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公開番号2025075156
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186125
出願日2023-10-31
発明の名称光ケーブル
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類G02B 6/44 20060101AFI20250508BHJP(光学)
要約【課題】良好な光学特性を維持しつつ防水性にも優れる光ケーブルを提供する。
【解決手段】光ケーブルは、複数の光ファイバユニットと、吸水材と、吸水テープと、シースと、を有する光ケーブルであって、前記吸水テープは前記シースの内側に配置されており、前記複数の光ファイバユニットと前記吸水材は、前記シースおよび前記吸水テープによって包まれた空間であるユニット収容部に収容されており、前記ユニット収容部は、ケーブル半径方向の1/2を境界として、前記境界よりもケーブル中心側にある中心部と、前記境界よりもケーブル外側にある周縁部と、を含み、前記光ケーブルの断面において、前記ユニット収容部の断面積に対する前記ユニット収容部に配置された前記吸水材の断面積の割合が9%未満であり、前記中心部の断面積に対する前記中心部に配置された前記吸水材の断面積の割合が3%以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光ファイバユニットと、吸水材と、吸水テープと、シースと、を有する光ケーブルであって、
前記吸水テープは前記シースの内側に配置されており、
前記複数の光ファイバユニットと前記吸水材は、前記シースおよび前記吸水テープによって包まれた空間であるユニット収容部に収容されており、
前記ユニット収容部は、ケーブル半径方向の1/2を境界として、前記境界よりもケーブル中心側にある中心部と、前記境界よりもケーブル外側にある周縁部と、を含み、
前記光ケーブルの断面において、前記ユニット収容部の断面積に対する前記ユニット収容部に配置された前記吸水材の断面積の割合が9%未満であり、
前記中心部の断面積に対する前記中心部に配置された前記吸水材の断面積の割合が3%以上である、光ケーブル。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記ユニット収容部の外径が30mm以下である、請求項1に記載の光ケーブル。
【請求項3】
前記中心部の断面積に対する前記中心部に配置された前記吸水材の断面積の割合が5%以上である、請求項1または請求項2に記載の光ケーブル。
【請求項4】
前記中心部の断面積に対する前記中心部に配置された前記吸水材の断面積の割合が、前記ユニット収容部の断面積に対する前記ユニット収容部に配置された前記吸水材の断面積の割合よりも大きい、請求項1または請求項2に記載の光ケーブル。
【請求項5】
前記ユニット収容部の断面積に対する前記複数の光ファイバユニットの断面積の和の割合である実装密度が、40%以上50%以下である、請求項1または請求項2に記載の光ケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、吸水材を使用して防水性を高めた光ケーブルが知られている。特許文献1はファイバユニットの外部および内部に止水材が配置された光ケーブルを開示している。特許文献2は収容溝の内部に吸水加工が施された光ケーブルを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-88542号公報
特開2016-75815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光ケーブルにはより高い防水性が求められるようになっている。例えばケーブル内部に配置する吸水材の量を多くすれば防水性を高めることができるが、吸水材の量が過度に多くなると実装密度が高くなり、光学特性が悪化するおそれがある。
【0005】
本開示は、良好な光学特性を維持しつつ、防水性にも優れる光ケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の光ケーブルは、複数の光ファイバユニットと、吸水材と、吸水テープと、シースと、を有する光ケーブルであって、
前記吸水テープは前記シースの内側に配置されており、
前記複数の光ファイバユニットと前記吸水材は、前記シースおよび前記吸水テープによって包まれた空間であるユニット収容部に収容されており、
前記ユニット収容部は、ケーブル半径方向の1/2を境界として、前記境界よりもケーブル中心側にある中心部と、前記境界よりもケーブル外側にある周縁部と、を含み、
前記光ケーブルの断面において、前記ユニット収容部の断面積に対する前記ユニット収容部に配置された前記吸水材の断面積の割合が9%未満であり、
前記中心部の断面積に対する前記中心部に配置された前記吸水材の断面積の割合が3%以上である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、良好な光学特性を維持しつつ、防水性にも優れる光ケーブルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の一実施形態に係る光ケーブル1の断面図である。
図2は、光ケーブル1のユニット収容部の中心部を説明するための断面図である。
図3は、本開示の別の実施形態に係る光ケーブル2の断面図である。
図4は、光ケーブル2のユニット収容部の中心部を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の光ケーブルは、
(1)複数の光ファイバユニットと、吸水材と、吸水テープと、シースと、を有する光ケーブルであって、
前記吸水テープは前記シースの内側に配置されており、
前記複数の光ファイバユニットと前記吸水材は、前記シースおよび前記吸水テープによって包まれた空間であるユニット収容部に収容されており、
前記ユニット収容部は、ケーブル半径方向の1/2を境界として、前記境界よりもケーブル中心側にある中心部と、前記境界よりもケーブル外側にある周縁部と、を含み、
前記光ケーブルの断面において、前記ユニット収容部の断面積に対する前記ユニット収容部に配置された前記吸水材の断面積の割合が9%未満であり、
前記中心部の断面積に対する前記中心部に配置された前記吸水材の断面積の割合が3%以上である。
【0010】
当該構成によれば、ユニット収容部の断面積に対する吸水材の割合が9%未満であることで、実装密度が高くなりすぎず、光学特性を良好に維持することができる。また、中心部に浸入した水は、ユニット収容部の外側に配置された吸水テープで止水することは難しいが、中心部に配置された吸水材の割合が3%以上であることで、防水性にも優れる。
(【0011】以降は省略されています)

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