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公開番号2025091434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206553
出願日2023-12-07
発明の名称ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20250612BHJP(光学)
要約【課題】広角端で広い画角を確保し、最短撮影距離が短く、大口径でありながら高い光学性能が得られるズームレンズを提供すること。
【解決手段】ズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、1つ以上のレンズ群を含み且つ広角端における合成の屈折力が正の後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、第1レンズ群の最も物体側のレンズは、負の屈折力を有し、フォーカシングに際して、第3レンズ群が移動し、広角端におけるズームレンズの焦点距離、第2レンズ群の焦点距離、第3レンズ群の焦点距離を各々適切に設定すること。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、1つ以上のレンズ群を含み且つ広角端における合成の屈折力が正の後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第1レンズ群の最も物体側のレンズは、負の屈折力を有し、
フォーカシングに際して、前記第3レンズ群が移動し、
広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfw、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
-1.0<fw/f3<-0.3
-0.7<f3/f2<0.0
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
0.6<f1/f3<2.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
-4.0<f1/fw<-1.8
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
-0.7<f1/f2<0.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項5】
望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
-1.0<ft/f3<-0.4
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項6】
望遠端におけるフォーカシングに際して前記第3レンズ群が光軸上を移動する距離をMD3t、望遠端における前記ズームレンズの光学全長をTLtとするとき、
0.00<MD3t/TLt<0.55
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項7】
広角端における前記第3レンズ群のフォーカス敏感度をES3wとするとき、
0.5<ES3w<1.1
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項8】
望遠端における前記第3レンズ群のフォーカス敏感度をES3tとするとき、
1.2<ES3t<2.3
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項9】
広角端におけるバックフォーカスをskw、広角端における前記ズームレンズの光学全長をTLwとするとき、
0.05<skw/TLw<0.20
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記第3レンズ群を構成するレンズのシェープファクタをSF3とするとき、
-1.4<SF3<-0.9
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズに関し、特にデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、撮像装置に用いる光学系には、小型でありながら、最至近撮影時における物体とレンズとの距離(最短撮影距離)を短縮し最大撮影倍率が大きい、そして高い光学性能を有することが要望されている。光学系全体の小型化を図りつつ、良好な光学性能を得るには、各レンズ群の屈折力や構成、各レンズ群のズーミングに伴う移動条件等を適切に設定することが重要となる。
【0003】
特許文献1には、物体側から像側へ順に配置された、負、正、負、正、負の屈折力の第1乃至第5レンズ群からなるズームレンズを開示されている。
【0004】
特許文献2には、物体側から像側へ順に配置された、負、正、負、負の屈折力の第1乃至第4レンズ群からなるズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-126058号公報
特開2021-135458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のズームレンズでは、フォーカシングは、開口絞りよりも物体側に配置されたフォーカス群である第3レンズ群で行われる構成となっている。しかしながら、第3レンズ群のフォーカス敏感度が低いため、最短撮影距離を短縮しようとするとズームレンズが大型化してしまうため、好ましくない。
【0007】
特許文献2のズームレンズでは、フォーカシングは、開口絞りよりも像側に配置されたフォーカス群である第3レンズ群で行われる構成となっている。しかしながら、第3レンズ群のフォーカス敏感度は高いが、第3レンズ群の屈折力が強いため、最短撮影距離の短縮には有利となるが、第3レンズ群の質量が増加したり、フォーカシングに伴う像面湾曲等の光学性能の変化が増加したりするため、好ましくない。
【0008】
本発明は、広角端で広い画角を確保し、最短撮影距離が短く、大口径でありながら高い光学性能が得られるズームレンズを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、1つ以上のレンズ群を含み且つ広角端における合成の屈折力が正の後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、第1レンズ群の最も物体側のレンズは、負の屈折力を有し、フォーカシングに際して、第3レンズ群が移動し、広角端におけるズームレンズの焦点距離をfw、第2レンズ群の焦点距離をf2、第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
-1.0<fw/f3<-0.3
-0.7<f3/f2<0.0
なる条件式を満足することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、広角端で広い画角を確保し、最短撮影距離が短く、大口径でありながら高い光学性能が得られるズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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