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公開番号
2025085250
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023198994
出願日
2023-11-24
発明の名称
光マイクロスイッチ
出願人
新光技研株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
6/35 20060101AFI20250529BHJP(光学)
要約
【課題】ON時の光信号の劣化を抑制し、かつ、OFF時の光信号の誤伝送を抑制することに貢献することができる光マイクロスイッチを提供すること。
【解決手段】光マイクロスイッチは、入力用光ファイバと、出力用光ファイバと、入力用光ファイバと出力用光ファイバとの間の光路を変更する光路変更用光ファイバと、光路変更用光ファイバを保持する可動部材と、入力用光ファイバ及び出力用光ファイバの各端部を保持する保持部材と、可動部材を支持するケースと、を備え、可動部材は、入力用光ファイバの端面と光路変更用光ファイバの一方の端面とが対向し、かつ、出力用光ファイバの端面と光路変更用光ファイバの他方の端面とが対向する位置と、入力用光ファイバの端面と光路変更用光ファイバの一方の端面とが対向しない位置と、の間で切替可能に移動し、光路変更用光ファイバは、マルチコアファイバである。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
外部からの操作により光信号をスイッチングするように構成された光マイクロスイッチであって、
前記光信号を前記光マイクロスイッチに入力するように構成された入力用光ファイバと、
前記光マイクロスイッチから前記光信号を出力するように構成された出力用光ファイバと、
前記入力用光ファイバと前記出力用光ファイバとの間の光路を変更するように構成された光路変更用光ファイバと、
前記光路変更用光ファイバを保持するように構成された可動部材と、
前記入力用光ファイバ及び前記出力用光ファイバの各端部を保持するように構成された保持部材と、
内側にて前記可動部材をスライド可能に支持するように構成されたケースと、
を備え、
前記可動部材は、
前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの一方の端面とが対向し、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの他方の端面とが対向する第1の可動位置と、
少なくとも、前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向しない、又は、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向しない第2の可動位置と、
の間で切替可能に移動するように構成されており、
前記光路変更用光ファイバは、多数の細径コアが密集している構造のマルチコアファイバである、光マイクロスイッチ。
続きを表示(約 2,600 文字)
【請求項2】
前記保持部材は、前記ケースに対して、着脱可能であり、かつ、第1の状態と、前記第1の状態を反転させた第2の状態と、のどちらでも装着可能であり、
前記保持部材が前記第1の状態であるときにおいて、
前記ケースに対して前記可動部材が第1の位置にあるときに、前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向し、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向するON状態となり、かつ、
前記ケースに対して前記可動部材が前記第1の位置からスライドした第2の位置にあるときに、前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向せず、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向しないOFF状態となり、
前記保持部材が前記第2の状態であるときにおいて、
前記ケースに対して前記可動部材が前記第1の位置にあるときに、前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向せず、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向しないOFF状態となり、かつ、
前記ケースに対して前記可動部材が前記第2の位置にあるときに、前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向し、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向するON状態となる、
ように構成されている、請求項1記載の光マイクロスイッチ。
【請求項3】
前記保持部材は、前記ON状態であるときにおいて、前記入力用光ファイバの端面の中心と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面の中心と一致し、かつ、前記出力用光ファイバの端面の中心と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面の中心とが一致する、ように前記入力用光ファイバ及び前記出力用光ファイバを保持する、
請求項2記載の光マイクロスイッチ。
【請求項4】
前記入力用光ファイバ及び前記出力用光ファイバの各径は、前記光路変更用光ファイバの径よりも小さい、
請求項3記載の光マイクロスイッチ。
【請求項5】
前記光マイクロスイッチから前記光信号を出力するように構成された、前記出力用光ファイバとは別の他の出力用光ファイバと、
前記入力用光ファイバと前記他の出力用光ファイバとの間の光路を変更するように構成された、前記光路変更用光ファイバとは別の他の光路変更用光ファイバと、
を備え、
前記保持部材は、前記入力用光ファイバ、前記出力用光ファイバ、及び前記他の出力用光ファイバの各端部を保持するように構成され、
前記可動部材は、前記光路変更用光ファイバ及び前記他の光路変更用光ファイバを保持するように構成され、
前記可動部材は、
前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向し、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向し、かつ、前記入力用光ファイバの端面と前記他の光路変更用光ファイバの一方の端面とが対向せず、かつ、前記他の出力用光ファイバの端面と前記他の光路変更用光ファイバの他方の端面とが対向しない前記第1の可動位置と、
前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向せず、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向せず、かつ、前記入力用光ファイバの端面と前記他の光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向し、かつ、前記他の出力用光ファイバの端面と前記他の光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向する前記第2の可動位置と、
の間で切替可能に移動するように構成されている、
請求項1記載の光マイクロスイッチ。
【請求項6】
前記保持部材は、
前記ケースに対して着脱可能であるとともに、
前記可動部材が前記第1の可動位置であるときにおいて、前記入力用光ファイバの端面の中心と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面の中心と一致し、かつ、前記出力用光ファイバの端面の中心と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面の中心とが一致し、かつ、
前記可動部材が前記第2の可動位置であるときにおいて、前記入力用光ファイバの端面の中心と前記他の光路変更用光ファイバの前記一方の端面の中心と一致し、かつ、前記他の出力用光ファイバの端面の中心と前記他の光路変更用光ファイバの前記他方の端面の中心とが一致する、ように前記入力用光ファイバ及び前記出力用光ファイバを保持する、
