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公開番号2025037659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144725
出願日2023-09-06
発明の名称車両用灯具
出願人スタンレー電気株式会社
代理人個人
主分類F21S 43/249 20180101AFI20250311BHJP(照明)
要約【課題】第2色の光が一方の灯具外にはみ出し、他方の灯具の発光領域が混色した状態で発光するのを防止することができる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具であって、第1光源と、第2光源と、第3光源と、前記第1光源からの光及び前記第2光源からの光を導光する第1導光体22と、前記第3光源からの光を導光する第2導光体32と、を備え、前記第1導光体は、導光体本体23と、延長部27と、を含み、前記導光体本体は、第1出光面24と、前記第1光源からの光が入光する第1入光部と、前記第1入光部から入光した前記第1光源からの光が前記第1出光面から出光するように、前記第1入光部から入光した前記第1光源からの光を前記第1出光面まで導光する第1導光部と、前記第2光源からの光が入光する第2入光部と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1灯具と、
第2灯具と、を備え、
前記第1灯具は、
第1色の光を発光する第1光源と、
前記第1色と異なる第2色の光を発光する第2光源と、
前記第1光源からの光及び前記第2光源からの光を導光する第1導光体と、を備え、
前記第2灯具は、
前記第1色の光を発光する第3光源と、
前記第3光源からの光を導光する第2導光体と、を備え、
前記第1導光体は、導光体本体と、延長部と、を含み、
前記導光体本体は、第1出光面と、前記第1光源からの光が入光する第1入光部と、前記第1入光部から入光した前記第1光源からの光が前記第1出光面から出光するように、前記第1入光部から入光した前記第1光源からの光を前記第1出光面まで導光する第1導光部と、前記第2光源からの光が入光する第2入光部と、前記第2入光部から入光した前記第2光源からの光が正面視で前記第1出光面からはみ出すことなく、前記第1出光面まで導光され、当該第1出光面から出光するように、前記第2入光部から入光した前記第2光源からの光を前記第1出光面まで導光する第2導光部と、を含み、
前記延長部は、第2出光面と、前記第1導光部により導光される前記第1光源からの光の一部が前記第2出光面から出光するように、前記第1光源からの光の一部を前記第2出光面まで導光する第3導光部と、を含み、
前記第2導光体は、第3出光面と、第3入光部と、前記第3入光部から入光した前記第3光源からの光が前記第3出光面から出光するように、前記第3入光部から入光した前記第3光源からの光を前記第3出光面まで導光する第4導光部と、を含み、
前記第1出光面及び前記第3出光面は、正面視で、隙間を挟んで互いに隣接した状態で配置されており、
前記第2出光面は、正面視で、前記隙間の後方に配置されている車両用灯具。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記第1色は白色であり、
前記第2色はアンバー色である請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記第1光源及び前記第3光源を同時に点灯した場合、
前記第1出光面から前記第1光源からの光の一部が出光することにより、正面視で、前記第1出光面に前記第1色の発光領域が形成され、
前記第2出光面から前記第1光源からの光の他の一部が出光することにより、正面視で、前記第2出光面に前記第1色の発光領域が形成され、
前記第3出光面から前記第3光源からの光が出光することにより、正面視で、前記第3出光面に前記第1色の発光領域が形成される請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記第2光源及び前記第3光源を同時に点等した場合、
前記第1出光面から前記第2光源からの光が出光することにより、正面視で、前記第1出光面に前記第2色の発光領域が形成され、
前記第3出光面から前記第3光源からの光が出光することにより、正面視で、前記第3出光面に前記第1色の発光領域が形成される請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記第1導光体は、前記第2光源からの前記第2色の光の少なくとも一部が前記第3出光面から出光しないように前記第2光源からの前記第2色の光の少なくとも一部を全反射する全反射面を含む請求項4に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
テールランプとして機能する2つの灯具間の隙間が暗部とならず明るく光って見えるようにするため、当該隙間の後方に光源及びこの光源からの光を当該隙間に向けて導光する導光部(透光カバーの脚部)を配置した構成の車両用灯具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-123547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の車両用灯具においては、2つの灯具で複数のランプ機能を実現する場合、例えば、一方の灯具でアンバー色を発光するターンランプ機能を実現し、他方の灯具で白色光を発光するランプ機能(DRLランプ機能又はポジションランプ機能)を実現する場合、アンバー色の光が一方の灯具外にはみ出し、他方の灯具の発光領域が混色した状態で発光するという課題がある。
【0005】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、2つの灯具で複数のランプ機能を実現する場合、例えば、一方の灯具で第2色の光(例えばアンバー色光)を発光するランプ機能を実現し、他方の灯具で第1色の光(例えば白色光)を発光するランプ機能を実現する場合、第2色の光が一方の灯具外にはみ出し、他方の灯具の発光領域が混色した状態で発光するのを防止することができる車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる車両用灯具は、第1色の光を発光する第1光源と、前記第1色と異なる第2色の光を発光する第2光源と、前記第1色の光を発光する第3光源と、前記第1光源からの光及び前記第2光源からの光を導光する第1導光体と、前記第3光源からの光を導光する第2導光体と、を備え、前記第1導光体は、導光体本体と、延長部と、を含み、前記導光体本体は、第1出光面と、前記第1光源からの光が入光する第1入光部と、前記第1入光部から入光した前記第1光源からの光が前記第1出光面から出光するように、前記第1入光部から入光した前記第1光源からの光を前記第1出光面まで導光する第1導光部と、前記第2光源からの光が入光する第2入光部と、前記第2入光部から入光した前記第2光源からの光が前記第1出光面から出光するように、前記第2入光部から入光した前記第2光源からの光を前記第1出光面まで導光する第2導光部と、を含み、前記延長部は、第2出光面と、前記第1導光部により導光される前記第1光源からの光の一部が前記第2出光面から出光するように、前記第1光源からの光の一部を前記第2出光面まで導光する第3導光部と、を含み、前記第2導光体は、第3出光面と、第3入光部と、前記第3入光部から入光した前記第3光源からの光が前記第3出光面から出光するように、前記第3入光部から入光した前記第3光源からの光を前記第3出光面まで導光する第4導光部と、を含み、前記第1出光面及び前記第3出光面は、正面視で、隙間を挟んで互いに隣接した状態で配置されており、前記第2出光面は、正面視で、前記隙間の後方に配置されている。
【0007】
このような構成により、専用光源を用意することなく、2つの灯具間の隙間が暗部とならず明るく光って見えるようにすることができる。
【0008】
これは、第1導光体の第1出光面と第2導光体の第3出光面との間の隙間の後方に、専用光源でない第1光源からの光の一部が出光する延長部の第2出光面が配置されていることによるものである。
【0009】
また、上記車両用灯具において、前記第1色は白色であり、前記第2色はアンバー色であってもよい。
【0010】
また、上記車両用灯具において、前記第1光源及び前記第3光源を同時に点灯した場合、前記第1出光面から前記第1光源からの光の一部が出光することにより、正面視で、前記第1出光面に前記第1色の発光領域が形成され、前記第2出光面から前記第1光源からの光の他の一部が出光することにより、正面視で、前記第2出光面に前記第1色の発光領域が形成され、前記第3出光面から前記第3光源からの光が出光することにより、正面視で、前記第3出光面に前記第1色の発光領域が形成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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