TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025091619
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023206966
出願日
2023-12-07
発明の名称
レンズユニットおよびレンズ鏡筒
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20250612BHJP(光学)
要約
【課題】大型化することなく光学性能を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明の第2レンズユニット20は、複数のレンズのうち基準レンズ211を保持する第2レンズ保持枠22と、複数のレンズのうち第1調整レンズ212を保持し、第2レンズ保持枠22に対して光軸直交方向に調整可能な第1調整枠23と、複数のレンズのうち第2調整レンズ213を保持し、第2レンズ保持枠22に対して光軸直交方向に調整可能な第2調整枠24と、を有する。第1調整枠23は、第2レンズ保持枠22に対して光軸方向における物体側に配置され、第2調整枠24は、第2レンズ保持枠22に対して光軸方向における像側に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のレンズを有するレンズユニットであって、
前記複数のレンズのうち第1レンズを保持する保持枠と、
前記複数のレンズのうち第1調整レンズを保持し、前記保持枠に対して光軸直交方向に調整可能な第1調整枠と、
前記複数のレンズのうち第2調整レンズを保持し、前記保持枠に対して光軸直交方向に調整可能な第2調整枠と、を有し、
前記第1調整枠は、前記保持枠に対して光軸方向における物体側に配置され、
前記第2調整枠は、前記保持枠に対して光軸方向における像側に配置されることを特徴とするレンズユニット。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1調整枠を前記保持枠に固定するための第1固定部と、
前記第2調整枠を前記保持枠に固定するための第2固定部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項3】
前記第1固定部および前記第2固定部は、光軸方向から見て、互いに重ならないように配置されていることを特徴とする請求項2に記載のレンズユニット。
【請求項4】
光軸直交方向に調整した前記第1調整枠を前記第1固定部に固定するための第1の締結部材と、
光軸直交方向に調整した前記第2調整枠を前記第2固定部に固定するための第2の締結部材と、を有し、
前記第1の締結部材および前記第2の締結部材はそれぞれ異なる方向からアクセス可能であることを特徴とする請求項2または3に記載のレンズユニット。
【請求項5】
前記第1調整枠は、前記保持枠に設けられた光軸方向に延びる複数の締結部に対して、それぞれ複数の締結部材で締結されることにより前記保持枠に保持され、
前記第2調整枠は、複数の調整部材を介して前記保持枠に保持されることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項6】
前記調整部材は、前記保持枠の外周で光軸直交方向に沿った軸線に対して回転可能であって、前記軸線に対して偏芯した部位を有することを特徴とする請求項5に記載のレンズユニット。
【請求項7】
前記締結部および前記調整部材はそれぞれ光軸を中心として円周上に間隔を空けて配置され、
前記締結部と前記調整部材は、光軸方向から見て、それぞれ重ならないように配置されていることを特徴とする請求項5または6に記載のレンズユニット。
【請求項8】
前記第2調整枠は、光軸を中心として物体側へ延びる円筒状の延伸部を有し、
前記延伸部は、光軸直交方向から見て、前記保持枠の一部と重なるように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズユニット。
【請求項9】
前記保持枠は、ガイドバーによって光軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズユニット。
【請求項10】
請求項1に記載のレンズユニットと、
前記レンズユニットを第1レンズユニットとすると、前記第1レンズユニットの像側に配置される第2レンズユニットと、を有するレンズ鏡筒であって、
前記第1レンズユニットおよび前記第2レンズユニットは、同じガイドバーによって光軸方向に移動可能であることを特徴とするレンズ鏡筒。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズユニット等に関する。特に、撮像装置に用いられるレンズユニット等に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
レンズ鏡筒には、製造過程で生じたレンズの傾きや偏芯等の位置ずれを補正するため、偏芯調整やレンズ間隔の調整などの光学調整機構が設けられる。偏芯調整は、基準となるレンズに対して、調整されるレンズを光軸直交方向に移動させる調整である。
【0003】
特許文献1には、第1の光学素子を保持する第1レンズ保持枠に対して、第2の光学素子を保持する第2レンズ保持枠を偏芯調整と倒し調整との2つ調整機構を備えたレンズ鏡筒が開示されている。
【0004】
特許文献2には、複数のレンズとレンズ保持枠を有し、レンズ保持枠は中間筒を介して筐体に保持され、中間筒は光軸直交方向へレンズ保持枠を偏芯させる芯出し手段を備えるレンズ鏡筒が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-219405号公報
特開2004-219608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、撮影画質の高画質化・高画素化が進み、レンズ鏡筒の製造過程で生じるレンズの位置ずれについて、より厳しい位置精度が要求されている。このような要求に対して、レンズ群に含まれる複数のレンズに対してそれぞれ独立した光学調整を施す場合がある。
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、基準レンズに対して複数のレンズを独立して光学調整する構成ではない。また、異なる光学素子の調整機構を設けた場合にはレンズ枠が大型化してしまうおそれがある。
【0008】
特許文献2に開示された技術では、基準レンズに対して複数のレンズの調整機構を備えているが、各調整機構が近接するように配置されることから、各調整機構が干渉しないようなスペースを設ける必要があるために機器全体が大型化してしまうおそれがある。
【0009】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、大型化することなく光学性能を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、複数のレンズを有するレンズユニットであって、前記複数のレンズのうち第1レンズを保持する保持枠と、前記複数のレンズのうち第1調整レンズを保持し、前記保持枠に対して光軸直交方向に調整可能な第1調整枠と、前記複数のレンズのうち第2調整レンズを保持し、前記保持枠に対して光軸直交方向に調整可能な第2調整枠と、を有し、前記第1調整枠は、前記保持枠に対して光軸方向における物体側に配置され、前記第2調整枠は、前記保持枠に対して光軸方向における像側に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る