
を満たすことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
【請求項5】
前記受取極は、
前記第2スリーブの表面における前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値を値Ltとし、
前記値Ltの10%の値を値Cとし、
前記値Ltの90%の値を値Dとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Cとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Cuとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Cとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Cdとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Dとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Duとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Dとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Ddとし、
前記第2スリーブの回転中心R2と前記点Cuを結ぶ直線を直線L21Cとし、
前記回転中心R2と前記点Cdを結ぶ直線を直線L22Cとし、
前記回転中心R2と前記点Duを結ぶ直線を直線L21Dとし、
前記回転中心R2と前記点Ddを結ぶ直線を直線L22Dとし、
前記直線L21Cと前記直線L22Cがなす角度をWcとし、
前記直線L21Dと前記直線L22Dがなす角度をWdとした場合に、
Wd/Wc≧30%
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項6】
前記受渡極は、Wd/Wc≧35%
を満たすことを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
【請求項7】
前記受渡極は、
前記第1スリーブの表面における前記受渡極の磁束密度の法線成分の最大値の位置を点T´とし、
前記受渡極の磁束密度の法線成分の最大値の半値位置のうち、前記第1スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Hd´とし、
前記受渡極の磁束密度の法線成分の最大値の半値位置のうち、前記第1スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Hu´とし、
前記第1スリーブの回転中心R1と前記点T´を結ぶ直線を直線L10とし、
前記回転中心R1と前記点Hu´を結ぶ直線を直線L11とし、
前記回転中心R1と前記点Hd´を結ぶ直線を直線L12とし、
前記直線L10と前記直線L11がなす角度をwθ11とし、
前記直線L10と前記直線L12がなす角度をwθ12とし、
Δwθ´=wθ11-wθ12とした場合に、
Δwθ´≧0
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項8】
回転する第1スリーブと、前記第1スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第1スリーブの表面に、トナーと磁性を有するキャリアを含む現像剤を吸着させる第1磁石とを有し、回転する像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第1現像ローラと、
回転中心が鉛直方向に関して前記第1現像ローラの回転中心よりも上方に位置するように配置され、磁力により前記第1現像ローラから現像剤が受け渡される第2現像ローラであって、前記第1スリーブと対向する位置において前記第1スリーブと逆方向に回転する第2スリーブと、前記第2スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第2スリーブの表面に現像剤を吸着させる第2磁石とを有し、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第2現像ローラと、を備え、
前記第1磁石は、前記第1現像ローラから前記第2現像ローラに現像剤を受け渡すための磁極である受渡極と、前記第1スリーブの回転方向に関して前記受渡極の上流側に隣接して位置する第1磁極と、を有し、
前記第2磁石は、前記第2現像ローラが前記第1現像ローラから現像剤を受け取るための磁極である受取極と、前記第2スリーブの回転方向に関して前記受取極の下流側に隣接して位置する第2磁極と、を有し、
前記受取極は、
前記第2スリーブの表面における前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値を値Ltとし、
前記値Ltの半値を値Lhとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値の半値位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Huとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値の半値位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Hdとし、
前記第2スリーブの表面における前記受取極の磁束密度の法線成分を、縦軸を磁束密度、横軸を前記第2スリーブの回転方向の角度としてグラフに表した場合に、前記値Ltの位置を通る横軸と平行な直線を直線HLt、前記値Lhの位置を通る横軸と平行な直線を直線HLh、前記点Huを通る縦軸と平行な直線を直線VL21、前記点Hdを通る縦軸と平行な直線を直線VL22とし、
前記直線VL21と前記直線VL22と前記直線HLtと前記直線HLhで囲まれた矩形面積を面積Sとし、
前記グラフにおいて、前記受取極の磁束密度の法線成分を前記第2スリーブの回転方向の角度に関して前記直線VL21から前記直線VL22まで積分した面積を面積Saとした場合に、
Sa/S≧75%
を満たすことを特徴とする現像装置。
【請求項9】
回転する第1スリーブと、前記第1スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第1スリーブの表面に、トナーと磁性を有するキャリアを含む現像剤を吸着させる第1磁石とを有し、回転する像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第1現像ローラと、
