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公開番号2025040781
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147797
出願日2023-09-12
発明の名称照明装置
出願人チームラボ株式会社
代理人個人,個人
主分類F21S 8/04 20060101AFI20250317BHJP(照明)
要約【課題】照明装置によってシャボン玉の挙動を再現する。
【解決手段】照明装置100は、内部に空間を有する透明又は半透明の外装フィルム10と、外装フィルム10内に遊動的に設けられた一又は複数のケーブル状の発光部材60と、外装フィルム内に設けられこの発光部材60に対して運動させる作用を与える作用手段40を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に空間を有する透明又は半透明の外装フィルムと、
前記外装フィルム内に遊動的に設けられた一又は複数のケーブル状の発光部材と、
前記外装フィルム内に設けられ、前記発光部材に対して運動させる作用を与える作用手段を備える
照明装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記作用手段は、前記発光部材に対して送風するファンである
請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記照明装置は、前記外装フィルム内に、枠体と、前記枠体に固定された制御基板と、前記枠体に架け渡された弾性部材をさらに備え、
前記発光部材は、一部が前記制御基板に固定され、その他の一部が前記可撓性部材に固定されている
請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記照明装置は、外部の制御装置から制御信号を受信可能な通信機をさらに備え、
前記発光部材と前記作用手段の両方又はいずれか一方は、前記制御装置からの制御信号に従って制御される
請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
【請求項5】
前記作用手段は、前記発光部材を揺動させるモータである
請求項1に記載の照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置に関する。より具体的に説明すると、本発明は、シャボン玉を模した照明装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、シャボン玉を模した形状の照明装置が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1に記載の照明装置は、LEDからの光があたるグローブ部が透明なガラス製でシャボン玉の様な形状をしており、自然の作り出す一瞬の形をガラスで表現したものであるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
意匠登録第1454514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、実物のシャボン玉はその輝き方や形状などが時々刻々と変化するものであるが、特許文献1の照明装置は、ガラス製のグローブ内にLEDが配置されたものであるため、輝き方や形状がほとんど変化しないものである。つまり、特許文献1の照明装置は、シャボン玉の一瞬の形状を模したものに過ぎず、シャボン玉の自然な挙動までは再現することができない。
【0005】
そこで、本発明は、シャボン玉の挙動を再現することのできる照明装置を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の発明者は、上記の目的を達成する手段について鋭意検討した結果、透明又は半透明の薄膜の外装フィルム内に発光部材を遊動的に設けるとともに、この発光部材に対して運動作用を与えることで、時々刻々と輝き方や形状が変化する実物のシャボン玉の挙動を再現できるようになるという知見を得た。そして、本発明者は、上記知見に基づけば従来技術の課題を解決できることに想到し、本発明を完成させた。具体的に説明すると、本発明は以下の構成を有する。
【0007】
本発明は、照明装置に関するものである。本発明に係る照明装置は、外装フィルム、一又は複数の発光部材、及び作用手段を備える。外装フィルムは、内部に空間を有する透明又は半透明のフィルムである。発光部材は、外装フィルム内に遊動的に設けられおり、ケーブル状に形成されている。ここにいう「遊動的」とは、ケーブル状の発光部材の全体が他の構造体に固定されたものではなく、発光部材の少なくとも一部が他の構造体から遊離しており何らかの作用によって外装フィルム内にて運動することを意味する。ケーブル状の発光部材は、例えばLED等の複数の発光素子をケーブル上に連ねて繋げたものであってもよいし、光ファイバ等のケーブル状の導光材料に光を通過させることで発光するものであってもよい。作用手段は、外装フィルム内に設けられており、発光部材に対して運動させる作用を与える。特に、作用手段は、発光部材と共に、外装フィルム内に対しても作用を与えるものであることが好ましい。作用手段から発光部材に対して与える作用は、例えば風圧、回転力、振動、磁力、電磁力などの物理的な力であればよい。このように、外装フィルムないに発光部材と作用手段を設けて、外装フィルム内で発光部材を運動させることにより、シャボン玉のように揺らめく輝き方を再現できる。特に、作用手段が薄膜の外装フィルムに対しても作用することで、シャボン玉のような形状の変化も再現できる。
【0008】
本発明に係る照明装置において、作用手段は、発光部材に対して送風するファン(扇風機)であることが好ましい。このように、外装フィルム内に風を発生させることで、シャボン玉のように時々刻々と輝き方や形状が変化する挙動を再現できる。
【0009】
本発明に係る照明装置は、外装フィルム内に、枠体と、この枠体に固定された制御基板と、この枠体に架け渡された弾性部材をさらに備えることが好ましい。この場合、ケーブル状の発光部材は、その一部が制御基板に固定され、その他の一部が弾性部材に固定されているとよい。弾性部材としては、例えばゴムやシリコーン等のエラストマーを採用するとよい。発光部材の一部を可撓性部材に固定することで、弾性部材の変形によって発光部材をより自然に揺らめくように動かすことができる。これにより、実物のシャボン玉の挙動により近づけることができる。
【0010】
本発明に係る照明装置は、外部の制御装置から制御信号を受信可能な通信機をさらに備えることが好ましい。この場合、発光部材と作用手段の両方又はいずれか一方は、制御装置からの制御信号に従って制御されることが好ましい。例えば、発光部材の発光色や輝度、発光パターン等を外部の制御装置から制御できる。また、ファンなどの作用手段の駆動条件も外部の制御装置から制御可能である。特に、発光部材と作用手段を同期して制御することで、実物のシャボン玉の挙動により近づけることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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