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公開番号
2025089858
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204778
出願日
2023-12-04
発明の名称
車載器
出願人
パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
代理人
個人
主分類
G02F
1/1333 20060101AFI20250609BHJP(光学)
要約
【課題】車載器を構成する液晶ディスプレイにおけるGND性能の確保および安定化を実現することを目的とする。
【解決手段】液晶ディスプレイと、第1の板金と、第2の板金と、が層構造にて配置された車載器において、前記液晶ディスプレイと前記第1の板金とが導電性接着剤にてGND確保のために接続され、前記第1の板金と第2の板金とが前記導電性接着剤にてGND確保のために接続され、前記導電性接着剤の周囲に固定用接着剤が配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液晶ディスプレイと、第1の板金と、第2の板金と、が層構造にて配置された車載器であって、
前記液晶ディスプレイと前記第1の板金とが導電性接着剤にてGND確保のために接続され、
前記第1の板金と第2の板金とが前記導電性接着剤にてGND確保のために接続され、
前記導電性接着剤の周囲に固定用接着剤が配置される、
車載器。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記第1の板金は、前記導電性接着剤が塗布される部分に複数の貫通孔を有し、
前記液晶ディスプレイと前記第2の板金とが、前記複数の貫通孔を満たす前記導電性接着剤を介してGND確保のために接続される、請求項1に記載の車載器。
【請求項3】
前記複数の貫通孔は、同じ寸法の円形状にて構成される、請求項2に記載の車載器。
【請求項4】
前記第1の板金は、前記導電性接着剤が塗布される部分に絞り形状を有する、請求項1に記載の車載器。
【請求項5】
前記液晶ディスプレイと前記第1の板金との間において、前記導電性接着剤と前記固定用接着剤との間に隙間が形成される、請求項1に記載の車載器。
【請求項6】
前記第1の板金と前記第2の板金との間において、前記導電性接着剤と前記固定用接着剤との間に隙間が形成される、請求項1に記載の車載器。
【請求項7】
前記隙間は、前記導電性接着剤と前記固定用接着剤の熱収縮に係る物性に基づいて規定される、請求項5または6に記載の車載器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車載器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車載器の一例として液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)を含む表示装置が知られている。電子機器においては、電磁波妨害性(いわゆる、ノイズ)に対する要求を満たすために、様々な構造や手法が提案されている。一般的に車載器は、電磁波妨害性に対する規格において要求が厳しい。このような要求においてノイズ性能を確保するために、LCDなどの内部に搭載される電子部品に対し、複数個所にてGND(グランド)を確保する構造が必須となっている。しかし、車載器におけるLCDでは構造上、ビス締めできないものが多いため、GNDを確保する際にはアースバネでLCDと板金部分を接触させる構造が主流となっている。
【0003】
このような構造では、アースバネの変形や寸法外れなどが生じ、LCDの品質に影響を及ぼす。また、板金部分の形状により、アースバネを配置できない位置でGNDの確保が必要な場合や、板金部分を金属起工した後にGNDの箇所を増やす場合には、LCDと板金部分の間にガスケットなどの追加部材が生じ得る。その結果、例えば、組み立ての作業性の悪化、材料費などのコストアップ、追加部材の脱落リスクなどの課題が発生してしまう。
【0004】
例えば、特許文献1では、画像表示装置において、アース接続のために導電性接着剤を使用する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-164946号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、車載器の一構成要素である板金部材の表面には小さい凹凸が存在する。このような部材の表面に導電テープの貼り付けや導電性接着剤の塗布を行った場合、凹凸部には微小な気泡が入ってしまう可能性がある。気泡部分では、板金と導電性接着剤とが接触しない状態となる。したがって、GNDの確保のために中継部材である板金を介した場合、凹凸部などの影響により電気抵抗が増加し、GND性能が悪化することが想定される。また、導電性接着剤を用いた場合、LCDの変形や外圧などにより、導電性接着剤のはく離や脱落などが生じうる。その結果、GND性能の低下や落下物によるショートの発生などが起こり得る。そのため、GND性能の確保および安定化のために更なる改善が求められている。
【0007】
本開示は、上述したような従来の状況に鑑みて案出され、車載器を構成する液晶ディスプレイにおけるGND性能の確保および安定化を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、液晶ディスプレイと、第1の板金と、第2の板金と、が層構造にて配置された車載器であって、前記液晶ディスプレイと前記第1の板金とが導電性接着剤にてGND確保のために接続され、前記第1の板金と第2の板金とが前記導電性接着剤にてGND確保のために接続され、前記導電性接着剤の周囲に固定用接着剤が配置される、車載器を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、車載器を構成する液晶ディスプレイにおけるGND性能の確保および安定化を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る車載器の構成例を示す爆発図
本発明の一実施の形態に係る接続状態を説明するための概念図
比較例としての従来構成の接続状態を説明するための概念図
板金の表面の凹凸部を説明するための拡大図
本発明の一実施の形態に係る接続状態を説明するための概念図
本発明の一実施の形態に係る接着剤の配置を説明するための概略図
本発明の別の実施の形態に係る構成例を説明するための概念図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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