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公開番号2025079397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192010
出願日2023-11-10
発明の名称照明器具
出願人株式会社遠藤照明
代理人
主分類F21V 5/02 20060101AFI20250515BHJP(照明)
要約【課題】広範囲においてほぼ均一な照度が得られる照明器具とし、設置台数の削減を実現すること。
【解決手段】光源と、マルチレンズ板を備えた照明器具であって、前記マルチレンズ板は、仮想光入射面又は仮想光出射面に複数のレンズ部が2次元的に配置されたものであり、前記レンズ部は、前記レンズ部の中心を取り囲む斜面を備え、前記斜面のうち最も急峻な斜面において、前記仮想光入射面又は前記仮想光出射面の法線に対する角度が、35°以上60°以下であり、前記マルチレンズ板を出射した光は、光軸方向に直交するx方向及びy方向のそれぞれの断面におい光軸方向から斜めの方向において光度の最大値が得られる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
光源と、マルチレンズ板を備えた照明器具であって、
前記マルチレンズ板は、仮想光入射面又は仮想光出射面に複数のレンズ部が2次元的に配置されたものであり、
前記レンズ部は、前記レンズ部の中心を取り囲む斜面を備え、
前記斜面のうち最も急峻な斜面において、前記仮想光入射面又は前記仮想光出射面の法線に対する角度が、35°以上60°以下であり、
前記マルチレンズ板を出射した光は、光軸方向に直交するx方向及びy方向のそれぞれの断面において、前記光軸方向から斜めの方向において光度の最大値が得られる、
照明器具。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記斜面が、前記レンズ部の中心付近に位置する第1斜面、前記第1斜面を取り囲む第2斜面及び前記第2斜面を取り囲む第3斜面を含み、
前記仮想光入射面又は前記仮想光出射面の法線に対する前記第2斜面の角度が、前記第1斜面及び前記第2斜面の角度よりも急峻である、
請求項1記載の照明器具。
【請求項3】
前記レンズ部が凹レンズ部であり、前記凹レンズ部間の境界が稜線である、
請求項1又は2記載の照明器具。
【請求項4】
前記レンズ部が凸レンズ部であり、前記凸レンズ部間の境界が谷である、
請求項1又は2記載の照明器具。
【請求項5】
光源と、拡散パネルと、マルチレンズ板を備えた照明器具であって、
前記拡散パネルは、光拡散性を有する板であり、
前記マルチレンズ板は、仮想光入射面又は仮想光出射面に複数のレンズ部が2次元的に配置されたものであり、
前記光源と前記拡散パネルの前記光源側の面との距離をD

として、前記拡散パネルの前記マルチレンズ板側の面と、前記マルチレンズ板の前記拡散パネル側の面との距離が、D

の1/10以下である、
照明器具。
【請求項6】
前記光源は複数あり、複数の前記光源が列状に配置されている、
請求項1又は5記載の照明器具。
【請求項7】
前記光源はランバーシアン配光特性を有し、前記照明器具の1/2ビーム角が125°以上160°以下である、
請求項1又は5記載の照明器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に関し、特に、広範囲に配光することが可能な照明器具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
照明器具としては、狭い範囲を明るく照射するために配光角が狭い(狭角の)照明器具と、広い範囲をまんべんなく照らすために配光角が広い(広角の)照明器具がある。
【0003】
特許文献1に記載の照明器具は、LEDモジュールを発した光が、四角錐台形状の凹みからなる多数のプリズムが設けられた配光パネルを通ることにより照明光となるが、配光パネルが照明光を集光することにより、不快グレアの抑制を図ることができるとされている。
【0004】
特許文献2に記載の照明器具も、微小突起を多数有する照明カバーを備え、その照明カバーにより、角度θが60~90度の範囲の光を低減し、グレアを大幅に低減することができるとされている。
【0005】
特許文献2には、照明カバー越しに光源を見た場合の光源の輝度分散性、つまり点光源のパターンが見えてしまう問題が改善していることが示されている。ただし特許文献2の図7(f)を見る限り、点光源のパターンはまだ少し見えているようである。
【0006】
一方、特許文献3に記載の照明器具は、長手方向に延在する複数のプリズム部が設けられたプリズム部を備えることにより、左右方向に広がるような配光(バッドウイング状の配光)が実現できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-59518号公報
特開2015-032474号公報
特開2017-191747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明者は、広範囲においてほぼ均一な照度が得られる照明器具を目指している。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、光源と、マルチレンズ板を備えた照明器具であって、
前記マルチレンズ板は、仮想光入射面又は仮想光出射面に複数のレンズ部が配置されたものであり、
前記レンズ部は、前記レンズ部の中心を取り囲む斜面を備え、
前記斜面のうち最も急峻な斜面において、前記仮想光入射面又は前記仮想光出射面の法線に対する角度が、35°以上60°以下であり、
前記マルチレンズ板を出射した光は、光軸方向に直交するx方向及びy方向のそれぞれの断面において、光軸方向から斜めの方向において光度の最大値が得られる。
【0010】
本発明において、前記斜面が、前記レンズ部の中心付近に位置する第1斜面、前記第1斜面を取り囲む第2斜面及び前記第2斜面を取り囲む第3斜面を含み、
前記仮想光入射面又は前記仮想光出射面の法線に対する前記第2斜面の角度が、前記第1斜面及び前記第2斜面の角度よりも急峻であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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