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公開番号
2025069620
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179443
出願日
2023-10-18
発明の名称
光学装置、及び撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/04 20210101AFI20250423BHJP(光学)
要約
【課題】小型な構成で移動体を光軸方向に沿って移動可能とする光学装置を提供する。
【解決手段】光学装置であって、固定筒と、光軸方向に沿って移動可能な移動体とを有し、固定筒には、光軸方向に沿った複数の第1ガイド溝及び複数の第2ガイド溝が設けられ、移動体は、光軸方向に沿って配置された、移動体に対して固定される固定コロ及び移動体に対する位置が可変である第1可動コロと、光軸方向に沿って配置された、移動体に対する位置が可変である第2可動コロ及び第3可動コロを備え、固定コロ及び第2可動コロは、光軸を中心とした第1の円周上に配置され、第1可動コロ及び第3可動コロは、光軸を中心とした第2の円周上に配置され、固定コロ及び第1可動コロは第1ガイド溝に係合し、第2可動コロ及び第3可動コロは第2ガイド溝に係合する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
固定筒と、
光軸方向に沿って移動可能な移動体とを有し、
前記固定筒には、前記光軸方向に沿った複数の第1ガイド溝及び複数の第2ガイド溝が設けられ、
前記移動体は、
前記光軸方向に沿って配置された、前記移動体に対して固定される固定コロ及び前記移動体に対する位置が可変である第1可動コロと、
前記光軸方向に沿って配置された、前記移動体に対する位置が可変である第2可動コロ及び第3可動コロを備え、
前記固定コロ及び前記第2可動コロは、光軸を中心とした第1の円周上に配置され、
前記第1可動コロ及び前記第3可動コロは、前記光軸を中心とした第2の円周上に配置され、
前記固定コロ及び前記第1可動コロは前記第1ガイド溝に係合し、前記第2可動コロ及び前記第3可動コロは前記第2ガイド溝に係合することを特徴とする光学装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記光軸方向における前記固定コロ及び前記第1可動コロの間隔と前記第2可動コロ及び前記第3可動コロの間隔は同じであることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記移動体は、光学素子を保持し、
前記固定コロは、前記光軸方向において前記第1可動コロよりも前記光学素子に近い位置に配置され、
前記第2可動コロは、前記光軸方向において前記第3可動コロよりも前記光学素子に近い位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項4】
前記移動体は、前記光軸方向に沿って前記光学素子とは反対側に延伸する第1延伸部を備え、
前記第2可動コロ及び前記第3可動コロは前記第1延伸部に設けられることを特徴とする請求項3に記載の光学装置。
【請求項5】
前記移動体は、前記第1延伸部とは異なる位置に前記光軸方向に沿って前記光学素子とは反対側に延伸する第2延伸部を備え、
前記固定コロ及び前記第1可動コロは前記第2延伸部に設けられることを特徴とする請求項4に記載の光学装置。
【請求項6】
前記移動体は、前記第1延伸部及び前記第2延伸部の夫々を複数備えることを特徴とする請求項5に記載の光学装置。
【請求項7】
前記光軸方向に沿って移動可能な第1移動枠を有し、
前記第1移動枠は、前記光軸方向に沿って配置された、前記第1移動枠に対して固定される三つの第1コロを備え、
前記三つの第1コロは、前記第1ガイド溝または前記第2ガイド溝に係合することを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項8】
前記第1移動枠とは異なる移動枠であり、前記光軸方向に沿って移動可能な第2移動枠を有し、
前記固定筒には、前記光軸方向に沿った複数の第3ガイド溝が設けられ、
前記第2移動枠は、前記光軸方向に沿って配置された、前記第2移動枠に対して固定される三つの第2コロを備え、
前記三つの第2コロは、前記第3ガイド溝に係合することを特徴とする請求項7に記載の光学装置。
【請求項9】
前記第2移動枠は、前記第1移動枠との干渉を避けるための切り欠き部を有し、
前記移動体は、前記切り欠き部と同位相の位置に配置される遮光部を有することを特徴とする請求項8に記載の光学装置。
【請求項10】
前記遮光部は、前記切り欠き部と前記固定筒の隙間から入る光を遮光可能とすることを特徴とする請求項9に記載の光学装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学装置、及び撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
レンズ鏡筒(光学装置)における移動体を光軸方向に駆動させる方法において、固定筒の内周面に設けたガイド溝に移動体の外周面に設けたコロを係合させる方法が広く利用されている。
【0003】
特許文献1では、移動体上に軸支される固定コロと軸位置を動かすことが可能な可動コロをそれぞれ別のガイド溝に係合させる構造が開示されている。図10は、特許文献1におけるガイド溝に対するコロの配置状態を示す図である。図10に示すように特許文献1における当該構造では固定コロは二つ光軸方向に沿って並び、可動コロは光軸方向の位置において二つの固定コロの中央となるように一つ配置される。
【0004】
特許文献2では、移動体上に軸支される下側コロに上側コロを重ねて配置し、それぞれをガイド溝に係合させる構造が開示されている。特許文献2に示す当該構造では下側コロの軸に対し上側コロの軸が偏心して設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3765912号公報
特開平10-177129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術の場合、移動体の姿勢はガイド溝に対する固定コロの並びの精度に依存し、光軸に対する移動体の傾きを低減させるには部品精度を高める必要がある。また、コロがガタつくことなく移動体を円滑に直進させるには、二つのコロの間隔Dは長い方が好ましい。しかし、特許文献1において移動体の滑らかな直進移動を実現するには二つ並ぶ固定コロの間隔はさらに離す必要があり、移動体が光軸方向に大型化する。また、特許文献2に開示された技術の場合、二つのコロを重ねて配置する構造のため、レンズ鏡筒が径方向に大型化する。
【0007】
そこで、本発明では、小型な構成で移動体を光軸方向に沿って移動可能とする光学装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのレンズ鏡筒は、固定筒と、光軸方向に沿って移動可能な移動体とを有し、前記固定筒には、前記光軸方向に沿った複数の第1ガイド溝及び複数の第2ガイド溝が設けられ、前記移動体は、前記光軸方向に沿って配置された、前記移動体に対して固定される固定コロ及び前記移動体に対する位置が可変である第1可動コロと、前記光軸方向に沿って配置された、前記移動体に対する位置が可変である第2可動コロ及び第3可動コロを備え、前記固定コロ及び前記第2可動コロは、光軸を中心とした第1の円周上に配置され、前記第1可動コロ及び前記第3可動コロは、前記光軸を中心とした第2の円周上に配置され、前記固定コロ及び前記第1可動コロは前記第1ガイド溝に係合し、前記第2可動コロ及び前記第3可動コロは前記第2ガイド溝に係合することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、小型な構成で移動体を光軸方向に移動可能とする光学装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1における移動枠がそれぞれの移動端にいる状態の時のレンズ鏡筒の光軸を通る面の断面図。
実施例1における周辺部品を不図示とした各移動枠の分解斜視図である。
実施例1における各移動枠が近接するときの状態を示す斜視図である。
実施例1における光軸方向物体側から見たレンズ鏡筒の断面図である。
図3における矢視Aと矢視Bからみた透視図である。
図3における切断線Cの断面図である。
実施例2における移動枠がそれぞれの移動端にいる状態の時のレンズ鏡筒の光軸を通る面の断面図である。
実施例2における移動体に設けられる遮光部の位置を示すレンズ鏡筒の斜視図である。
図8から移動体を不図示としたレンズ鏡筒の斜視図である。
従来例におけるガイド溝に対するコロの配置状態を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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