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公開番号2025093141
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208695
出願日2023-12-11
発明の名称音声処理装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04R 3/00 20060101AFI20250616BHJP(電気通信技術)
要約【課題】第1のマイクによって得られた音声信号から、第1のマイクから離れた第2のマイクに入力された音声(第1のマイクに遅れて入力された音声)の音声信号を除去することのできる技術を提供する。
【解決手段】本発明の音声処理装置は、第1の位置で集音された第1の音声信号を取得する第1の音声取得手段と、第2の位置で集音され、無線通信によって第2の位置から送信されて第1の位置で受信された第2の音声信号を取得する第2の音声取得手段と、第2の位置から第1の位置までの無線通信の伝搬時間と第2の位置から第1の位置までの空気伝搬の伝搬時間との差を取得する時間差取得手段と、空気伝搬における音声の減衰率を取得する減衰率取得手段と、減衰率に基づき第2の音声信号を減衰させ且つ伝搬時間の差に基づき第2の音声信号を遅延させた第3の音声信号を、第1の音声信号から除去する補正手段とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の位置で集音された第1の音声信号を取得する第1の音声取得手段と、
第2の位置で集音され、無線通信によって前記第2の位置から送信されて前記第1の位置で受信された第2の音声信号を取得する第2の音声取得手段と、
前記第2の位置から前記第1の位置までの音声信号の無線通信における当該音声信号の伝搬時間と、前記第2の位置から前記第1の位置までの音声の空気伝搬における当該音声の伝搬時間との差を取得する時間差取得手段と、
前記第2の位置から前記第1の位置までの音声の空気伝搬における当該音声の減衰率を取得する減衰率取得手段と、
前記減衰率に基づいて前記第2の音声信号を減衰させ且つ前記差に基づいて前記第2の音声信号を遅延させることにより取得した第3の音声信号を、前記第1の音声信号から除去する補正手段と
を有することを特徴とする音声処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1の音声信号から前記第3の音声信号を除去した第4の音声信号と、前記第2の音声信号とを合成する合成手段
をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の音声処理装置。
【請求項3】
前記第2の位置で所定の音声を発して得られた前記第1の音声信号と前記第2の音声信号とに基づいて、前記減衰率取得手段は前記減衰率を取得し、前記時間差取得手段は前記差を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の音声処理装置。
【請求項4】
前記時間差取得手段は、前記第2の音声信号における前記所定の音声のタイミングから前記第1の音声信号における前記所定の音声のタイミングまでの時間を、前記無線通信における前記伝搬時間と前記空気伝搬における前記伝搬時間との前記差として取得する
ことを特徴とする請求項3に記載の音声処理装置。
【請求項5】
前記減衰率取得手段は、前記第2の音声信号における前記所定の音声のレベルに対する前記第1の音声信号における前記所定の音声のレベルの比率を、前記減衰率として取得する
ことを特徴とする請求項3に記載の音声処理装置。
【請求項6】
前記無線通信における前記伝搬時間の情報が予め用意されており、
前記時間差取得手段は、前記第1の位置から前記第2の位置までの距離に基づいて前記空気伝搬における前記伝搬時間を取得して、前記差を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の音声処理装置。
【請求項7】
前記減衰率取得手段は、前記第1の位置から前記第2の位置までの距離に基づいて前記減衰率を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の音声処理装置。
【請求項8】
前記第1の位置から前記第2の位置までの距離を示す情報を取得する情報取得手段
をさらに有する
ことを特徴とする請求項6に記載の音声処理装置。
【請求項9】
前記第3の音声信号は、所定の周波数帯域の音声信号である
ことを特徴とする請求項1に記載の音声処理装置。
【請求項10】
第1の位置で集音された第1の音声信号を取得するステップと、
第2の位置で集音され、無線通信によって前記第2の位置から送信されて前記第1の位置で受信された第2の音声信号を取得するステップと、
前記第2の位置から前記第1の位置までの音声信号の無線通信における当該音声信号の伝搬時間と、前記第2の位置から前記第1の位置までの音声の空気伝搬における当該音声の伝搬時間との差を取得するステップと、
