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公開番号2025090182
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205264
出願日2023-12-05
発明の名称ズームレンズおよび撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20250610BHJP(光学)
要約【課題】広画角かつ大口径で高い光学性能が得られるズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズは、負の屈折力の第1レンズ群L1と、少なくとも3つのレンズ群を含んで広角端における合成の屈折力が正の後群からなる。第1レンズ群は、物体側から像側へ順に連続して配置された3つの負レンズを含む。第1レンズ群の焦点距離f1、後群の広角端での焦点距離fRw、ズームレンズの広角端でのバックフォーカスBFw、ズームレンズの広角端での焦点距離fw、ズームレンズの広角端での半画角ωwは、-2.5≦f1/fRw≦-0.5および0.3≦BFw/(fw×tanωw)≦0.8なる条件を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置されたレンズ群が、負の屈折力の第1レンズ群と、少なくとも3つのレンズ群を含んで広角端における合成の屈折力が正の後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に連続して配置された3つの負レンズを含み、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記後群の広角端での焦点距離をfRw、前記ズームレンズの広角端でのバックフォーカスをBFw、前記ズームレンズの広角端での焦点距離をfw、前記ズームレンズの広角端での半画角をωwとするとき、
-2.5≦f1/fRw≦-0.5
0.3≦BFw/(fw×tanωw)≦0.8
なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
-3.0≦f1/fw≦-1.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記ズームレンズの望遠端での焦点距離をftとするとき、
-2.0≦f1/ft≦-0.5
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第1レンズ群L1の光軸上の長さをLD1、前記ズームレンズの望遠端での光学全長をTLtとするとき、
0.10≦LD1/TLt≦0.30
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記ズームレンズの広角端での光学全長をTLw、望遠端での光学全長をTLtとするとき、
0.70≦TLt/TLw≦1.10
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記後群は、最も物体側に第2レンズ群を有し、
広角端での前記第1レンズ群と前記第2レンズ群L2の光軸上の間隔をLD12w、前記ズームレンズの広角端での光学全長をTLwとするとき、
0.10≦LD12w/TLw≦0.30
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記ズームレンズの広角端での光学全長をTLwとするとき、
-0.40≦f1/TLw≦-0.20
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記第1レンズ群は、最も物体側に負レンズを有し、
該最も物体側の負レンズの物体側の面の曲率半径をR1、像側の面の曲率半径をR2とし、
SF11=(R2+R1)/(R2-R1)
とするとき、
-2.5≦SF11≦-1.2
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記第1レンズ群L1は、物体側から2番目に負レンズを有し、
該2番目の負レンズの物体側の面の曲率半径をR3、像側の面の曲率半径をR4とし、
SF12=(R4+R3)/(R4-R3)
とするとき、
-4.5≦SF12≦-1.2
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記第1レンズ群は、少なくとも1つの正レンズと前記少なくとも3つの負レンズを含み、
前記少なくとも1つの正レンズのd線における屈折率の平均をnd1p、前記少なくとも3つの負レンズのd線における屈折率の平均をnd1nとするとき、
-0.40≦nd1n-nd1p≦-0.20
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像等に用いられるズームレンズに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
レトロフォーカスタイプのズームレンズとして、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群と、複数のレンズ群を含む後群とを有するものが特許文献1、2に開示されている。特許文献1のズームレンズは、物体側から順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、開口絞り、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群および負の屈折力の第6レンズ群により構成されている。特許文献2のズームレンズは、物体側から順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、開口絞りを含む正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群および負の屈折力の第4レンズ群により構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-196572号公報
特開2021-135458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなズームレンズには小型かつ高変倍比でありながら高い光学性能を有することが求められ、このためには各レンズ群の屈折力や構成、さらにズーミングにおける移動条件等を適切に設定することが重要となる。
【0005】
特許文献1のズームレンズでは、第1レンズ群に含まれる負レンズの数が少なく、像面湾曲等の軸外収差を補正しつつ広角化を達成することが困難である。特許文献2のズームレンズでは、第1レンズ群の屈折力が強く、小型化には有利である。しかし、広角化と高い光学性能を得るためには、第1レンズ群に多くの非球面レンズを配置する必要があり、各非球面レンズの成形ばらつきによる光学性能の低下を招き易い。
【0006】
本発明は、広画角かつ大口径で高い光学性能が得られるズームレンズを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置されたレンズ群が、負の屈折力の第1レンズ群と、少なくとも3つのレンズ群を含んで広角端における合成の屈折力が正の後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。第1レンズ群は、物体側から像側へ順に連続して配置された少なくとも3つの負レンズを含む。第1レンズ群の焦点距離をf1、後群の広角端での焦点距離をfRw、ズームレンズの広角端でのバックフォーカスをBFw、ズームレンズの広角端での焦点距離をfw、ズームレンズの広角端での半画角をωwとするとき、
-2.5≦f1/fRw≦-0.5
0.3≦BFw/(fw×tanωw)≦0.8
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記ズームレンズを備えた撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、広画角かつ大口径で高い光学性能が得られるズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1のズームレンズの広角端および望遠端での断面図。
実施例1のズームレンズの(A)広角端および(B)望遠端での収差図。
実施例2のズームレンズの広角端および望遠端での断面図。
実施例2のズームレンズの(A)広角端および(B)望遠端での収差図。
実施例3のズームレンズの広角端および望遠端での断面図。
実施例3のズームレンズの(A)広角端および(B)望遠端での収差図。
実施例4のズームレンズの広角端および望遠端での断面図。
実施例4のズームレンズの(A)広角端および(B)望遠端での収差図。
実施例5のズームレンズの広角端および望遠端での断面図。
実施例5のズームレンズの(A)広角端および(B)望遠端での収差図。
実施例1~5のズームレンズを備えた撮像装置の概略図。
非球面形状に対する条件式の算出方法の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。ここでは実施例1~5のズームレンズを具体的に説明する前に、各実施例のズームレンズに共通する事項について説明する。図1、図3、図5、図7および図9はそれぞれ、実施例1~5のズームレンズの広角端および望遠端での断面を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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