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公開番号2025102023
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219189
出願日2023-12-26
発明の名称車両用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 41/43 20180101AFI20250701BHJP(照明)
要約【課題】投影レンズを備えた車両用灯具において、ハイビーム用配光パターンの中心領域の明るさを維持した上で、ロービーム用配光パターンを車両前方路面の近距離領域まで照射する配光パターンとして形成可能とする。
【解決手段】ロービーム照射時に点灯する第1発光素子20Aとその下方側に配置された状態でハイビーム照射時に追加点灯する第2発光素子20Bとの間に、第1発光素子20Aからの出射光の一部を遮光するシェード40が配置された構成とする。その上で、投影レンズ30の上部領域に、第2発光素子20Bからの直射光がシェード40の遮光作用によって到達しない特定領域30Bを設け、この特定領域30Bにおいて、投影レンズ30の後側焦点Fの位置から到達する光を灯具前方へ向けて下向きの光として出射させる構成とする。これによりロービーム用配光パターンを下方側へ拡張して、車両前方路面の近距離領域まで照射する配光パターンとする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
発光素子からの出射光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射することにより、ヘッドランプ用配光パターンを形成するように構成された車両用灯具において、
上記発光素子として、ロービーム照射時に点灯する第1発光素子と、上記第1発光素子よりも下方側に配置された状態でハイビーム照射時に追加点灯する第2発光素子とを備えており、
上記第1発光素子と上記第2発光素子との間に、上記第1発光素子からの出射光の一部を遮光することにより、上端部にカットオフラインを有するロービーム用配光パターンを形成するように構成されたシェードが配置されており、
上記投影レンズの上部領域に、上記第2発光素子からの直射光が上記シェードの遮光作用によって到達しない特定領域が設けられており、
上記特定領域は、上記投影レンズの後側焦点の位置から到達する光を灯具前方へ向けて下向きの光として出射させるように構成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
上記シェードは、上記第1発光素子からの出射光を上記投影レンズへ向けて上向きに反射させる上向き反射面と、上記遮光作用を果たすとともに上記第2発光素子からの出射光を上記投影レンズへ向けて下向きに反射させる下向き反射面とを備えている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
【請求項3】
上記車両用灯具は、上記カットオフラインを水平カットオフラインとして形成するように構成されており、
上記シェードは楔状の側断面形状を有している、ことを特徴とする請求項2記載の車両用灯具。
【請求項4】
上記シェードの下方に、上記第2発光素子からの直射光を上記投影レンズへ向けて反射させるリフレクタが配置されている、ことを特徴とする請求項1~3いずれか記載の車両用灯具。
【請求項5】
上記第1および第2発光素子は、いずれも発光面を灯具前方へ向けた状態で配置されている、ことを特徴とする請求項1~3いずれか記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、投影レンズを備えた車両用灯具に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車両用灯具の構成として、発光素子からの出射光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射することにより、ヘッドランプ用配光パターンを形成するように構成されたものが知られている。
【0003】
「特許文献1」には、このような車両用灯具の発光素子として、ロービーム照射時に点灯する第1発光素子と、その下方側に配置された状態でハイビーム照射時に追加点灯する第2発光素子とを備えたものが記載されている。
【0004】
この「特許文献1」に記載された車両用灯具においては、第1発光素子と第2発光素子との間にシェードが配置されており、このシェードによって第1発光素子からの出射光の一部を遮光することにより、上端部にカットオフラインを有するロービーム用配光パターンを形成するように構成されている。
【0005】
その際、この「特許文献1」に記載された車両用灯具の投影レンズは、その上部領域が投影レンズの後側焦点の位置から到達する光を灯具前方へ向けて下向きの光として出射させるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-226860号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記「特許文献1」に記載された構成を採用することにより、ハイビーム照射時に第2発光素子の追加点灯によって形成される付加配光パターンを、ロービーム用配光パターンのカットオフライン近傍領域と部分的に重複する配光パターンとして形成することが可能となり、これによりハイビーム用配光パターンをカットオフラインの部分に暗部が生じない配光パターンとして形成することが可能となる。
【0008】
また、上記「特許文献1」に記載された構成を採用することにより、ロービーム用配光パターンを下方側へ拡張して形成することが可能となり、これによりロービーム用配光パターンを車両前方路面の近距離領域まで照射する配光パターンとして形成することが可能となる。
【0009】
しかしながら、このような構成を採用した場合には、ハイビーム用配光パターンの中心領域の明るさが低下してしまうおそれがある。
【0010】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、投影レンズを備えた車両用灯具において、ハイビーム用配光パターンの中心領域の明るさを維持した上で、ロービーム用配光パターンを車両前方路面の近距離領域まで照射する配光パターンとして形成することができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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