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公開番号
2025086660
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200799
出願日
2023-11-28
発明の名称
光学機器およびその制御方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/28 20210101AFI20250602BHJP(光学)
要約
【課題】誤操作を低減しつつ、容易にAFでのフォーカスレンズの駆動範囲を制限する。
【解決手段】AFによるフォーカスレンズの駆動が可能な光学機器に、AFにおけるフォーカスレンズの駆動範囲を第1の範囲に設定する第1モードと駆動範囲を第1の範囲より狭い第2の範囲に設定する第2モードとを切り替えるために操作される第1の操作手段131と、第2モードにおいて駆動範囲を第2の範囲に制限するフォーカスリミット動作の開始を指示するために操作される第2の操作手段132とを設ける。制御手段102は、AFかつ第2モードにおいてフォーカスリミット動作の開始指示がなされることに応じて、第2の範囲を、該開始指示時点でのフォーカスレンズの位置を基準位置とする範囲に設定する。第2の範囲が設定された後にAFによるフォーカスレンズの駆動の開始が指示されることに応じて、フォーカスレンズを第2の範囲内で駆動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
オートフォーカスによるフォーカスレンズの駆動が可能な光学機器であって、
前記フォーカスレンズの駆動に関する制御を行う制御手段と、
前記オートフォーカスにおける前記フォーカスレンズの駆動範囲を第1の範囲に設定する第1モードと前記駆動範囲を前記第1の範囲より狭い第2の範囲に設定する第2モードとを切り替えるために操作される第1の操作手段と、
前記第2モードにおいて前記駆動範囲を前記第2の範囲に制限するフォーカスリミット動作の開始を指示するために操作される第2の操作手段とを有し、
前記制御手段は、
前記オートフォーカスが選択され、かつ前記第2モードが設定された状態において前記フォーカスリミット動作の開始指示がなされることに応じて、前記第2の範囲を、前記開始指示の時点での前記フォーカスレンズの位置または前記開始指示の後に最初に前記オートフォーカスによって前記フォーカスレンズが駆動された合焦位置を基準位置とする範囲に設定し、
前記第2の範囲が設定された後に前記オートフォーカスによる前記フォーカスレンズの駆動の開始が指示されることに応じて、前記フォーカスレンズの駆動を前記第2の範囲内で制御することを特徴とする光学機器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記オートフォーカスにおいて、前記フォーカスレンズを前記駆動範囲内で移動させてデフォーカス量を取得するサーチ動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項3】
前記制御手段は、ユーザ入力に基づいて前記第2の範囲を変更することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項4】
前記第2の範囲は、前記基準位置から被写界深度の逓倍の前記フォーカスレンズの駆動量となる位置までの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項5】
前記第2の範囲は、前記基準位置から前記フォーカスレンズを含む撮像光学系の絞り値および焦点距離のうち少なくとも一方に応じた位置までの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項6】
前記光学機器は、前記オートフォーカスにおける合焦判定を行うカメラに対して着脱可能に装着されるレンズ装置であり、
前記合焦位置を前記基準位置とする場合において、前記制御手段は、前記カメラから送信される前記合焦判定の結果に基づいて前記基準位置を設定することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項7】
前記光学機器は、前記オートフォーカスにおける前記フォーカスレンズの駆動量を送信するカメラに対して着脱可能に装着されるレンズ装置であり、
前記合焦位置を前記基準位置とする場合において、前記制御手段は、前記カメラから受信する前記駆動量が所定量より小さくなったときの前記フォーカスレンズの位置を前記合焦位置として前記基準位置に設定することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項8】
前記光学機器は、前記オートフォーカスにおける前記フォーカスレンズの駆動指示を合焦状態まで繰り返し送信するカメラに対して着脱可能に装着されるレンズ装置であり、
前記合焦位置を前記基準位置とする場合において、前記制御手段は、前記カメラから前記駆動指示を受信しない時間が所定時間より長くなったときの前記フォーカスレンズの位置を前記合焦位置として前記基準位置に設定することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項9】
前記第2の操作手段は、前記フォーカスレンズを含む撮像光学系を収容した鏡筒部のうち像側の端よりも物体側の端に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項10】
