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公開番号2025104122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221985
出願日2023-12-27
発明の名称アライメント装置およびコンピュータプログラム
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/00 20210101AFI20250702BHJP(光学)
要約【課題】レンズの結像性能が低い場合にセンサ基板とレンズとのアライメント精度が低下することを抑制する技術を提供する。
【解決手段】アライメント装置1は、基板支持部2と、レンズ支持部4と、複数の光点を出現させるアライメントシート6と、基板支持部2およびレンズ支持部4の少なくとも一方の姿勢を変化させて、イメージセンサ14が撮像した画像IMGに含まれる少なくとも2つの光点の画素値の差の総和が所定の低数値範囲に収まるようセンサ基板16およびレンズ22の相対姿勢を調整する制御部8とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
イメージセンサを搭載したセンサ基板を支持する基板支持部と、
前記センサ基板に対し所定の間隔をあけてレンズを支持するレンズ支持部と、
前記イメージセンサが前記レンズを介して撮像可能な位置に配置され、複数の光点を出現させるアライメントシートと、
前記基板支持部および前記レンズ支持部の少なくとも一方の姿勢を変化させて、前記イメージセンサが撮像した画像に含まれる少なくとも2つの光点の画素値の差の総和が所定の低数値範囲に収まるよう前記センサ基板および前記レンズの相対姿勢を調整する制御部と、を備える、
アライメント装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記制御部は、各光点の画素値が所定のしきい値以上となるよう前記イメージセンサのゲインを調整する、
請求項1に記載のアライメント装置。
【請求項3】
前記アライメントシートは、4つ以上の前記光点を出現させ、
前記制御部は、4つ以上の前記光点の画素値から前記総和を算出する、
請求項1または2に記載のアライメント装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記総和が最小値となるよう前記相対姿勢を調整する、
請求項1または2に記載のアライメント装置。
【請求項5】
イメージセンサを搭載したセンサ基板を支持する基板支持部と、
前記センサ基板に対し所定の間隔をあけてレンズを支持するレンズ支持部と、
前記イメージセンサが前記レンズを介して撮像可能な位置に配置され、複数の光点を出現させるアライメントシートと、
前記センサ基板および前記レンズの相対姿勢を固定する処理を施す固定処理部と、
前記基板支持部および前記レンズ支持部の少なくとも一方の姿勢を変化させて前記センサ基板および前記レンズの相対姿勢を調整し、前記イメージセンサが撮像した画像に含まれる少なくとも2つの光点の画素値に応じて、前記固定処理部に前記処理の実行を指示する制御部と、を備える、
アライメント装置。
【請求項6】
イメージセンサを搭載したセンサ基板とレンズとをアライメントするアライメント装置により実行されるコンピュータプログラムであって、
複数の光点を出現させるアライメントシートを前記イメージセンサにより前記レンズを介して撮像し、
前記イメージセンサが撮像した画像に含まれる少なくとも2つの光点の画素値を取得し、
取得した前記画素値の差の総和が所定の低数値範囲に収まるよう前記センサ基板および前記レンズの相対姿勢を調整する機能を前記アライメント装置に実行させる、
コンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アライメント装置およびコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レンズの解像度を表すMTF(Modulation Transfer Function)値を指標としてセンサ基板とレンズとをアライメントする方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-043328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、車両の周囲の状態に基づいて、配光パターンを動的、適応的に制御するADB(Adaptive Driving Beam)制御が提案されている。ADB制御では、自車前方に存在する光点に基づいて前方車両が検出される。このため、ADB制御用のカメラモジュールには、高精度に画素値を取得することが求められるものの、高い結像性能は求められない傾向にある。特に、2輪車等の鞍乗型車両に実装されるADB制御では、その傾向が強い。
【0005】
したがって、ADB制御用のカメラモジュールでは、コストの観点等から結像性能が比較的低いレンズが採用され得る。この場合、センサ基板とレンズとの相対姿勢の変化がMTF値の変化として現れにくく、MTF値を指標にするとセンサ基板とレンズとを高精度にアライメントすることが困難であった。
【0006】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、レンズの結像性能が低い場合にセンサ基板とレンズとのアライメント精度が低下することを抑制する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、アライメント装置である。この装置は、イメージセンサを搭載したセンサ基板を支持する基板支持部と、センサ基板に対し所定の間隔をあけてレンズを支持するレンズ支持部と、イメージセンサがレンズを介して撮像可能な位置に配置され、複数の光点を出現させるアライメントシートと、基板支持部およびレンズ支持部の少なくとも一方の姿勢を変化させて、イメージセンサが撮像した画像に含まれる少なくとも2つの光点の画素値の差の総和が所定の低数値範囲に収まるようセンサ基板およびレンズの相対姿勢を調整する制御部と、を備える。
【0008】
本発明の他の態様は、アライメント装置である。この装置は、イメージセンサを搭載したセンサ基板を支持する基板支持部と、センサ基板に対し所定の間隔をあけてレンズを支持するレンズ支持部と、イメージセンサがレンズを介して撮像可能な位置に配置され、複数の光点を出現させるアライメントシートと、センサ基板およびレンズの相対姿勢を固定する処理を施す固定処理部と、基板支持部およびレンズ支持部の少なくとも一方の姿勢を変化させてセンサ基板およびレンズの相対姿勢を調整し、イメージセンサが撮像した画像に含まれる少なくとも2つの光点の画素値に応じて、固定処理部に処理の実行を指示する制御部と、を備える。
【0009】
本発明の他の態様は、イメージセンサを搭載したセンサ基板とレンズとをアライメントするアライメント装置により実行されるコンピュータプログラムである。このコンピュータプログラムは、複数の光点を出現させるアライメントシートをイメージセンサによりレンズを介して撮像し、イメージセンサが撮像した画像に含まれる少なくとも2つの光点の画素値を取得し、取得した画素値の差の総和が所定の低数値範囲に収まるようセンサ基板およびレンズの相対姿勢を調整する機能をアライメント装置に実行させる。
【0010】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム等の間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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