TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025014180
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116503
出願日
2023-07-18
発明の名称
車両用前照灯
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
個人
主分類
F21S
41/25 20180101AFI20250123BHJP(照明)
要約
【課題】 大型化を抑制しつつエネルギー効率を向上し得る車両用前照灯を提供する。
【解決手段】 車両用前照灯1は、ロービームの配光パターンPLを形成する第1光L1を出射する第1光源31a,31b,31cと、第1光源31a,31b,31cより左側に配置され、側方配光パターンPSを形成する第2光L2を出射する第2光源32と、後方側に凸状に湾曲する入射面62と、第1光L1及び第2光L2が出射する出射面63とを有する投影レンズ60と、を備え、投影レンズ60を上方から見る場合、入射面62に向かう第2光L2の光軸LA2は、入射面62のうち当該入射面62における頂点62tより左側の領域と交わり、頂点62tは、入射面62の左右両端62eを結ぶ線分65の中心65cを通り当該線分65と垂直な第1基準面64より右側に位置する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ロービームの配光パターンを形成する第1光を出射する第1光源と、
前記第1光源を基準とする左右方向の一方側に配置され、少なくとも一部が前記ロービームの配光パターンの側方に位置する側方配光パターンを形成する第2光を出射する第2光源と、
前記第1光源及び前記第2光源より前方に配置され、水平断面において後方側に凸状に湾曲し前記第1光及び前記第2光が入射する入射面と、前記入射面から入射する前記第1光及び前記第2光が出射する出射面とを有する投影レンズと、
を備え、
前記投影レンズを上方から見る場合、前記入射面に向かう前記第2光の光軸は、前記入射面のうち当該入射面における頂点より前記第2光源側の領域と交わり、
前記頂点は、前記入射面の左右両端を結ぶ線分の中心を通り当該線分と垂直な第1基準面より前記第2光源側と反対側に位置する
ことを特徴とする車両用前照灯。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記出射面は、水平断面において前方側に凸状に湾曲し、
前記側方配光パターンの少なくとも一部は、前記ロービームの配光パターンにおける前記一方側と反対側に位置し、
前記投影レンズを上方から見る場合、前記出射面の左右両端を結ぶ線分の中心から前記ロービームの配光パターンのカットオフラインにおけるエルボー点に向かう半直線は、前方に向かうに従って、前記出射面の左右両端を結ぶ線分の中心を通り当該線分と垂直な第2基準面から前記一方側に離れるように前記第2基準面に対して傾く
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項3】
前記出射面は、水平断面において前方側に凸状に湾曲し、
左右方向において、前記出射面の曲率は、当該出射面の外縁に近づくほど小さい
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項4】
前記入射面における前記頂点は、前記投影レンズの光軸上に位置する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用前照灯。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用前照灯に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
車両用前照灯として、ロービームを出射するヘッドランプと、車両の側方に照射される光を出射するコーナリングランプとを備えるものがあり、下記特許文献1には、このような車両用前照灯が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-4882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の車両用前照灯では、ヘッドランプとコーナリングランプとが別体である。ロービームを出射するヘッドランプ及びコーナリングランプの構成として、光源と、光源から出射する光が透過する投影レンズと、を備える構成が知られている。また、投影レンズとして、一般的に、左右対称の両凸レンズが用いられる。この投影レンズでは、水平断面において、入射面が後方側に凸状に湾曲し、出射面が前方側に凸状に湾曲し、投影レンズの中心軸は、入射面の左右両端を結ぶ線分の中心を通り当該線分と垂直な基準面上に位置する。上記特許文献1の車両用前照灯において、ヘッドランプ及びコーナリングランプの構成をそれぞれ上記の構成にする場合、ヘッドランプとコーナリングランプとで投影レンズが個別に設けられることになる。このため、車両用前照灯が全体として大型化する傾向にあり、当該大型化を抑制したいとの要請がある。
【0005】
この要請に対しては、例えば、ヘッドランプとコーナリングランプとで投影レンズを共有することが考えられる。この場合、例えば、ヘッドランプ用光源を基準とする左右方向の一方側にコーナリングランプ用光源を配置させる。そして、ヘッドランプ用投影レンズの入射面におけるコーナリングランプ用光源側に、コーナリングランプ用光源からの光を入射させ、当該光をヘッドランプ用投影レンズの出射面から出射させることが考えられる。この場合、コーナリングランプ用光源からの光の多くは、入射面におけるコーナリングランプ用光源側において投影レンズの中心軸に近づくように斜めに入射する。このように光が斜めに入射する場合、投影レンズ内を伝搬して出射面に到達する光の当該出射面への入射角が大きくなることがある。出射面への入射角が大きくなると、光が出射面で全反射し易くなるため、コーナリングランプ用光源からの光にロス光が生じる場合がある。このため、このようなロス光を低減してエネルギー効率を向上したいとの要請がある。