前記第2の操作手段は、前記鏡筒部のうち正姿勢において下側または物体側に向かって左側となる位置に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の光学機器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォーカスレンズの移動を制御するレンズ装置等の光学機器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
フォーカスレンズの駆動範囲を制限することでピント合わせに要する時間を短縮するレンズ装置が特許文献1に開示されている。具体的には、マニュアルフォーカス(MF)モードにてユーザがフォーカス操作リングを回転させて基準位置へフォーカスレンズを移動させた後にオートフォーカス(AF)モードに切り替える。AFモードでは、基準位置を含む所定の駆動範囲内でAFによりフォーカスレンズを駆動して合焦状態を得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-7839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のレンズ装置では、MFモードを選択してからAFモードに切り替えるというユーザによるモード切替えの操作が必要である。つまり、AFモードのままでフォーカスレンズの駆動範囲を制限することができない。またフォーカス操作リングを光軸方向にスライドさせることによりAFモードとMFモードを切り替えるが、スライドさせる際にフォーカス操作リングが回転すると、基準位置がずれるおそれがある。
【0005】
さらに単純に1つの操作だけでフォーカスレンズの駆動範囲が制限される構成では、誤操作による駆動範囲の制限が発生する可能性が高くなる。
【0006】
本発明は、誤操作のおそれを低減しつつ、容易にAFにおけるフォーカスレンズの駆動範囲を制限することができるようにした光学機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としての光学機器は、オートフォーカスによるフォーカスレンズの駆動が可能である。該光学機器は、フォーカスレンズの駆動に関する制御を行う制御手段と、オートフォーカスにおけるフォーカスレンズの駆動範囲を第1の範囲に設定する第1モードと駆動範囲を第1の範囲より狭い第2の範囲に設定する第2モードとを切り替えるために操作される第1の操作手段と、第2モードにおいて駆動範囲を第2の範囲に制限するフォーカスリミット動作の開始を指示するために操作される第2の操作手段とを有する。制御手段は、オートフォーカスが選択され、かつ第2モードが設定された状態においてフォーカスリミット動作の開始指示がなされることに応じて、第2の範囲を、上記開始指示の時点でのフォーカスレンズの位置または上記開始指示の後に最初にオートフォーカスによってフォーカスレンズが駆動された合焦位置を基準位置とする範囲に設定する。第2の範囲が設定された後にオートフォーカスによるフォーカスレンズの駆動の開始が指示されることに応じて、フォーカスレンズの駆動を第2の範囲内で制御することを特徴とする。
【0008】
また本発明の他の一側面としての制御方法は、オートフォーカスによるフォーカスレンズの駆動が可能な光学機器に適用される。光学機器は、オートフォーカスにおけるフォーカスレンズの駆動範囲を第1の範囲に設定する第1モードと駆動範囲を第1の範囲より狭い第2の範囲に設定する第2モードとを切り替えるために操作される第1の操作手段と、第2モードにおいて駆動範囲を第2の範囲に制限するフォーカスリミット動作の開始を指示するために操作される第2の操作手段とを有する。制御方法は、オートフォーカスが選択され、かつ第2モードが設定された状態においてフォーカスリミット動作の開始指示がなされることに応じて、第2の範囲を、上記開始指示の時点でのフォーカスレンズの位置または上記開始指示の後に最初にオートフォーカスによってフォーカスレンズが駆動された合焦位置を基準位置とする範囲に設定するステップと、第2の範囲が設定された後にオートフォーカスによるフォーカスレンズの駆動の開始が指示されることに応じて、フォーカスレンズの駆動を第2の範囲内で制御するステップとを有することを特徴とする。なお、上記制御方法に従う処理をコンピュータに実行させるプログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、誤操作のおそれを低減しつつ、容易にAFにおけるフォーカスレンズの駆動範囲を制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のカメラシステムの構成を示すブロック図。
実施例1のレンズ装置におけるフォーカス状態の遷移図。
実施例1におけるフォーカスレンズの駆動範囲を示す図。
実施例1におけるフォーカスレンズの駆動範囲1~3を示す図。
実施例2におけるフォーカスレンズ制御を示す図。
実施例2におけるカメラ-レンズ間の通信とフォーカスレンズ制御を示す図。
実施例3のレンズ装置におけるスイッチ配置を示す図。
実施例1におけるリミットAF状態での処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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