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公開番号
2025062544
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171712
出願日
2023-10-02
発明の名称
画像投影装置
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
弁理士法人プロウィン
主分類
G02B
27/01 20060101AFI20250407BHJP(光学)
要約
【課題】外光の反射による視認性低下や眩惑の発生を抑制することが可能な画像投影装置を提供する。
【解決手段】虚像(P)を表示するための表示部(WS)に対して画像光を投影する画像投影装置(100)であって、画像光を視域の範囲内に照射する画像照射部(10)と、画像光を表示部(WS)に対して投影する投影光学部(20,30)と、画像照射部(10)および投影光学部(20,30)を収容するハウジング部(50)を有し、ハウジング部(50)には、画像光を取り出す位置に防塵カバー(60)が設けられ、防塵カバー(60)は、水平方向から角度βだけ傾いて設けられており、外部から入射した外光は、防塵カバー(60)で反射されて視域の上端よりも上方に到達する画像投影装置(100)。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
虚像を表示するための表示部に対して画像光を投影する画像投影装置であって、
前記画像光を視域の範囲内に照射する画像照射部と、
前記画像光を前記表示部に対して投影する投影光学部と、
前記画像照射部および前記投影光学部を収容するハウジング部を有し、
前記ハウジング部には、前記画像光を取り出す位置に防塵カバーが設けられ、
前記防塵カバーは、水平方向から角度βだけ傾いて設けられており、
外部から入射した外光は、前記防塵カバーで反射されて前記視域の上端よりも上方に到達することを特徴とする画像投影装置。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記防塵カバーの前記水平方向からの前記角度βは、前記表示部の前記水平方向に対する傾斜角度を正方向として、-45°<β<40°の範囲であることを特徴とする画像投影装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像投影装置であって、
前記角度βは、-45°<β<-5°、5°<β<40°の範囲であることを特徴とする画像投影装置。
【請求項4】
請求項1に記載の画像投影装置であって、
前記防塵カバーが湾曲しており、前記防塵カバーの面内における最大の傾斜角度を前記角度βとすることを特徴とする画像投影装置。
【請求項5】
請求項1から4の何れか一つに記載の画像投影装置であって、
前記防塵カバーの表面には、誘電体多層膜からなる反射防止層が形成されていることを特徴とする画像投影装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像投影装置に関し、特に虚像を表示するための表示部に対して投影画像を投影する画像投影装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両内に各種情報を表示する装置として、アイコンを点灯表示する計器盤が用いられている。また、表示する情報量の増加とともに、計器盤に画像表示装置を埋め込むことや、計器盤全体を画像表示装置で構成することも提案されている。
【0003】
しかし、計器盤は車両のフロントガラス(ウィンドシールド)より下方に位置しているため、計器盤に表示された情報を運転者が視認するには、運転中に視線を下方に移動させる必要があるため好ましくない。そこで、フロントガラスに画像を投影して、運転者が車両の前方を視認したときに情報を読み取れるようにするヘッドアップディスプレイ(以下HUD:Head Up Display)も提案されている(例えば、特許文献1,2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-119248号公報
特開2019-119262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような従来の画像投影装置では、画像光を画像照射部から照射し、投影光学部でウィンドシールドに対して画像光を投影することで、ウィンドシールドで反射された画像光が運転者の視点位置に到達する。運転者は、ウィンドシールドを介して背景と重ね合わせて虚像を視認する。このような画像投影装置では、ウィンドシールドの下方に防塵カバーが設けられており、画像光は防塵カバーを透過して上方に向けて投影光学部からウィンドシールドに対して投影される。画像投影装置が防塵カバーを有していることで、画像投影装置の内部に埃や塵が入り込むことを防止できる。
【0006】
しかし画像投影装置には、太陽光等の外光が車両の外部からウィンドシールドを介して到達する場合がある。このとき外光の入射角度によっては、外光が防塵カバーの表面で反射されウィンドシールドに再入射し、運転者の視点位置に到達してしまう。このような外光の視点位置までの経路は、画像光が運転者の視点位置に到達する経路と似通っているため、虚像の視認性低下や眩惑等の問題が発生する可能性がある。
【0007】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、外光の反射による視認性低下や眩惑の発生を抑制することが可能な画像投影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の画像投影装置は、虚像を表示するための表示部に対して画像光を投影する画像投影装置であって、前記画像光を視域の範囲内に照射する画像照射部と、前記画像光を前記表示部に対して投影する投影光学部と、前記画像照射部および前記投影光学部を収容するハウジング部を有し、前記ハウジング部には、前記画像光を取り出す位置に防塵カバーが設けられ、前記防塵カバーは、水平方向から角度βだけ傾いて設けられており、外部から入射した外光は、前記防塵カバーで反射されて前記視域の上端よりも上方に到達することを特徴とする。
【0009】
このような本発明の画像投影装置では、防塵カバーが水平方向から角度βだけ傾いて設けられており、外部から入射した外光が防塵カバーで反射されて視域の上端よりも上方に到達するため、外光の反射による視認性低下や眩惑の発生を抑制することが可能となる。
【0010】
また、本発明の一態様では、前記防塵カバーの前記水平方向からの前記角度βは、前記表示部の前記水平方向に対する傾斜角度を正方向として、-45°<β<40°の範囲である。
(【0011】以降は省略されています)
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