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公開番号
2025077807
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190281
出願日
2023-11-07
発明の名称
反射ミラー部材、光電センサ、および光測距装置
出願人
北陽電機株式会社
代理人
弁理士法人ブライタス
主分類
G02B
5/08 20060101AFI20250512BHJP(光学)
要約
【課題】効率よく製造することができかつ適切に光を反射することができる反射ミラー部材、ならびにそれを備えた光電センサおよび光測距装置を提供する。
【解決手段】反射ミラー部材は、第1樹脂層部と、反射面とを備えている。反射面は、第1樹脂層部の少なくとも一方面側にメッキ被膜によって形成されている。第1樹脂層部の一方面は、第1樹脂層部の厚み方向における外側に向かって凸となるように弧状に湾曲する第1領域と、第1領域の外側に設けられる第2領域とを有する。反射面は、第1領域上に形成される第1反射領域と、第2領域上に形成される第2反射領域とを含む。このような構成により、第1反射領域の平面度を、第2反射領域の平面度よりも小さくすることができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1樹脂層部を有する樹脂部と、
前記第1樹脂層部の少なくとも一方面側にメッキ被膜によって形成された反射面と、を備え、
前記第1樹脂層部の前記一方面は、前記第1樹脂層部の厚み方向における外側に向かって凸となるように弧状に湾曲する第1領域と、前記第1領域の外側に設けられる第2領域とを有する、
反射ミラー部材。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1領域の前記第1樹脂層部の厚みが、周囲においてその中央に比べて厚く形成される、
請求項1に記載の反射ミラー部材。
【請求項3】
前記第2領域は曲面を含んで形成される、
請求項1に記載の反射ミラー部材。
【請求項4】
前記反射面は、前記第1領域上に形成される第1反射領域と、前記第2領域上に形成される第2反射領域とを含み、
前記第1反射領域の平面度が、前記第2反射領域の平面度よりも小さい、
請求項1に記載の反射ミラー部材。
【請求項5】
前記反射面は、前記第1領域上に形成される第1反射領域と、前記第2領域上に形成される第2反射領域とを含み、
前記第1反射領域における前記メッキ被膜の厚みの最大値が、前記第2反射領域における前記メッキ被膜の厚みの最大値よりも小さい、
請求項1に記載の反射ミラー部材。
【請求項6】
測定光を射出するとともに物体からの反射光を受光する光電センサにおいて用いられ、
前記反射面は、前記第1領域上に形成される第1反射領域と、前記第2領域上に形成される第2反射領域とを含み、
前記樹脂部に、測定光を前記第1反射領域に導くガイド部材を支持する支持部が形成され、
前記支持部は、前記ガイド部材が前記第1領域の外縁を覆うように前記ガイド部材を支持する、
請求項1に記載の反射ミラー部材。
【請求項7】
前記樹脂部は、前記メッキ被膜が形成されない前記第1樹脂層部の他方面側に、前記第1樹脂層部とは異なる材料からなり、かつ二色成形によって前記第1樹脂層部と一体成形されて設けられた第2樹脂層部をさらに有する、
請求項1から6のいずれかに記載の反射ミラー部材。
【請求項8】
前記第2樹脂層部に一体的に形成され、前記反射ミラー部材を揺動または回転させる駆動部に接続される接続部をさらに備える、
請求項7に記載の反射ミラー部材。
【請求項9】
測定光を射出する投光部と、
測定対象空間から到達する反射光を受光する受光部と、
前記測定光を所定の方向に偏向させる光偏向部、および/または、前記測定光を所定の方向に走査させる光走査部と、を備え、
前記光偏向部または前記光走査部が、請求項1に記載の反射ミラー部材を含む、光電センサ。
【請求項10】
前記反射面は、前記第1領域上に形成される第1反射領域と、前記第2領域上に形成される第2反射領域とを含み、
前記測定光が、前記反射ミラー部材の前記反射面の前記第1反射領域で反射して前記測定対象空間に射出され、かつ、前記測定対象空間からの前記反射光が、前記反射面で反射して前記受光部に受光されるように構成された、