【0006】
そこで本発明は、大型化を抑制しつつエネルギー効率を向上し得る車両用前照灯を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的の達成のため、本発明の車両用前照灯は、ロービームの配光パターンを形成する第1光を出射する第1光源と、前記第1光源を基準とする左右方向の一方側に配置され、少なくとも一部が前記ロービームの配光パターンの側方に位置する側方配光パターンを形成する第2光を出射する第2光源と、前記第1光源及び前記第2光源より前方に配置され、水平断面において後方側に凸状に湾曲し前記第1光及び前記第2光が入射する入射面と、前記入射面から入射する前記第1光及び前記第2光が出射する出射面とを有する投影レンズと、を備え、前記投影レンズを上方から見る場合、前記入射面に向かう前記第2光の光軸は、前記入射面のうち当該入射面における頂点より前記第2光源側の領域と交わり、前記頂点は、前記入射面の左右両端を結ぶ線分の中心を通り当該線分と垂直な第1基準面より前記第2光源側と反対側に位置することを特徴とする。
【0008】
この車両用前照灯によれば、第1光及び第2光を1つの投影レンズから出射するため、第1光を出射する投影レンズと第2光を出射する投影レンズとを個別に備える場合と比べて、車両用前照灯の大型化を抑制し得る。また、この車両用前照灯では、上記のように、投影レンズを上方から見る場合、入射面に向かう第2光の光軸は、入射面のうち当該入射面における頂点より第2光源側の領域と交わる。このため、この車両用前照灯では、第2光の多くは、入射面のうち当該入射面における頂点より第2光源側の領域に入射する。一般的に、入射面の頂点が第1基準面上に位置する状態から第1基準面と垂直な方向に移動すると、入射面における頂点より第1基準面側の領域の左右方向の幅が長くなる。このため、入射面における当該領域と第1基準面となす角の平均が大きくなって90°に近づく傾向にある。この車両用前照灯では、入射面の頂点は、第1基準面より第2光源側と反対側に位置する。このため、この車両用前照灯によれば、入射面の頂点が第1基準面上に位置する場合と比べて、第2光の入射面への入射角が大きくなって当該第2光の入射面での屈折角も大きくなり得る。このため、この車両用前照灯によれば、上記の場合と比べて、入射面から出射面に向かう第2光の伝搬方向を第1基準面に沿うようにし得る。一般的に、第1基準面は前後方向に延在するため、出射面に向かう光の伝搬方向が第1基準面に沿うようにすると、出射面への光の入射角が小さくなる傾向にある。このため、この車両用前照灯によれば、上記の場合と比べて、第2光の出射面への入射角を小さくし得、第2光が出射面で全反射し難くし得、エネルギー効率を向上し得る。
【0009】
前記出射面は、水平断面において前方側に凸状に湾曲し、前記側方配光パターンの少なくとも一部は、前記ロービームの配光パターンにおける前記一方側と反対側に位置し、前記投影レンズを上方から見る場合、前記出射面の左右両端を結ぶ線分の中心から前記ロービームの配光パターンのカットオフラインにおけるエルボー点に向かう半直線は、前方に向かうに従って、前記出射面の左右両端を結ぶ線分の中心を通り当該線分と垂直な第2基準面から前記一方側に離れるように前記第2基準面に対して傾いてもよい。
【0010】
この車両用前照灯では、上記の半直線が上記の第2基準面上に位置する場合と比べて、出射面の向きが左右両端を結ぶ線分の中心から側方配光パターンに向かう方向に近づくようにし得る。このため、この車両用前照灯によれば、上記の場合と比べて、第2光の出射面への入射角を小さくし得、第2光が出射面で全反射し難くし得、エネルギー効率を向上し得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社小糸製作所
測定装置
10日前
株式会社小糸製作所
測定装置
10日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
11日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
14日前
株式会社小糸製作所
車輌用灯具
17日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
17日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
18日前
株式会社小糸製作所
基板モジュール
17日前
株式会社小糸製作所
測定装置の製造方法
10日前
株式会社小糸製作所
情報提供装置及び制御装置
17日前
株式会社小糸製作所
光源装置および画像投影装置
18日前
株式会社小糸製作所
測定装置、および、測定装置の測定方法
10日前
株式会社小糸製作所
制御装置、車両用灯具システム及びプログラム
14日前
株式会社小糸製作所
情報提供装置、制御装置及び情報提供システム
17日前
株式会社小糸製作所
車両の発進通知表示装置
5日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具システム、電源回路
10日前
個人
照明器具
1か月前
個人
収容箱
2か月前
個人
LED光源基盤
17日前
株式会社小糸製作所
灯具
4か月前
株式会社遠藤照明
照明装置
5か月前
株式会社遠藤照明
照明器具
1か月前
市光工業株式会社
車両用灯具
1か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
4か月前
日本光機工業株式会社
灯器
5か月前
日本発條株式会社
照明装置
1か月前
株式会社GSユアサ
照明灯
5か月前
株式会社小糸製作所
車両用前照灯
4か月前
株式会社小糸製作所
表示灯
4か月前
日本船燈株式会社
照明装置
1か月前
スタンレー電気株式会社
車両用灯具
6か月前
シャープ株式会社
光源
2か月前
株式会社小糸製作所
投影装置
3か月前
スタンレー電気株式会社
車両用灯具
2か月前
常盤電業株式会社
表示機
14日前
ローヤル電機株式会社
照明装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る