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公開番号2025014181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116504
出願日2023-07-18
発明の名称車両用前照灯
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 41/32 20180101AFI20250123BHJP(照明)
要約【課題】少なくとも一部がロービームの配光パターンの側方に位置する側方配光パターンのロービームの配光パターンに対する位置のばらつきを抑制し得る車両用前照灯を提供する。
【解決手段】車両用前照灯1は、ロービームの配光パターンPLを形成する第1光L1を出射する第1光源31a,31b,31cと、側方配光パターンPSを形成する第2光L2を出射する第2光源32と、第1光L1を前方へ反射する第1リフレクタ40a及び第2光L2を前方へ反射する第2リフレクタ40bを含むリフレクタ40と、第1リフレクタ40aで反射された第1光L1が透過する第1投影レンズ60a及び第2リフレクタ40bで反射された第2光L2が透過する第2投影レンズ60bが一体にされた投影レンズ60と、第1光L1の一部を遮る第1シェード70aを含むシェード70と、を備え、第1リフレクタ40aと第2リフレクタ40bとは、一体である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
ロービームの配光パターンを形成する第１光を出射する第１光源と、
前記第１光を前方へ反射する第１リフレクタと、
前記第１リフレクタより前方に配置され、前記第１リフレクタで反射された前記第１光が透過する第１投影レンズと、
前記第１リフレクタと前記第１投影レンズとの間に配置され、前記ロービームの配光パターンのカットオフラインが形成されるように、前記第１リフレクタで反射された前記第１光の一部を遮る第１シェードと、
前記第１光源を基準とする左右方向の一方側に配置され、少なくとも一部が前記ロービームの配光パターンの側方に位置する側方配光パターンを形成する第２光を出射する第２光源と、
前記第１光源を基準とする左右方向の前記一方側に配置され、前記第２光を前方へ反射する第２リフレクタと、
前記第２リフレクタより前方に配置され、前記第２リフレクタで反射された前記第２光が透過する第２投影レンズと、
を備え、
前記第１リフレクタと前記第２リフレクタとは、一体である
ことを特徴とする車両用前照灯。
続きを表示（約 540 文字）【請求項２】
第１リフレクタにおける前記第１光を反射する第１反射面の外縁の一部は、前記第２リフレクタにおける前記第２光を反射する第２反射面の外縁の一部を兼ねる
ことを特徴とする請求項１に記載の車両用前照灯。
【請求項３】
前記第１投影レンズと前記第２投影レンズとは、一体である
ことを特徴とする請求項１に記載の車両用前照灯。
【請求項４】
前記第２リフレクタと前記第２投影レンズとの間に配置され、前記側方配光パターンの上縁が形成されるように、前記第２リフレクタで反射された前記第２光の一部を遮る第２シェードを更に備え、
前記第１シェードと前記第２シェードとは、一体である
ことを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載の車両用前照灯。
【請求項５】
前記第１リフレクタと前記第１シェードとを接続する第１スロープ部と、前記第２リフレクタと前記第２シェードとを接続する第２スロープ部とを更に備え、
前記第１リフレクタ、前記第１シェード、前記第１スロープ部、前記第２リフレクタ、前記第２シェード、及び前記第２スロープ部は、一体である
ことを特徴とする請求項４に記載の車両用前照灯。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両用前照灯に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
車両用前照灯として、ロービームを出射するヘッドランプと、車両の側方に照射される光を出射するコーナリングランプとを備えるものがあり、下記特許文献１には、このような車両用前照灯が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－４８８２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１の車両用前照灯では、ヘッドランプとコーナリングランプとが別体である。ロービームを出射するヘッドランプとして、ＰＥＳ（Projector Ellipsoid System）型の構成が知られている。このヘッドランプは、光源と、光源から出射する光を反射するリフレクタと、リフレクタで反射された光が透過する投影レンズと、リフレクタと投影レンズとの間に配置されるシェードとを備える。このシェードは、ロービームの配光パターンのカットオフラインが形成されるように、リフレクタで反射された光の一部を遮る。また、コーナリングランプの構成として、光源と、光源から出射する光を反射するリフレクタと、リフレクタで反射された光が透過する投影レンズとを備える構成が知られている。上記特許文献１の車両用前照灯において、ヘッドランプ及びコーナリングランプの構成をそれぞれ上記の構成にする場合、ヘッドランプとコーナリングランプとでリフレクタが個別に設けられることになる。このような車両用前照灯では、例えば、組付け誤差等によってヘッドランプのリフレクタに対するコーナリングランプのリフレクタの位置が設計位置からずれることがあり、ロービームの配光パターンに対するコーナリングランプからの光が形成する配光パターンの位置にばらつきが生じることがある。このため、このようなばらつきを抑制したいとの要請がある。
【０００５】
そこで本発明は、少なくとも一部がロービームの配光パターンの側方に位置する側方配光パターンのロービームの配光パターンに対する位置のばらつきを抑制し得る車両用前照灯を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的の達成のため、本発明の車両用前照灯は、ロービームの配光パターンを形成する第１光を出射する第１光源と、前記第１光を前方へ反射する第１リフレクタと、前記第１リフレクタより前方に配置され、前記第１リフレクタで反射された前記第１光が透過する第１投影レンズと、前記第１リフレクタと前記第１投影レンズとの間に配置され、前記ロービームの配光パターンのカットオフラインが形成されるように、前記第１リフレクタで反射された前記第１光の一部を遮る第１シェードと、前記第１光源を基準とする左右方向の一方側に配置され、少なくとも一部が前記ロービームの配光パターンの側方に位置する側方配光パターンを形成する第２光を出射する第２光源と、前記第１光源を基準とする左右方向の前記一方側に配置され、前記第２光を前方へ反射する第２リフレクタと、前記第２リフレクタより前方に配置され、前記第２リフレクタで反射された前記第２光が透過する第２投影レンズと、を備え、前記第１リフレクタと前記第２リフレクタとは、一体であることを特徴とする。
【０００７】
上記のように、この車両用前照灯では、第１リフレクタと第２リフレクタとが一体である。この車両用前照灯によれば、第１リフレクタと第２リフレクタとが別体である場合と比べて、例えば、組付け誤差等によって第１リフレクタに対する第２リフレクタの位置が設計位置からずれることを抑制し得る。このため、この車両用前照灯によれば、上記の場合と比べて、ロービームの配光パターンに対する側方配光パターンの位置のばらつきを抑制し得る。なお、二つの部材が一体であるとは、二つの部材を接続する接続部が非形成であることである。
【０００８】
第１リフレクタにおける前記第１光を反射する第１反射面の外縁の一部は、前記第２リフレクタにおける前記第２光を反射する第２反射面の外縁の一部を兼ねてもよい。
【０００９】
この車両用前照灯によれば、第１反射面の外縁の一部が第２反射面の外縁の一部を兼ねない場合と比べて、第１反射面と第２反射面とを近づけ得、第１リフレクタ及び第２リフレクタを含む部材を小型化し得る。
【００１０】
前記第１投影レンズと前記第２投影レンズとは、一体であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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