請求項9に記載の光電センサ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、反射ミラー部材ならびにこれを備える光電センサおよび光測距装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、種々の分野において、レーザー光を用いて物体を検出する装置が利用されている。例えば、特許文献1に開示された光測距装置は、光電センサと光走査部とを備えている。光走査部は、光電センサから出力された測定光を監視領域に向けて偏向するとともに、物体からの反射光を光電センサに導く偏向ミラーと、偏向ミラーを回転駆動するモータとを備えている。
【0003】
上記の光測距装置では、測定光の出力時期および反射光の検出時期から、光電センサと物体間の光の伝播時間が算出される。また、当該伝播時間と光の速度とに基づいて、光電センサから物体までの距離が算出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-34136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、上記のような偏向ミラーを製造する際には、一般に、蒸着によって基材の表面に金属薄膜を成膜することによって、光を反射する反射面を形成していた。蒸着によって反射面を形成することによって、反射面の平面度を高くすることができる。一方で、蒸着によって反射面を形成する場合には、製造効率を向上させることが難しいという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的の一例は、効率よく製造することができかつ適切に光を反射することができる反射ミラー部材、ならびにそれを備えた光電センサおよび光測距装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記目的を達成するため、本発明の一側面における反射ミラー部材は、第1樹脂層部を有する樹脂部と、第1樹脂層部の少なくとも一方面側にメッキ被膜によって形成された反射面と、を備え、第1樹脂層部の一方面は、第1樹脂層部の厚み方向における外側に向かって凸となるように弧状に湾曲する第1領域と、第1領域の外側に設けられる第2領域とを有する。
【0008】
この反射ミラー部材では、反射面がメッキ被膜によって形成されている。この場合、蒸着によって反射面を形成する場合に比べて、効率よく反射ミラー部材を製造することができる。また、第1樹脂層部の一方面の第1領域は、第1樹脂層部の厚み方向において外側に向かって凸となるように弧状に湾曲している。このため、第1樹脂層部の一方面にメッキ被膜を形成する際に、第1領域の外縁部上に形成されるメッキ被膜の厚みに対して、第1領域の中心部上に形成されるメッキ被膜の厚みが小さくなっても、第1領域上においてメッキ被膜の表面が凹むことを抑制できる。すなわち、第1領域上に形成されるメッキ被膜の表面(第1反射領域)の平面度を小さくすることができるので、光を適切に反射することができる。したがって、例えば、光電センサにおいて、平面度が小さい第1反射領域によって測定光を反射することによって、光電センサの検出精度を向上させることができる。
【0009】
(2)上記(1)の反射ミラー部材において、第1領域の第1樹脂層部の厚みは、周囲においてその中央に比べて厚くされてもよい。第1領域の第1樹脂層部の厚みが周囲においてその中央に比べて厚くなれば、その周囲においてひけにより第1樹脂層部の表面が凹むようになる。その結果、第1領域は、第1樹脂層部の厚み方向における外側に向かって凸となるように弧状に湾曲する。このため、第1樹脂層部の一方面にメッキ被膜を形成する際に、第1領域の外縁部上に形成されるメッキ被膜の厚みに対して、第1領域の中心部上に形成されるメッキ被膜の厚みが小さくなっても、第1領域上においてメッキ被膜の表面が凹むことを抑制できる。
【0010】
(3)上記(1)または(2)の反射ミラー部材において、第2領域は曲面を含んで形成されてもよい。この場合、第1領域上に形成されるメッキ被膜の表面(第1反射領域)の平面度を小さくしつつ、第2領域上に形成されるメッキ被膜の表面(第2反射領域)を確実に曲面状に形成できる。これにより、第1反射領域によって測定光を反射することによって検出対象となる物体に照射される測定光の密度を高くしつつ、第2反射領域によって物体からの反射光を効率よく集光できる。その結果、光電センサの検出精度を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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