回転中心が鉛直方向に関して前記第1現像ローラの回転中心よりも上方に位置するように配置され、磁力により前記第1現像ローラから現像剤が受け渡される第2現像ローラであって、前記第1スリーブと対向する位置において前記第1スリーブと逆方向に回転する第2スリーブと、前記第2スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第2スリーブの表面に現像剤を吸着させる第2磁石とを有し、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第2現像ローラと、を備え、
前記第1磁石は、前記第1現像ローラから前記第2現像ローラに現像剤を受け渡すための磁極である受渡極と、前記第1スリーブの回転方向に関して前記受渡極の上流側に隣接して位置する第1磁極と、を有し、
前記第2磁石は、前記第2現像ローラが前記第1現像ローラから現像剤を受け取るための磁極である受取極と、前記第2スリーブの回転方向に関して前記受取極の下流側に隣接して位置する第2磁極と、を有し、
前記受取極は、
前記第2スリーブの表面における前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値を値Ltとし、
前記値Ltの10%の値を値Cとし、
前記値Ltの90%の値を値Dとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Cとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Cuとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Cとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Cdとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Dとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Duとし、
前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Dとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Ddとし、
前記第2スリーブの回転中心R2と前記点Cuを結ぶ直線を直線L21Cとし、
前記回転中心R2と前記点Cdを結ぶ直線を直線L22Cとし、
前記回転中心R2と前記点Duを結ぶ直線を直線L21Dとし、
前記回転中心R2と前記点Ddを結ぶ直線を直線L22Dとし、
前記直線L21Cと前記直線L22Cがなす角度をWcとし、
前記直線L21Dと前記直線L22Dがなす角度をWdとした場合に、
Wd/Wc≧40%
を満たすことを特徴とする現像装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像装置に関する。
続きを表示(約 4,000 文字)
【背景技術】
【0002】
現像装置として、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像ローラを、像担持体の回転方向に関して2本並べて配置した構成が提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載された現像装置では、2本の現像ローラのうち、鉛直方向下方にある第1現像ローラに供給部から現像剤が供給され、鉛直方向上方にある第2現像ローラは下方にある第1現像ローラから現像剤が受け渡される構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-254107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のように、第1現像ローラから鉛直方向上方にある第2現像ローラに現像剤を受け渡す構成の場合、第1現像ローラ内に配置された第1磁石が有する受渡極と、第2現像ローラ内に配置された第2磁石が有する受取極との間で形成される磁界によって、現像剤の受け渡しが行われる。受渡極は、受取極と逆極性である。このような構成では、第2現像ローラの回転方向が、第1現像ローラと対向する位置において第1現像ローラと逆方向であるとすると、受渡極の上流側に隣接する第1磁極は、受取極の下流に隣接する第2磁極と逆極性となる。このため、第1磁極と第2磁極との間には、現像剤をそれぞれのローラに引き付ける磁界が発生する。
【0005】
このように第1磁極と第2磁極との間で現像剤を引き付ける磁界が発生すると、この磁界によって、第1磁極と第2磁極との間で現像剤の移動が発生する虞がある。そして、第1磁極と第2磁極との間で現像剤の移動が生じると、移動している現像剤が浮遊し、第1現像ローラ及び第2現像ローラ近傍にある像担持体に付着する虞がある。このように像担持体に現像剤が付着してしまうと、出力画像上に縦スジ状のかぶりが発生するなどの画像不良が生じる。
【0006】
本発明は、画像不良の発生を抑制できる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、回転する第1スリーブと、前記第1スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第1スリーブの表面に、トナーと磁性を有するキャリアを含む現像剤を吸着させる第1磁石とを有し、回転する像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第1現像ローラと、回転中心が鉛直方向に関して前記第1現像ローラの回転中心よりも上方に位置するように配置され、磁力により前記第1現像ローラから現像剤が受け渡される第2現像ローラであって、前記第1スリーブと対向する位置において前記第1スリーブと逆方向に回転する第2スリーブと、前記第2スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第2スリーブの表面に現像剤を吸着させる第2磁石とを有し、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第2現像ローラと、を備え、前記第1磁石は、前記第1現像ローラから前記第2現像ローラに現像剤を受け渡すための磁極である受渡極と、前記第1スリーブの回転方向に関して前記受渡極の上流側に隣接して位置する第1磁極と、を有し、前記第2磁石は、前記第2現像ローラが前記第1現像ローラから現像剤を受け取るための磁極である受取極と、前記第2スリーブの回転方向に関して前記受取極の下流側に隣接して位置する第2磁極と、を有し、前記受取極は、前記第2スリーブの表面における前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値の位置を点Tとし、前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値の半値位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Huとし、前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値の半値位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Hdとし、前記第2スリーブの回転中心R2と前記点Tを結ぶ直線を直線L20とし、前記回転中心R2と前記点Huを結ぶ直線を直線L21とし、前記回転中心R2と前記点Hdを結ぶ直線を直線L22とし、前記直線L20と前記直線L21がなす角度をwθ21とし、前記直線L20と前記直線L22がなす角度をwθ22とし、Δwθ=wθ22-wθ21とした場合に、Δwθ≧0を満たすことを特徴とする現像装置である。
