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公開番号
2025105265
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223704
出願日
2023-12-28
発明の名称
車両用灯具
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
個人
主分類
F21S
41/683 20180101AFI20250703BHJP(照明)
要約
【課題】発光素子からの出射光をリフレクタによって灯具前方へ向けて反射させることにより、上端部に水平および斜めカットオフラインを有するロービーム用配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、十分な前方視認性を確保し得る構成とした上で、国や地域の交通事情に適合したロービーム用配光パターンでロービーム照射を行うことができる構成とする。
【解決手段】リフレクタ30の反射面30aとして、発光素子20の発光面20aを下方側から覆う構成とし、その前端縁近傍領域30a1からの反射光によって、斜めカットオフラインの下方近傍に位置する領域を形成する構成とする。その上で、発光素子20からの直射光を遮光するために灯具前方側に配置されるシェード40を、前端縁近傍領域30a1へ向かう直射光を遮光する遮光位置とこの遮光を解除する遮光解除位置との間で移動し得る構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
発光素子からの出射光をリフレクタによって灯具前方へ向けて反射させることにより、上端部に水平および斜めカットオフラインを有するロービーム用配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、
上記発光素子は、発光面を灯具前後方向と交差する所要方向へ向けた状態で配置されており、
上記リフレクタの反射面は、上記発光素子の発光面を上記所要方向前方側から覆うように形成されており、
上記リフレクタは、上記ロービーム用配光パターンにおいて上記斜めカットオフラインの下方近傍に位置する領域を、上記反射面の前端縁近傍領域からの反射光によって形成するように構成されており、
上記発光素子よりも灯具前方側の位置に、上記発光素子から灯具前方へ向かう直射光を遮光するためのシェードが配置されており、
上記シェードは、上記発光素子から上記リフレクタの反射面における前端縁近傍領域へ向かう直射光を遮光する遮光位置と上記直射光の遮光を解除する遮光解除位置との間で移動し得るように構成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
上記シェードを上記遮光位置と上記遮光解除位置との間で移動させる移動機構を備えている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
【請求項3】
上記所要方向が下向きの方向に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
【請求項4】
上記発光素子は、上記発光面を灯具斜め前方へ向けた状態で配置されている、ことを特徴とする請求項3記載の車両用灯具。
【請求項5】
上記リフレクタは、上記反射面の前端縁近傍領域が複数の反射素子で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、リフレクタを備えた車両用灯具に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、車両用灯具の構成として、発光素子からの出射光をリフレクタによって灯具前方へ向けて反射させることにより、上端部に水平および斜めカットオフラインを有するロービーム用配光パターンを形成するように構成されたものが知られている。
【0003】
「特許文献1」には、このような車両用灯具として、左配光用の灯具ユニットと右配光用の灯具ユニットとを備えたものが記載されている。
【0004】
また「特許文献2」には、右配光用の車両用灯具に対して、そのランプレンズの所定位置にマスク用シールを貼り付けることにより、右配光用の車両用灯具を左配光の国や地域の交通事情に適合させ得るように構成されたものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-317604号公報
特開2010-218889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記「特許文献1」に記載された車両用灯具は、車両が走行する国や地域によって左配光用の灯具ユニットと右配光用の灯具ユニットとを使い分けることにより、国や地域の交通事情に適合したロービーム用配光パターンでロービーム照射を行うことが可能な構成となっている。
【0007】
しかしながら、このような構成を採用した場合には、左配光用の灯具ユニットと右配光用の灯具ユニットとが必要となってしまう。
【0008】
一方、上記「特許文献2」に記載された車両用灯具を採用した場合には、左配光の国や地域においてはマスク用シールが貼り付けられることとなるので、ロービーム照射で走行する際に十分な前方視認性を確保しにくくなくなってしまう。特に、上下幅が狭い車両用灯具の場合には、十分な前方視認性を確保することが困難となってしまう。
【0009】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発光素子からの出射光をリフレクタによって灯具前方へ向けて反射させることにより、上端部に水平および斜めカットオフラインを有するロービーム用配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、十分な前方視認性を確保し得る構成とした上で、国や地域の交通事情に適合したロービーム用配光パターンでロービーム照射を行うことができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明は、可動式のシェードを備えた構成とした上でリフレクタの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
(【0011】以降は省略されています)
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