ように構成されている、
請求項5記載の光マイクロスイッチ。
【請求項7】
前記入力用光ファイバ、前記出力用光ファイバ、及び前記他の出力用光ファイバの各径は、前記光路変更用光ファイバ及び前記他の光路変更用光ファイバの各径よりも小さい、
請求項6記載の光マイクロスイッチ。
【請求項8】
前記可動部材は、押し込むことにより前記可動部材の本体を直線的に移動させる操作部を有し、
前記光マイクロスイッチは、前記可動部材と前記ケースとの間において、前記可動部材の押し込む方向に圧縮するように配置された弾性部材を備える、
請求項1乃至7のいずれか一に記載の光マイクロスイッチ。
【請求項9】
押し込むことにより本体を直線的に移動させる操作部を有する操作部材と、
前記ケースの内側における、前記可動部材と前記ケースとの間において、前記可動部材がスライドする方向に圧縮するように配置された圧縮バネと、
前記ケースの内側において前記ケースに固定された板バネと、
を備え、
前記板バネは、前記操作部材からの押し込み力を受けることにより、前記圧縮バネが圧縮する方向に前記可動部材を押し込むように弾性変形するように構成されている、
請求項1乃至7のいずれか一に記載の光マイクロスイッチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光マイクロスイッチに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
光信号をスイッチング(ON/OFF切替、光路切替)する手段として、例えば、内部の光路の一部に空間を設け、当該空間に反射鏡、反射板、プリズム等の光方向変換手段を配設し、当該光方向変換手段の角度や位置を変えて光路を制御することにより光信号をスイッチングする光マイクロスイッチがある(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭58-089727号
実開昭62-200230号
特開平01-195622号
実開昭60-59437号
実開昭60-12217号
特開昭60-063830号
特開2006-195078号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
【0005】
しかしながら、光ファイバから空間に出た光は空間で拡がろうとする(放射する)ので、光方向変換手段を用いた光マイクロスイッチでは、入力用光ファイバから光方向変換手段を経てONにするべき出力用光ファイバに入力される光信号が劣化(接続損失が発生、S/N(Signal/Noise)比が悪化)したり、入力用光ファイバから空間を経てOFFにするべき光ファイバに光(放射した光の一部)が入り込んで光信号が誤伝送される可能性がある。
【0006】
本発明の主な課題は、ON時の光信号の劣化を抑制し、かつ、OFF時の光信号の誤伝送を抑制することに貢献することができる光マイクロスイッチを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一視点に係る光マイクロスイッチは、外部からの操作により光信号をスイッチングするように構成された光マイクロスイッチであって、前記光信号を前記光マイクロスイッチに入力するように構成された入力用光ファイバと、前記光マイクロスイッチから前記光信号を出力するように構成された出力用光ファイバと、前記入力用光ファイバと前記出力用光ファイバとの間の光路を変更するように構成された光路変更用光ファイバと、前記光路変更用光ファイバを保持するように構成された可動部材と、前記入力用光ファイバ及び前記出力用光ファイバの各端部を保持するように構成された保持部材と、内側にて前記可動部材をスライド可能に支持するように構成されたケースと、を備え、前記可動部材は、前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの一方の端面とが対向し、かつ、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの他方の端面とが対向する第1の可動位置と、少なくとも、前記入力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記一方の端面とが対向しない、又は、前記出力用光ファイバの端面と前記光路変更用光ファイバの前記他方の端面とが対向しない第2の可動位置と、の間で切替可能に移動するように構成されており、前記光路変更用光ファイバは、多数の細径コアが密集している構造のマルチコアファイバである、光マイクロスイッチ。
【発明の効果】
【0008】
前記一視点によれば、ON時の光信号の劣化を抑制し、かつ、OFF時の光信号の誤伝送を抑制することに貢献することができる光マイクロスイッチを提供することである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示に係る光マイクロスイッチの一例の構成を模式的に示した外観斜視図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの一例の構成を模式的に示した分解斜視図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの一例における可動部材の構成を模式的に示した斜視図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの一例の動作を模式的に示した(A)ON時の分解側面図、(B)OFF時の分解側面図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第1変形例の動作を模式的に示した(A)OFF時の分解側面図、(B)ON時の分解側面図である。
比較例1に係る光マイクロスイッチの構成を模式的に示した断面図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第2変形例の動作を模式的に示した(A)OFF時の分解側面図、(B)ON時の分解側面図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第3変形例の構成を模式的に示した断面図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第3変形例の入力用光ファイバ端面、光路変更用光ファイバ入力側端面、光路変更用光ファイバ出力側端面、及び出力用光ファイバ端面の各光範囲を模式的に示したイメージ図である。
比較例2に係る光マイクロスイッチの構成を模式的に示した断面図である。
比較例2に係る光マイクロスイッチの入力用光ファイバ端面、光路変更用光ファイバ入力側端面、光路変更用光ファイバ出力側端面、及び出力用光ファイバ端面の各光範囲を模式的に示したイメージ図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第4変形例の構成を模式的に示した分解斜視図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第4変形例における保持部材の構成を模式的に示した斜視図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第4変形例における可動部材の構成を模式的に示した斜視図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第4変形例の動作を模式的に示した(A)ON時の分解側面図、(B)OFF時の分解側面図である。
本開示に係る光マイクロスイッチの第5変形例の構成を模式的に示した分解側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。また、下記の実施形態は、あくまで例示であり、本発明を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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