【0008】
本発明の一態様は、回転する第1スリーブと、前記第1スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第1スリーブの表面に、トナーと磁性を有するキャリアを含む現像剤を吸着させる第1磁石とを有し、回転する像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第1現像ローラと、回転中心が鉛直方向に関して前記第1現像ローラの回転中心よりも上方に位置するように配置され、磁力により前記第1現像ローラから現像剤が受け渡される第2現像ローラであって、前記第1スリーブと対向する位置において前記第1スリーブと逆方向に回転する第2スリーブと、前記第2スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第2スリーブの表面に現像剤を吸着させる第2磁石とを有し、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第2現像ローラと、を備え、前記第1磁石は、前記第1現像ローラから前記第2現像ローラに現像剤を受け渡すための磁極である受渡極と、前記第1スリーブの回転方向に関して前記受渡極の上流側に隣接して位置する第1磁極と、を有し、前記第2磁石は、前記第2現像ローラが前記第1現像ローラから現像剤を受け取るための磁極である受取極と、前記第2スリーブの回転方向に関して前記受取極の下流側に隣接して位置する第2磁極と、を有し、前記受取極は、前記第2スリーブの表面における前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値を値Ltとし、前記値Ltの半値を値Lhとし、前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値の半値位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Huとし、前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値の半値位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Hdとし、前記第2スリーブの表面における前記受取極の磁束密度の法線成分を、縦軸を磁束密度、横軸を前記第2スリーブの回転方向の角度としてグラフに表した場合に、前記値Ltの位置を通る横軸と平行な直線を直線HLt、前記値Lhの位置を通る横軸と平行な直線を直線HLh、前記点Huを通る縦軸と平行な直線を直線VL21、前記点Hdを通る縦軸と平行な直線を直線VL22とし、前記直線VL21と前記直線VL22と前記直線HLtと前記直線HLhで囲まれた矩形面積を面積Sとし、前記グラフにおいて、前記受取極の磁束密度の法線成分を前記第2スリーブの回転方向の角度に関して前記直線VL21から前記直線VL22まで積分した面積を面積Saとした場合に、Sa/S≧75%を満たすことを特徴とする現像装置である。
【0009】
本発明の一態様は、回転する第1スリーブと、前記第1スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第1スリーブの表面に、トナーと磁性を有するキャリアを含む現像剤を吸着させる第1磁石とを有し、回転する像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第1現像ローラと、回転中心が鉛直方向に関して前記第1現像ローラの回転中心よりも上方に位置するように配置され、磁力により前記第1現像ローラから現像剤が受け渡される第2現像ローラであって、前記第1スリーブと対向する位置において前記第1スリーブと逆方向に回転する第2スリーブと、前記第2スリーブの内部に非回転に配置され、磁力により前記第2スリーブの表面に現像剤を吸着させる第2磁石とを有し、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する第2現像ローラと、を備え、前記第1磁石は、前記第1現像ローラから前記第2現像ローラに現像剤を受け渡すための磁極である受渡極と、前記第1スリーブの回転方向に関して前記受渡極の上流側に隣接して位置する第1磁極と、を有し、前記第2磁石は、前記第2現像ローラが前記第1現像ローラから現像剤を受け取るための磁極である受取極と、前記第2スリーブの回転方向に関して前記受取極の下流側に隣接して位置する第2磁極と、を有し、前記受取極は、前記第2スリーブの表面における前記受取極の磁束密度の法線成分の最大値を値Ltとし、前記値Ltの10%の値を値Cとし、前記値Ltの90%の値を値Dとし、前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Cとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Cuとし、前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Cとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Cdとし、前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Dとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して上流側の位置を点Duとし、前記受取極の磁束密度の法線成分が前記値Dとなる位置のうち、前記第2スリーブの回転方向に関して下流側の位置を点Ddとし、前記第2スリーブの回転中心R2と前記点Cuを結ぶ直線を直線L21Cとし、前記回転中心R2と前記点Cdを結ぶ直線を直線L22Cとし、前記回転中心R2と前記点Duを結ぶ直線を直線L21Dとし、前記回転中心R2と前記点Ddを結ぶ直線を直線L22Dとし、前記直線L21Cと前記直線L22Cがなす角度をWcとし、前記直線L21Dと前記直線L22Dがなす角度をWdとした場合に、Wd/Wc≧40%を満たすことを特徴とする現像装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像不良の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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