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公開番号2025127335
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024024017
出願日2024-02-20
発明の名称ズームレンズおよび撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20250825BHJP(光学)
要約【課題】小型、広画角および高変倍比で高い光学性能が得られるズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズは、ズーミングに際して移動しない正の屈折力の第1レンズ群U1と、ズーミングに際して移動する少なくとも2つの可動レンズ群U2~U4と、ズーミングに際して移動しない正の屈折力の最終レンズ群U5とにより構成される複数のレンズ群を有する。第1レンズ群は、少なくとも1つの負レンズと、少なくとも1つの正レンズとを含み、該少なくとも1つの正レンズに含まれる第1正レンズLp1のd線を基準とするアッベ数をνp1とするとき、10.0≦νp1≦17.4なる条件を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、ズーミングに際して移動しない正の屈折力の第1レンズ群と、ズーミングに際して移動する少なくとも2つの可動レンズ群と、ズーミングに際して移動しない正の屈折力の最終レンズ群とにより構成される複数のレンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第1レンズ群は、少なくとも1つの負レンズと、少なくとも1つの正レンズとを含み、
前記少なくとも1つの正レンズに含まれる第1正レンズのd線を基準とするアッベ数をνp1とするとき、
10.0≦νp1≦17.4
なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1正レンズのd線における屈折率をNp1とするとき、
1.95≦Np1≦2.35
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1部分群と、正の屈折力の第2部分群と、正の屈折力の第3部分群とを有し、
フォーカシングに際して、前記第1部分群は移動せず、前記第2部分群および前記第3部分群のうち少なくとも前記第2部分群が移動することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第1正レンズは、前記第1部分群に含まれることを特徴とする請求項3に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記第1部分群は、少なくとも1つの負レンズを含み、
前記第1部分群の前記負レンズのd線を基準とするアッベ数の平均値をνn1
ave
、g線とF線における部分分散比の平均値をθn1
ave
、前記第1正レンズのg線とF線における部分分散比をθp1とするとき、
5≦νn1
ave
-νp1≦40
-0.0065≦(θn1
ave
-θp1)/(νn1
ave
-νp1)≦-0.0025
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記第1部分群は、少なくとも1つの負レンズを含み、
前記第1部分群の前記少なくとも1つの負レンズのうち最も物体側の負レンズの焦点距離をfn1、前記第1部分群の焦点距離をf11とするとき、
0.4≦fn1/f11≦2.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記第1正レンズの焦点距離をfp1、前記第1部分群の焦点距離をf11とするとき、
-6.00≦fp1/f11≦-0.60
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記ズームレンズの望遠端での焦点距離をftとするとき、
2.50≦ft/f1≦5.00
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記少なくとも2つの可動レンズ群のうち少なくとも1つの可動レンズ群は負の屈折力を有し、
前記負の屈折力の少なくとも1つの可動レンズ群のうち最も物体側の可動レンズ群の焦点距離をf2、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
1.0≦|f1/f2|≦6.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記少なくとも2つの可動レンズ群のうち少なくとも1つは負の屈折力を有し、
前記負の屈折力の少なくとも1つの可動レンズ群のうち最も物体側の可動レンズ群は負レンズを含み、
前記最も物体側の可動レンズ群の前記負レンズのd線を基準とするアッベ数をνn2、g線とF線における部分分散比をθn2とするとき、
60≦νn2≦105
-0.002≦θn2+0.001×νn2-0.603≦0.050
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像に好適なズームレンズに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ズームレンズには、小型、広画角および高変倍比であり、高い光学性能を有することが望まれている。さらに撮像画角の中心部から周辺部まで均一な解像力を有することも望まれている。
【0003】
小型、広画角で高変倍比のズームレンズとして、特許文献1、2には、物体側から像側へ順に配置された、ズーミングに際して移動しない正の屈折力の第1レンズ群、ズーミングに際して移動する少なくとも2つの可動レンズ群およびズーミングに際して移動しない正の屈折力の最終レンズ群より構成されたポジティブリード型ズームレンズが開示されている。これらのズームレンズは、フォーカシングに際して第1レンズ群内のフォーカスレンズ群を移動させるインナーフォーカス方式を採用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-120152号公報
国際公開WO2017-130478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ポジティブリード型ズームレンズにおいて、小型、広画角および高変倍比かつ全ズーム域で高い光学性能を有するためには、第1レンズ群の構成を適切にする必要がある。特許文献1、2に開示されたズームレンズでは、さらなる広画角化のために第1レンズ群における最も物体側の負レンズの屈折力を強めることが有効である。しかしながら、最も物体側の負レンズに近接した正レンズの分散が不足しているため、第1レンズ群内での色収差の補正が困難である。この結果、ズーム全域での倍率色収差の変動が大きくなる。
【0006】
本発明は、小型、広画角および高変倍比であるとともに全ズーム域で高い光学性能が得られるズームレンズを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、ズーミングに際して移動しない正の屈折力の第1レンズ群と、ズーミングに際して移動する少なくとも2つの可動レンズ群と、ズーミングに際して移動しない正の屈折力の最終レンズ群とにより構成される複数のレンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。第1レンズ群は、少なくとも1つの負レンズと、少なくとも1つの正レンズとを含み、該少なくとも1つの正レンズに含まれる第1正レンズのd線を基準とするアッベ数をνp1とするとき、
10.0≦νp1≦17.4
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記ズームレンズを備えた撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、小型、広画角および高変倍比であるとともに全ズーム域で高い光学性能が得られるズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1のズームレンズの無限遠合焦状態かつ広角端での断面図。
実施例1のズームレンズの無限遠合焦状態かつ(A)広角端、(B)中間ズーム位置および(C)望遠端での収差図。
実施例2のズームレンズの無限遠合焦状態かつ広角端での断面図。
実施例2のズームレンズの無限遠合焦状態かつ(A)広角端、(B)中間ズーム位置および(C)望遠端での収差図。
実施例3のズームレンズの無限遠合焦状態かつ広角端での断面図。
実施例3のズームレンズの無限遠合焦状態かつ(A)広角端、(B)中間ズーム位置および(C)望遠端での収差図。
実施例4のズームレンズの無限遠合焦状態かつ広角端での断面図。
実施例4のズームレンズの無限遠合焦状態かつ(A)広角端、(B)中間ズーム位置および(C)望遠端での収差図。
実施例5のズームレンズの無限遠合焦状態かつ広角端での断面図。
実施例5のズームレンズの無限遠合焦状態かつ(A)広角端、(B)中間ズーム位置および(C)望遠端での収差図。
実施例6のズームレンズの無限遠合焦状態かつ広角端での断面図。
実施例6のズームレンズの無限遠合焦状態かつ(A)広角端、(B)中間ズーム位置および(C)望遠端での収差図。
実施例1~6のズームレンズを備えた撮像装置の概略図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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