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公開番号2025054910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164131
出願日2023-09-27
発明の名称車両用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 43/20 20180101AFI20250401BHJP(照明)
要約【課題】点灯時と非点灯時のいずれにおいても意匠的効果を高めることが可能な車両用灯具を提供する。
【解決手段】一方の面に光源211の光が入射され、他方の面から出射するインナーレンズ23を備える。インナーレンズ23は光源211の出射光軸Exと直交する基準面Bsに対して所要の角度で傾斜される。インナーレンズ23には基準面Bsに対する角度が相違する複数の傾斜面部SS,SL,SMで構成されたレンズステップ236が形成されている。ランプの点灯時と非点灯時に異なる傾斜面部が選択的にかつ経時的に変化されながら高輝度の外観を呈するようになり、意匠的効果が高められる。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
一方の面に光源から出射された光が入射され、入射された前記光を他方の面から出射するレンズを備えた車両用灯具であって、前記レンズは前記光源の出射光軸と直交する基準面に対して所要の角度(φ1)で傾斜されており、前記レンズには前記基準面に対する角度(φ2)が相違する複数の傾斜面部で構成されたレンズステップが形成されていることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記レンズステップは、前記レンズを前記他方の面側から見たときに、前記複数の傾斜面部が所要のパターンに構成されている請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記複数の傾斜面部は、面角度が三次元方向に相違する傾斜面部を含む請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記傾斜面部は、基準面に対して前記所要の角度よりも大きな面角度を有する急斜面部と、前記所要の角度よりも小さな面角度を有する緩斜面部と、前記所要の角度に等しい面角度を有する中斜面部を備える請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記レンズの前記他方の面には少なくとも前記急斜面部と前記緩斜面部の各傾斜面が形成されており、前記一方の面には前記急斜面部と前記緩斜面部と前記中斜面部の各傾斜面が形成されている請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記レンズは内側の内周部と外側の外周部を有する環状に形成されており、前記内周部と前記外周部は前記基準面に対してそれぞれ異なる方向に向けて前記所要の角度で傾斜され、前記他方の面側に突出される三角ルーフ形の断面形状とされている請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記内周部と前記外周部は前記出射光軸に対して対称に傾斜されている請求項6に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は点灯時及び非点灯時における外観上の意匠的効果を高めた車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
自動車の照明用ランプやその他の補助ランプでは、点灯時あるいは非点灯時において、外部からランプを見たときの外観上の見栄え、すなわち意匠的な効果を高める提案がなされている。例えば、特許文献1には、光を投射する投射レンズの後側に所要のパターンをした光反射ステップを有する反射体を配設した技術が提案されている。特許文献1によれば、外部から投射レンズに入射されてくる光を反射体で反射してランプの正面方向に出射させることにより、ランプの正面方向から見たときに反射体に基づく所要のパターンをした明暗が観察でき、ランプの意匠的な効果を高めることが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-212405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、ランプの非点灯時での意匠的効果を高めることが主眼とされている。しかし、ランプの点灯時に光源で発光された光が投射レンズから出射され、この出射された光の明るさがある程度高くなると、反射体で反射された外部光が目立たなくなる。そのため、反射体による意匠的な効果が打ち消されてしまい、ランプ点灯時の意匠的効果を高めることは難しい。
【0005】
本発明の目的は、点灯時と非点灯時のいずれにおいても意匠的効果を高めることが可能な車両用灯具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、一方の面に光源から出射された光が入射され、入射された光を他方の面から出射するレンズを備えた車両用灯具であって、レンズは光源の出射光軸と直交する基準面に対して所要の角度で傾斜されており、レンズには基準面に対する角度が相違する複数の傾斜面部で構成されたレンズステップが形成されている。
【0007】
本発明において、レンズステップは、レンズを他方の面側から見たときに、複数の傾斜面部が所要のパターンとなるように構成される。特に、複数の傾斜面部は、面角度が三次元方向に相違する傾斜面部を含む構成とされることが好ましい。例えば、傾斜面部は、基準面に対して所要の角度よりも大きな面角度を有する急斜面部と、所要の角度よりも小さな面角度を有する緩斜面部と、所要の角度に等しい面角度を有する中斜面部を備えることが好ましい。
【0008】
本発明においては、例えば、レンズの他方の面には少なくとも急斜面部と緩斜面部の各傾斜面が形成されており、一方の面には急斜面部と緩斜面部と中斜面部の各傾斜面が形成される。また、レンズは内側の内周部と外側の外周部を有する環状に形成されており、内周部と外周部は基準面に対してそれぞれ異なる方向に向けて所要の角度で傾斜され、他方の面側に突出される三角ルーフ形の断面形状とされる。この場合、内周部と外周部は出射光軸に対して対称に傾斜されることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、レンズは基準面に対して所要の角度で傾斜されており、レンズには基準面に対する角度が相違する複数の傾斜面部で構成されたレンズステップが形成されているので、点灯時に光源から出射された光は複数の傾斜面部により異なる方向に出射され、外部から観察したときにレンズステップの異なる傾斜面面が高輝度面として観察され、意匠的な効果が高められる。また、非点灯時には、外部光がレンズステップの異なる傾斜面部において反射されて高輝度面として観察され、意匠的な効果が高められる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明が適用されたフロントランプを備える自動車の概略正面図と一部を破断したフロントランプの拡大正面図。
フロントランプの縦断面図。
フロントランプの要部の分解斜視図。
クリアランスランプユニットの要部の分解斜視図。
クリアランスランプユニットのライトガイドを主にした断面図であり、図4のa-a線に沿う拡大断面図。
クリアランスランプユニットのインナーレンズを主にした断面図であり、図4のb-b線に沿う拡大断面図。
インナーレンズの要部を示す図であり、(a)は拡大平面図、(b)は一部を破断した拡大斜視図。
インナーレンズにおける一部の光路を示す模式図。
クリアランスランプの見栄えを説明する模式的な正面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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