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公開番号2025147528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024047817
出願日2024-03-25
発明の名称車両用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人
主分類F21S 43/50 20180101AFI20250930BHJP(照明)
要約【課題】ポリプロピレン樹脂からなるエクステンションを有する車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具10は、ランプカバー30とランプボディ20によって形成された灯室11内に、ランプユニット40とランプユニット40を囲うエクステンション50とが配置された車両用灯具10において、エクステンション50は、フィラー54を含むポリプロピレンからなる本体部52と、本体部52の表面の少なくとも一部をフィラーを含まないポリプロピレンの層からなる表面部53で構成されている。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
ランプカバーと、ランプボディとによって形成された灯室内に、ランプユニットと、前記ランプユニットを囲うエクステンションとが配置された車両用灯具において、
前記エクステンションは、フィラーを含むポリプロピレンからなる本体部と、前記本体部の表面の少なくとも一部を、フィラーを含まないポリプロピレンの層からなる表面部で覆われている、車両用灯具。
続きを表示（約 150 文字）【請求項２】
前記表面部は不透明ポリプロピレンフィルムからなり、前記本体部をラミネートしている、請求項１記載の車両用灯具。
【請求項３】
前記ランプボディがポリプロピレンからなり、前記エクステンションが前記ランプボディと溶着し固定されている、請求項１記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、車両用灯具の内部に設けられるエクステンションに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、カーボンニュートラルの観点より、車体重量の軽量化による燃費向上を目指し、車両用灯具においても更なる軽量化が求められており、特にエクステンションは、デザイン性の高い意匠部品として車両用灯具における存在感が増している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－１６９１１５号公報
特開２０２２－１３５７３２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来より、車両用灯具の意匠部品であるエクステンションは、成形時の寸法安定性、軽量性、透明性などの観点から、特許文献１に示すように、ポリカーボネート樹脂製のエクステンションが知られている。
【０００５】
また、特許文献２では、ポリカーボネート樹脂より比重が軽いポリプロピレン樹脂からなる車両用灯具のハウジング部材が開示されている。
【０００６】
しかしながら、ポリプロピレン樹脂はそれ自体剛性が低いことから、フィラー等の添加剤を添加することで剛性を高めることができる反面、表面平滑性が損なわれる為、外観部品として用いられるエクステンション部材にそのまま使用することができないという課題がある。
【０００７】
本開示は、上記のような事情を鑑みてなされたものであり、車両用灯具の更なる軽量化を図るため、ポリカーボネート樹脂よりも比重が軽いポリプロピレン樹脂をエクステンションに採用し、剛性と表面平滑性を両立させたエクステンションを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示の車両用灯具は、ランプカバーとランプボディとよって形成された灯室内に、ランプユニットと前記ランプユニットを囲うエクステンションとが配置された車両用灯具において、前記エクステンションは、フィラーを含むポリプロピレンからなる本体部と、前記本体部の表面の少なくとも一部を、フィラーを含まないポリプロピレンの層からなる表面部で覆われるように構成した。
【０００９】
また、前記表面部は不透明ポリプロピレンフィルムからなり、前記本体部をラミネートするものとした。
【００１０】
また、前記ランプボディがポリプロピレンからなり、前記エクステンションが前記ランプボディと溶着し固定されるものとした。
（【００１１】以降は省略されています）

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