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公開番号
2025077893
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190407
出願日
2023-11-07
発明の名称
透明導電性フィルム
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人籾井特許事務所
主分類
G02B
1/111 20150101AFI20250512BHJP(光学)
要約
【課題】近赤外線領域での透光性に優れる透明導電性フィルムを提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態による透明導電性フィルムは、導電層と、基材と、透過率調整層とをこの順に備え、該透過率調整層は、紫外線硬化型樹脂と中実粒子と中空粒子とを含み、該中実粒子の平均粒子径が、該中空粒子の平均粒子径に対して、100%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導電層と、基材と、透過率調整層とをこの順に備え、
該透過率調整層は、紫外線硬化型樹脂と中実粒子と中空粒子とを含み、
該中実粒子の平均粒子径が、該中空粒子の平均粒子径に対して、100%以下である、
透明導電性フィルム。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記紫外線硬化型樹脂が、多官能モノマーを含む透過率調整層形成用組成物の硬化物である、請求項1に記載の透明導電性フィルム。
【請求項3】
前記透過率調整層形成用組成物が、4個以上の反応性官能基を有する多官能モノマーを含む、請求項2に記載の透明導電性フィルム。
【請求項4】
前記中空粒子の重量平均粒子径が、30nm~100nmである、請求項1から3のいずれかに記載の透明導電性フィルム。
【請求項5】
前記中実粒子の含有割合が、前記中空粒子100重量部に対し、130重量部以下である、請求項1から3のいずれかに記載の透明導電性フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、透明導電性フィルムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、タッチセンサーの電極等に用いられる透明導電性フィルムとして、樹脂フィルム上にインジウム・スズ複合酸化物層(ITO層)等の金属酸化物層が形成された透明導電性フィルムが多用されている。また、近年、透明導電性フィルムは、発熱体としての使用が検討されており、例えば、自動車の自動運転のために用いられるカメラ、センサー等のカバーに、融雪、防曇の目的で用いられることがある。このような使用においては、優れた導電性を有し、かつ、使用される光を好ましく透過させることが求められる。ここで、上記用途においては、可視光の他に、近赤外域の光の透過性が求められることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2009-505358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、近赤外線の透光性にも優れる透明導電性フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[1]本発明の実施形態による透明導電性フィルムは、導電層と、基材と、透過率調整層とをこの順に備え、該透過率調整層は、紫外線硬化型樹脂と中実粒子と中空粒子とを含み、該中実粒子の平均粒子径が、該中空粒子の平均粒子径に対して、100%以下である。
[2]上記[1]に記載の透明導電性フィルムは、上記紫外線硬化型樹脂が、多官能モノマーを含む透過率調整層形成用組成物の硬化物であってもよい。
[3]上記[2]に記載の透明導電性フィルムは、上記透過率調整層形成用組成物が、4個以上の反応性官能基を有する多官能モノマーを含んでいてもよい。
[4]上記[1]から[3]のいずれかに記載の透明導電性フィルムは、上記中空粒子の重量平均粒子径が、30nm~100nmであってもよい。
[5]上記[1]から[4]のいずれかに記載の透明導電性フィルムは、上記中実粒子の含有割合が、上記中空粒子100重量部に対し、130重量部以下であってもよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明の実施形態によれば、近赤外線での透光性にも優れる透明導電性フィルムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の1つの実施形態による透明導電性フィルムの概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
【0009】
A.透明導電性フィルム全体構成
図1は、本発明の1つの実施形態による透明導電性フィルムの概略断面図である。透明導電性フィルム100は、導電層10と、基材20と、透過率調整層30とをこの順に備える。図示していないが、透明導電性フィルムは、任意の適切なその他の層をさらに含んでいてもよい。図1においては、導電層10が、繊維系導電物11を含む構成を例示しているが、これに限らず、導電層は、例えば、金属膜からなる層または酸化金属膜からなる層であってもよい。
【0010】
1つの実施形態においては、透明導電性フィルム100は、導電層10の基材20とは反対側に配置された保護層40を備える。保護層40は、繊維系導電物11を保護する層であり得る。本発明の実施形態においては、保護層40を設けることにより、導電層10の耐久性を向上させることができる。より具体的には、繊維系導電物(例えば、金属ナノワイヤ)から構成される導電層は、耐擦傷性、加湿耐久性等が低いという特徴を有するところ、保護層を設けることにより、これらの問題を解消して、導電層の耐久性(結果的に、透明導電性フィルムの耐久性)を向上させることができる。なお、導電層10には、保護層40を構成する成分(例えば、保護層を構成する樹脂)が含まれていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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