前記第2の位置から前記第1の位置までの音声の空気伝搬における当該音声の減衰率を取得するステップと、
前記減衰率に基づいて前記第2の音声信号を減衰させ且つ前記差に基づいて前記第2の音声信号を遅延させることにより取得した第3の音声信号を、前記第1の音声信号から除去するステップと
を有することを特徴とする音声処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音声処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
マイクロフォン(以下、「マイク」と称する)に所望の音声以外の音声が入力された場合に、その音声信号をノイズ信号とみなして除去(キャンセル)することによって、所望の音声のみの音声信号を取得する技術が提案されている。特許文献1には、カメラの前方と後方にマイクを設け、後方のマイクによって得られた音声信号をノイズと見なして、前方のマイクによって得られた音声信号から除去する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-100235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
互いに離れた第1のマイクと第2のマイクを用いる場合に、第2のマイクに入力された音声が、第1のマイクにも遅れて入力されることがある。この場合に、特許文献1に開示の技術を用いたとしても、第1のマイクによって得られた音声信号から、第2のマイクに入力された音声(第1のマイクに遅れて入力された音声)の音声信号を除去することはできない。そのため、第2のマイクによって得られた音声信号を無線通信によって取得し、第1のマイクによって得られた音声信号に合成すると、第2のマイクに入力された音声にエコーがかかったような音声信号が得られてしまう。
【0005】
本発明は、第1のマイクによって得られた音声信号から、第1のマイクから離れた第2のマイクに入力された音声(第1のマイクに遅れて入力された音声)の音声信号を除去することのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、第1の位置で集音された第1の音声信号を取得する第1の音声取得手段と、第2の位置で集音され、無線通信によって前記第2の位置から送信されて前記第1の位置で受信された第2の音声信号を取得する第2の音声取得手段と、前記第2の位置から前記第1の位置までの音声信号の無線通信における当該音声信号の伝搬時間と、前記第2の位置から前記第1の位置までの音声の空気伝搬における当該音声の伝搬時間との差を取得する時間差取得手段と、前記第2の位置から前記第1の位置までの音声の空気伝搬における当該音声の減衰率を取得する減衰率取得手段と、前記減衰率に基づいて前記第2の音声信号を減衰させ且つ前記差に基づいて前記第2の音声信号を遅延させることにより取得した第3の音声信号を、前記第1の音声信号から除去する補正手段とを有することを特徴とする音声処理装置である。
【0007】
本発明の第2の態様は、第1の位置で集音された第1の音声信号を取得するステップと、第2の位置で集音され、無線通信によって前記第2の位置から送信されて前記第1の位置で受信された第2の音声信号を取得するステップと、前記第2の位置から前記第1の位置までの音声信号の無線通信における当該音声信号の伝搬時間と、前記第2の位置から前記第1の位置までの音声の空気伝搬における当該音声の伝搬時間との差を取得するステップと、前記第2の位置から前記第1の位置までの音声の空気伝搬における当該音声の減衰率を取得するステップと、前記減衰率に基づいて前記第2の音声信号を減衰させ且つ前記
差に基づいて前記第2の音声信号を遅延させることにより取得した第3の音声信号を、前記第1の音声信号から除去するステップとを有することを特徴とする音声処理方法である。
【0008】
本発明の第3の態様は、コンピュータを、上述した音声処理装置の各手段として機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、第1のマイクによって得られた音声信号から、第1のマイクから離れた第2のマイクに入力された音声(第1のマイクに遅れて入力された音声)の音声信号を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1に係る音声処理システムの構成を示すブロック図である。
無線マイク子機の基本設定処理を示すフローチャートである。
無線マイク親機の基本設定処理を示すフローチャートである。
無線マイク子機と無線マイク親機の使用シーンを示す模式図である。
実施例1に係るエコー補正を含んだ音声処理を示すフローチャートである。
各種音声信号の波形を示すグラフである。
実施例2に係る撮影システムの構成を示すブロック図である。
実施例2に係るエコー補正を含んだ音声処理を示すフローチャートである。
各種音声信号の波形を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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